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2004年02月09日 (月)

「白い巨塔」と「砂の器」のヒットが示すこと

蘇る角川商法

 いま、視聴率で好評なのは2つのドラマ。

 「白い巨塔」と「砂の器」だそうです。「白い」はたまに見る時もありますが、後者については放映されていることすら知りませんでしたが、家族が好きでよく見てるようです。

 実はこの2つ。日本を代表する映画です。学生時代、池袋文芸座で何度も見た経験があります(凝り性なだけに少なくとも30回は見たはず)。

 ドラマのおかげで文庫本、DVDがバカ売れとか。とくにDVDは、いま、テレビで放送しているドラマの予約注文ではなく、かつて、田宮二郎が主役財前五郎に扮した大映映画版のDVDだとか。丹波哲朗さん、加藤剛さんの「砂の器」も売れてます(わたし、両方とも持ってます。面白いことに、この2つの映画に加藤嘉さんという青俳出身の名優が登場しています。それぞれ大河内教授役、和賀英良こと元浦秀夫の父親役)。

 「これは当たる」「オリジナル版も売れる!」と廃盤になってる作品をもう一度ブレスにかけることは、大変、勇気のいることですが、よくやりましたね。

 かつて、「犬神家の一族」で映画と小説の2つをヒットさせたことから、メディミックスで成功することを角川商法と言いました。今回の商法はリメイクとオリジナル、そして文庫を売る「新しい形のメディアミックス」ですかねぇ。




いまの時代ヒットする企画はこれ!

「砂の器」は松本清張さんの原作ですが、正直、映画のほうがはるかに出来がいいです。というのも、原作は後半から謎解きの科学小説のようになって「人間」が見えなくなるからです。もちろん、原作がなければ映画のホン(脚本)もできなかったわけですけどね。

 橋本忍さん、そして山田洋次さん(寅さん映画の監督)がホンを書きました。旅館で2人こもって書き上げます。かつて山田さんの本の中にこんなくだりがありました。

 「山田くん、この小説を映画にした時、クライマックスはどこだと思う?」

 「・・・」

 「ここだよ、ここ。・・・わずかばかりの餞別をもらって村を追い出された父子2人が、雨や雪、いじめ、偏見といった迫害の中で、2人でしかわからない旅をしてきた。このシーンを日本の美しい四季を通じて描けないだろうか・・・」

 ハンセン氏病を癒やすために巡礼の旅に出たんですね。それは地獄の日々でした。少年を人間不信にする出来事ばかりです。この苦難によって、かえって父子の愛情はさらに強く育まれていったのです。

 テレビではどう描いたか(これからか?)は知りませんが、映画ではそれはそれは美しい映像でした。それだけに、父子の愛情の深さが輝いていました(わたし自身、父親だけにこのシーンはたまらないですね)。

 「あげな思いをしてきた親と子だよ。オレはおまえのクビに縄をかけてでも引っ張ってくからな」(余命少ない父親の入院先に連れて行こうとした三木元巡査)

 「和賀は父親と会いたかったでしょうね」(吉村刑事)

 「そんなこと決まっとる! いま、彼は父親と合ってる。もう彼には音楽の中でしか父親に会えないんだ」(今西刑事)

 音楽の世界、イメージの世界でしか会えない。けれども、「愛」で結ばれた父子ならば、それで十分通じ合えます。なぜなら、「愛」は距離や時間といった制約など簡単に超越してしまうからですね。



 トレンディドラマは今後も相変わらず視聴率が取れるでしょう。しかし、いま、日本人はちょっと違う「愛」の形に惹かれているのかもしれません。愛は愛でも、恋愛に代表されるような愛ではなくて、もっともっと強くて神々しい普遍の「愛」ですね。

 どんなことがあっても絶対に変わらぬ愛・・・への共感というか憧れ(それだけ心が冷えて寒い人が増えているということかなぁ)。



 さて、これからテレビでヒットするとしたら、「白い巨塔」と同じく山崎豊子さんの「華麗なる一族」かもしれません。

 「小が大を呑む」という金融界の群雄割拠をベースにした作品でしたけど、いまの時代を見れば、まさにドンピシャ。日本の金融機関の栄華と破綻、そして地獄。外資系金融機関でもある新生銀行みたいのも登場させれば面白いんじゃないかなぁ。



 ところで、吉野家が牛丼を500円で出すらしいね。この値段は和牛だからしょうがないけど、店舗を限るにしても、有終の美があるからこそフィーバーするのであって、いつでも食べられるとなったら、下手すると、価格を上げ下げして愛想を尽かされたマクドナルドの二の舞になるんじゃないかぁ?

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2004年02月02日 (月)

吉野家が寿司屋になる日

豚肉がダメになったらどうするの?

 いよいよ、吉野家の牛丼がなくなりますね。

 地域によっては、もうすでに消えたところもあるでしょう。松屋、なか卯からも牛丼も消え、カレーと鰻丼、鮭イクラ丼、焼鶏丼ばっかし。

 こうなると、近々、「牛丼」がヤフーオークションに登場するかもね(んなわけない!)。

 鳥インフルエンザのために、焼鶏丼も消えて無くなりました。

 これで豚肉に何かあれば、日本人はもう魚と野菜しか食べられなくなり、ベジタリアンになってしまいます。

 おそらく、吉野家のメニューは「鮭イクラ丼」「海鮮丼」「ウニイクラ丼」・・・なんだ寿司屋かぁとなるかもしれませんなぁ。

 「えっ、吉野家が寿司屋に!?」




脱皮できない蛇は死ぬ!

 ダーウィンの『進化論』の中に、最後に生き残る生物は何かという問いがあります。

 @もっとも賢い生物。

 Aもっとも強い生物。

 Bもっとも変化に対応できる生物。

 あなたはどれが最後まで生き残ると思いますか?

 そう、Bの変化に対応できる生物ですね。

 頭がいいでも、強いでもないんです。周囲の環境変化に対応して自分を変えられる生物が最後まで生き残れるのです。ずばり言えば、過去の自分をいつでも捨てられるということです。

 「脱皮できない蛇は死ぬ」という言葉が中国にはありますが、人間も組織も同じですね。

 「自分がいちばん」という自信を持つのは素晴らしい。かといって、それで思い上がって油断していたら足をすくわれます。まして、ビジネスの世界は生き馬の目を抜く世界では、あっという間に形勢逆転を余儀なくされるでしょう。

 傲慢は必ず油断とコンビでやってきます。

 その油断とは、たとえば、「いまの好調な状態」が永遠に続くという自惚れであったり、過去の成功体験にとらわれるあまり、商品やサービス、マネジメントが陳腐になっていることに気づかなかったり、気づいていても「まだまだいける」と対応が遅かったりすることです。

 ドラスティックに方向転換する舵取りができますか?

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2004年01月26日 (月)

捨てなければ得られない!

二度と手に入らない宝物


 人間、いったん手に入れた宝物を捨てることはなかなかできません。

 おもちゃをプレゼントされた子ども。実は、それはお兄ちゃんにあげるものだった。

 「ほら、ボクにはこっちの縫いぐるみを買ってあげたの。それはお兄ちゃんのでしょ?」

 しかし、いくら言っても手放すわけがありません。

 古賀さんもきっとそうなんでしょうねぇ。

 とくに、衆院議員という宝物は政治家にとっては子どもの「おもちゃ」以上のものでしょう。あの山タフを破って当選したのですから快挙。下手すると、二度と手に入らない宝物だったのかもしれません。




ああ勘違い!


 捨てなければ得られない物が、世の中にはたくさんあります。

 あんなにしがみついた宝物だったのに、手放した後、振り返ると、「えっ、こんなものだったの?」と気づくことも少なくありません。

 たとえば、サラリーマンにとっての会社。わたしなんか、転職したとたん、会社の本質に気づいてしまいましたもの。

 「あっ、会社が好きだったんじゃないな。仕事がしたかったんだ」

 辞めた途端に雁字搦めの網が切れて、開放感と解放感でいっぱんになりましたもの。

 やっぱり、安住は人間の可能性を殺します。

 捨てずに愚痴ばかり言ってるサラリーマンはいまもたくさんいるでしょう。そして、定年になった時に後悔するわけです。

 「あの時がチャンスだった、あの時にジャンプしとけば良かった」

 そういう人はいまからでも十分、間に合うことを知らないのです。

 しかし、捨て所、捨てるタイミングを誤る人は少なくありません。

 傍観するに、古賀さんもタイミングを逸しました。

 「詐称ではありません。事実誤認です。しかし、政治家としての不明を恥じて辞職します。もう一度、雑巾がけから始めます」と宣言したら、「次」があったと思いますよ。

 おそらく、出処進退の鮮やかさとイケメンのおかげでマスコミの引っ張りだこになったでしょう。テレビなんて単純だから、テレビタックルとか朝まで生テレビとかね。そしたら、次の選挙は「ほとんど死に体」の山タフなど問題なく当選確実ですよ。

 しかし、彼はいま山タフ以下になってしまいました。あの人は下半身に問題がありましたが、この人は唯一の「売り」である清廉さを捨ててしまったのです。

 彼にとってもっとも大切にしなければいけない宝物とは、「議員資格」ではなく「清廉イメージ」だったんです。

 捨てるべき物を間違えましたな。

れでも主役で頑張りたい。逆に言えば、脇役でいる限り人は本気にはならない。リストラはチャンスそのものを無くしてしまう。やっぱり、淋しい仕打ちである。

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2004年01月19日 (月)

ゴールへの道は一本だけじゃない!

ルートはいくつもある

 自衛隊のイラク派遣が現実のものとなりました。

 大臣は大仰な使命感を鼓舞して送り出していましたが、まるで出征兵士を送る歌のようでしたね。

 大義名分、使命感がなければ、人間は魂のこもった仕事ができないんです。

 これから何が起こるかわかりません。「不測の事態」があれば、政権瓦解もありうるでしょう。

 この行動が国際社会への仲間入りを宣言するものではけっしてありません。ただ、北朝鮮との問題を抱え、日本も軍事的な行動をとるのだというメッセージにはなったでしょうね。

 「自衛隊がイラクに行って何の役に立つの?」と思うかもしれませんが、小泉さんはイラクだけを見ているのではありません。北朝鮮に対してのメッセージを込めていると思いますよ。

 「経済制裁は戦争を意味する」

 これは北朝鮮側のスタンスです。同時に、これは本当だよという意見は小沢一郎さんです。ですから、いたずらに経済制裁という言葉を国会で議論すべきではない、というスタンスでしょう。

 拉致問題についても、北朝鮮は一つのルートだけに固執せず、二つ、三つとルートを作って、自国に有利に運べるように研究、模索しています。それに対して、日本の外務省など、いつだって道は一本しかありません。当然、このルートがなくなれば交渉破綻。かといって、NGOなどのルートは絶対に認めない。妨害する。国益ではなく、そこにあるのは省益だけなんでしょうな。

 けど、富士山登山でもルートは何通りもあります。問題解決には様々な方法があります。「これしかない」「このルートしか認めない」という狭量な選択で解決できるほどことは単純なんでしょうか。




キーパースンは一人で五票持っている!

 人間が二人以上集まれば、必ずリーダーとフォロアーに分かれます。リーダーは決裁権を持ち、フォロアーはその決定に従うのです。

 もし十人いたら十人全員が平等に票を持つことなどありません。一人で五票分持っている人が必ずいます。金正日さんなど、一人で全票持ってますものね。

 このキーパースンを動かすことが外交です。動かすという意味は、揺さぶりをかけるということです。そのためにも、一本のルート、方法ではダメなんです。

 彼らが展開しいるように、あらゆるルートから揺さぶりをかける。フックがあった部分に集中し、そこから全面展開する。一点集中全面展開は全共闘のスローガンだったではありませんか。

 「この数年間の努力が水の泡」

 こうならないためにも、ルートはたくさん作っておく。それがリスクマネジメントだと思うんですがねえ。



 ところで、自衛隊派遣した後、政界が平安すぎると思わない?

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2004年01月12日 (月)

いよいよ吉野家カウントダウン!

人生最大の危機!

 「わたしが生きている間、経験できないであろう最大の危機です」

 吉野家D&C、安部修仁社長の記者会見での言葉です。

 昨年末、米国ワシントン州でBSE(牛海綿状脳症)感染疑惑牛発見の発表がありましたね。おかげで、輸入禁止。

 吉野家にとってはまさに青天の霹靂。上を下への大騒ぎだったでしょうな。

 この時、吉野家には「やるリスク」と「やらないリスク」があったと思いますよ。

 「あくまでも牛丼にこだわるリスク」

 「牛丼からほかの商品へと切り替えるリスク」

 いずれ解禁されるにしても、それが数日後なのか、数カ月後なのか、それとも数年後なのかわからないとなると、先送りなんてできません。

 いずれにしても、リスクとリターン(メリットとデメリット)を評価して判断する。ここがキモですね。




ブームは広報戦略で作れる!

 このままいけば、平成十六年一月〜二月には牛丼が提供できなくなるといいます。

 年明けから吉野家は緊急対策として深夜営業店を閉鎖したり、特盛の販売停止ですもんね。カレー丼とかいくら鮭丼、焼鶏丼も投入してます。

 道を歩くたびに、吉野家を覗いてますよ。

 「客、入ってるかなぁ?」

 やっぱり、吉野家は牛丼だよ。カレー丼なら子会社のHOTPOTで食べるよ、という人が多いんじゃないかな。たしかに、味にしても値段にしても、カレー専門店「COCO壱」のほうがいいものね。これからは専門店の時代ですからね。吉野家にとって、いまは世を忍ぶ仮の姿ということですな。

 かつて、吉野家がグンと伸びたのは並盛一杯二百八十円という価格破壊を引っさげて、業界を席巻した時です。けど、この時、二百八十円だからヒットしたんじゃありませんよ。わたし、売上推移をじっと観察してましたもの。

 すると、二百八十円という価格破壊が連日、ニュースとしてテレビ、新聞で話題になった。この露出効果、宣伝効果が客を作りだしたんです。それが証拠に、二百八十円に切り替える数日前からもうすでに客数はピークを迎えていましたもの。ずばり言えば、牛丼など、考えに考え抜いて食べる物ではありません。あっ、吉野家だ、牛丼でいいか、という「衝動食い」なんです。

 今回の一大危機を絶好のチャンスに変えるには、「牛丼カウントダウン」なるものを演出して、「ラストまであと何杯!」というキャンペーンを展開すべきでしょうな。

 「最後の牛丼を食べた人には狂牛病の地カナダ旅行!」なんてね。このくらいやらないと、元は取れないよ、吉野家さん。



 ところで、拉致問題だけど今年で決まりそうですな。というか、小泉さんにとっては参院選がもたないよ。ほかの派閥も拉致問題で点数稼いで人気とろうとしてるのが見え見えだね。

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2004年01月01日 (木)

今年も宜しくお願いします!

いよいよ開幕!

 新年明けましておめでとうございます。

 旧年中はいろいろとお世話になりまして、ありがとうございました。

 どうぞ、今年も懲りずに宜しくお願いしますね。



 しかし、大晦日は民放のおかげで、わたしは仕事が手につきませんでしたよ。仕事場のテレビはすべての放送が同時に見られるんで、格闘技ばかりを集中して見てました。

 ボブ・サップと曙戦。曙がこのマッチを受けた時から、もう勝つものと踏んでいましたよ。そういうストーリーができている思ったわけです。しかし、曙が勝手にマットに沈んでいきました。

 実際、ボブは攻めあぐんでいましたけどね。

 曙のご家族も観戦してましたけど、子どもには酷な企画でしたね。負けた曙はもちろん、勝ったボブにもまったくメリットのない企画でしたね。

 勝ったのはテレビ局だけかな・・・。視聴率がどうなのか、気になるばかりです。




今年はこうなる!

 2003年は、明るいニュースをあまり聞かない一年でしたね。今年もそれは同じでしょう。

 まだまだ不良債権処理が進まない金融機関、国家と地方の財政危機、テロ、戦争、拉致問題、凶悪犯罪の多発と検挙率の低下、なにより政治の不安定など、いよいよ、日本人は日本という国を信頼しなくなります。

 「もう会社は信用しない」

 これが去年まで、ビジネスマンが学習した事がらです。

 「もう国を信用しない」

 これがこれから三年間で日本人が学習する事がらです。

 信じるものは、どこまでいっても自分の力。ストレスの強い社会になりそうです。全体としては、弱肉強食の時代になるということです。

 それだけに、家族という単位を大切に考える日本人が増えるのではないでしょうか。小さな幸福、四畳半の幸せとでも言いますか、大きな成功、腹一杯の幸福感などいらない。小さな幸せをかみしめて生きていく、という感じでしょうか。

 去年までは「お金」に関する話題がにぎやかでしたね。今年も相変わらず、お金マターの話題は多くなるでしょうが、しかし、それ以上に「好きなことをしたい」「自分にあったことができればいい」「可能性を試してみたい」という人間としての根元的な願望を叶えよう、というニーズがもっともっと表面に浮かんでくるでしょう。

 一言で言えば、「足るを知る」という美学を再認識する一年になるのではないでしょうか。



 ところで、はなわとテツ&トモだけど、今年、どうなるかな? 他人のことより自分を心配しろって? 確かに・・・。

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2003年12月22日 (月)

マクドナルドの教訓

独り言

 忘年会シーズンも終わり、ビジネスマンの多くは今週で仕事納めではないですかね。今年はもう土曜から休みという人も少なくないでしょう。

 いいですねぇ。わたしは、これからが仕事です。

 家族みんなは旅行、わたしは例年通り、仕事場に引きこもりで仕事。

 たしか、今年の正月もいつ元旦だったのか、いつ松の内が終わったのか、まったく気づかなかったものね。家族が帰ってくるまでテレビも見なかったから、まったく世の中の動きに取り残されていました。

 おそらく、今回もそうなることでしょう。少なくとも1月末までは、目一杯、仕事が入ってますから、わたしの正月はこれまた例年通り2月からです。

 まるで受験生だよ、これじゃ。




一気に時代が変わる!

 マクドナルドに君臨してきた藤田田さんが完全に経営から退くことになりました。藤田商店と日本マクドナルドホールディングスの経営委託が解約されたんですね。

 この解約金、なんと62億4900万円とのこと。すごいですなぁ。それだけの金額を払っても、手を切りたかったのかねぇ。

 二年連続の赤字、とくに黒字予想を一転、大きく上回る赤字(税引き後利益)、前年同期比をつねに下回る数字では抜本的な対策は当然のことですね。

 元もと、日本マクドナルドは当初からマネジメントにおいては外国のマクドナルドと異なり、治外法権であったはずです。株式比率、内部留保の使い道など、超優等生として特別扱いされてきたからね。理由は、もちろん、藤田さんの打つ手打つ手がズバズバ的中させたことにあるからですね。

 創業当初、当時、三越社長の某氏にはほとんど嫌がらせともいえるほど多くの制約条件を課せられたにもかかわらず、銀座という立地にこだわって出店し、あっという間に日本にハンバーガー文化を普及させました。以来、新しい食文化は銀座が情報発信基地と注目されることになりました。ほかの外食産業にしても、マクドナルドの成功があればこそ、こまで伸びてきたともいえます。

 赤字転落のきっかけは、エコノミストたちによれば、「デフレ収束の判断ミスだ」とのことですが、わたしはそうは思いません。「ハンバーガー六十五円」という驚異的な価格破壊を引っ提げて業界に大激震を与えたあと、「デフレはもう終わった」と勝手に値上げしてしまいました。ところが、売上は急ブレーキ、慌てて再度の値下げで「五十九円」。

 この迷走に狂牛病騒動。

 藤田さんが指摘したようにデフレは収束しつつあることは確かです。しかし、「デフレ収束の判断ミス」という判断こそミスではなかったか、とわたしは思うのです。

 人間というものはそれほど論理的な動物ではありません。言いかえれば、経済的な判断ですべて動くものではないのです。それよりも、感情的、心理的な動機づけで判断を下す生き物です。だれにも「値頃感」というものがあります。「この商品なら六十五円までは払うけれどもそれ以上は嫌だ」という心理です。

 「日本人でも百年間、ハンバーガーを食べ続ければ金髪になる」と豪語した藤田さんですけど、価格を上げるのであれば、同時に付加価値をつけなければお客はけっして納得しない、という商人としての判断ミスではなかったでしょうか。



 ところで、ダンディ坂野、最近、元気ないな。間違いない! エネルギー、切れたか?

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2003年12月15日 (月)

中東はこれからも複雑怪奇です

逮捕!

 フセイン元大統領が拘束されました。

 どうやら、身内のチクリで見つかったとか。しかし、見つかった状況といい、その立場といい、違いはありますが、わたしが連想したのは「ああ、これ、オウムの麻原と同じじゃないか・・・」ということでした。

 麻原は教団施設内に特別隠れ場所。そこにお金をしこたま入れたまま、隠れていたのが見つかりました。

 一方、フセインは七千五百ドルの所持金。それにほとんど穴蔵。窮乏生活がしのばれますよ。

 このニュースは当然、テレビ好きの将軍様もご覧になっていたことでしょう。

 「明日はわが身」とつくづく感じていたことでしょうな。

 フセイン逮捕で、ドル高です。金融筋はこのニュースですぐにドル高円安のポジションにしたでしょう。同時に株はあがる、とくに輸出関連はあがると踏んだと思います。

 アメリカにとっても、小泉さんにとっても、これ以上の朗報はないでしょう。とぢらも手詰まりでにっちもさっちもいかなくなってましたからね。

 「フセイン拘束!」

 これはオセロの一発逆転にも匹敵する「事件」でした。




テロの不安はまだ続く

 もちろん、これでイラクが沈静化するわけではありません。

 もう、映画「ダイハード」も真っ青のアルカイダですから、イラク暫定統治機構によるフセイン裁判中にも、どんな手を打ってくるかまったくの未知数です。

 「中東の情勢は複雑怪奇」

 かつての平沼騏一郎内閣と同じにならないように祈るばかりです。

 国内にはテロの不安がじわじわと・・・来てますね。わが家の家族など、都心には出かけないようにとおふれが出ております。

 都内に用事を頼むと、「危険手当!」といって2割増しに取られます。「忘年会に行って来る」というと、費用の同額のペナルティを取られております。

 テロの危険は家計にもひしひしと押し寄せているのです。

 しかし、テロリストにしてみれば、日本ほどやりやすく、また効果のある標的はありませんな。平和呆けした日本人は、一朝、ことあれば、過剰反応して、一歩も外を出なくなるかもしれません。

 地震に加えて、テロの不安。

 いよいよ、安全は金では買えない。みんな仲良く生きていることがどれだけ崇高なことなのかを再認識する絶好の機会ですな。



 それにしても、やわらちゃん。あの子、意外とブランド好きですねぇ。全身、ブランド漬けなのに、だれにも気づかれない。顔とスタイルで妙に得してると感じるのは、わたしだけでしょうか。

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2003年12月08日 (月)

小泉内閣はもちません!

これ、命取りになるよ

 外交官2人が殉職しましたね。春秋に富む優秀な人間が犠牲になりました。

 一方、大使館の責任者であるイラク大使はイラクにはいませんでした。彼はずっと霞ヶ関にいるんです。イラクは危ないですからね。

 小泉さん曰く、「イラクへの自衛隊派遣は揺らぐことはない!」とのこと。初志貫徹ということです。

 トップの決断でいちばん難しいのは初志貫徹よりもドタキャンなのです。エベレスト登頂50メートル前で下山を決断する。企業提携の仮調印を済ませたあとに破棄する。明日、挙式という前日になってドタキャンする。

 このまま行けば楽なんです。途中で進路を変更することは関係処方面に摩擦が起こりますから普通の人ではできません。ドタキャンできるのはワンマン経営者、独裁者だけです。

 「独裁者」という異名をとる小泉さんですが、この人を見て気づくのは最初決めたことはどんなに条件が変っても気にしないで突き進むということです。「猪突猛進」という言葉が最適です。

 今まで「国連外交」と言い張ってきたのに、さっさと「ブッシュの戦争」に賛意を表明し、国連を捨てアメリカに付いた。「ベトナム戦争時と同じように、いずれフランスも折れてくる」という外務省のミスリードからすべて端を発しています。

 あの時から現地での犠牲者、自衛隊の派遣はプログラミングされていたのです。




都心のビジネスマンには危険手当が必要

 アメリカは孤立しています。ベトナム戦争の構図と似通ってきました。

 あの時、韓国軍もベトナムにかり出されました。そして、いつの間にか、中核を占めるようになりました。

 さすがに自衛隊がそうなるとは思いませんが、米軍は多国籍軍をローテーション化する予定でいますから、いずれ、自衛隊も徐々に戦力に組み込まれていくでしょう。

 客観的に考えれば、アラブの民からすれば、自衛隊が派遣されたということはイラクへの人道支援というよりもアメリカへのてこ入れと考えるのが普通でしょう。

 ビンラディンが「アフガンのタリバンをイラクへ移す」と述べていますが、これは「米軍に荷担するグループは皆殺しにする」というメッセージです。

 「東京をテロ攻撃する!」というのはまんざらない話でもないでしょう。

 「テロリストには屈しない!」という小泉さんですが、わざわざテロリストを引き入れるような決断をする必要はなかったでしょう。首都圏で働くビジネスマンは危険手当がなければ割が合いませんよ。

 いま、日経平均株価は1万円すれすれです。円高が原因だとは思いません。 

 これ、日本のマーケットの脆弱性が原因でしょう。ほんの些細なテロ一発で日本の株価は暴落しますよ。アメリカの場合、9.11の後、パフェットが「テロに屈するな。株を買い支えよう!」と一丸となりました。

 だから、マーケットを閉めずに頑張ったのです。おかげで、すぐに立ち直りました。

 日本の場合はそうはいきません。おそらく、マーケットは閉めてしまいます。当分、開きません。それがわかっていますから、外国人投資家は売り浴びせてくるでしょう。

 いずれにしても、本当に些細なテロ一発で株式市場は壊滅します。

 もし、そうなった場合、責任はすべて小泉内閣というよりも小泉さん1人に負わされます。

 わたしたちはそういう人間を総理に選んだのです。

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2003年12月01日 (月)

どうなる、自衛隊派遣?

まず、自衛隊派遣ありき

 外交官二人がテロの犠牲になりました。

 痛ましい限りです。

 これは警告だと思います。「いつでも狙える」というメッセージでしょう。

 いままで、在外公館が狙われなかったのが不思議なくらいです。アメリカ大使館など、いつもテロリストの対象とされてきました。

 小泉さんはこの事件にもひるまず、「自衛隊を派遣する」と主張しています。一見、勇ましいですが、いったい、その根拠はどこにあるのでしょうか。

 小泉さんはブッシュの戦争をいち早く正統化するために「支持」を明示しました。本を正せば、自衛隊派遣云々という話も、ドイツ、フランスも最後には折れてくるだろうという外務省の判断ミスがルーツにあります。

 「アメリカのために」「ブッシュのために」という小泉さんのスタンスは、再選を株価などでサポートしてくれたブッシュ政権への見返りなのです。「イラクへの復興支援」という根拠も薄く、正確には「アメリカへの貢献」が正解です。

 どんなことがあろうと、自衛隊を派遣する。こういう約束をとっくの昔に結んでいたのでしょうな。




自衛隊はいつ戻れるのか?

 「在外公館を守るためにも自衛隊を出すべきだ。世界中で在外公館の守護に当たるのは軍隊だ」

 こういう議論が出てくるに違いないと思っていたら、やはり、自民党の逢沢外務副大臣が言い出しました。

 これもできレースですね。

 「なんとしてでも、自衛隊を出したい」と考える小泉さんは、外交官の死も利用しようとするわけですが、これは泥沼になりますよ。急ぐ必要はありません。

 来年、ブッシュが選挙で負けて、アメリカがイラクから手を引いたらどうなるのでしょうか。

 国連協調外交を標榜していたのに、イラク戦ではさっさと引っ込めてアメリカ側に付き、ブッシュが負けてアメリカの方針が変れば、「また、今度から国連外交に努めます」と小泉さんは言うのでしょうか。

 民主党政権になった時、自衛隊はさっさと戻れるのでしょうか。

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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
 東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。「キーマンネットワーク定例会」(33年の老舗)のほか、
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「原理原則研究会in神の国出雲」
「原理原則研究会in新潟」
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「松下幸之助経営研究会」
「中島孝志のスピリチュアル研究会」
「日曜読書倶楽部」
「濡れ手で粟!中島孝志のビジネス研究会」
「黄金の卵を産む!ピーピーぴよこちゃん倶楽部」

 講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で大人気。全国紙をはじめ専門誌、永田町メディア、金融経済有料サイト、大手企業広報誌から宗教団体機関誌などの連載を20年以上続ける。
 著訳書は330冊。ほかに電子書籍100冊。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュースは延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
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悪に徹する『韓非子』は知恵の集大成。「矛盾」とか「信賞必罰」の語源ですよ。

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