カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年11月08日 (水)

「道」

 月曜日の「通勤快読」は『洋子さんの本棚』を取り上げましたが、お二人が学生時代にフェデリコ・フェリーニの『道』をご覧になって、いたく感動した、というお話がありました。この映画大好きなんで、ついつい話すぎてしまいました。

 リスナーの中には奇特な方がいまして、その話が良かった、と木に登らせてくれるんでげすよ。ああ、そういえば、以前、ブログで紹介したなあ、と思い出したら、なんと12年前でしたよ。12年前・・・2005年。何やってたかなあ。

 「好きだなぁ、この映画。学生時代も含めると、たぶん30回以上は見てると思うな。
 連休中に2冊の校正チェック、2冊の書き下ろし。だから、♪時間は大事だよ。アフラック!♪
 にもかかわらず、また見いちゃった。書斎には映画のDVDが山ほどあんだけど、忙しくなればなるほどこういうの引っ張り出しちゃうのよね。クビを絞めることがわかってんのにさ(人間、なかなか変われないもんすね)。

 道。いったいどこにつながってるのやら。イタリア語では「la strada」。そう、パナソニックのカーナビのブランド名よ。ここからとったんだろうな。
 
「同行2人」という言葉をお遍路さんはよく言うよね。
 1人でも2人、3人旅なら4人。弘法大師がついてる道行(みちゆき)。だから「道行2人」でもあんのよ。
 
 さて、主人公ザンパノ(アンソニー・クイン)は「鋼鉄の肺」で売ってる大道芸人。といっても、粗鉄の鎖を力任せに引きちぎる芸ね。粗野で愚かで暴力を奮うことでしか自己表現できない不器用な男。バイクに小さな小屋をつけて、村から村へと歩く貧しい旅芸人。



 ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)は、ザンパノに1万リラで買われた女。ザンパノの手伝いをする天真爛漫な女。
 ザンパノとの旅生活は辛いことばかり。だって、優しさの欠片もない男だもん。何の芸もできないからバカにされ、穀潰し扱いされるんだけど、ほかに頼る人間はいない。嫌いだけど、「ザンパノ、ザンパノ」と頼るしかない。

 それに男と女。一緒に旅を続けていると親愛の情が湧いてくるものさ。

 ザンパノは旅先で女と親しくなる。服をくれたり、食べ物をくれる女とすぐに寝る。それが嫌でジェルソミーナは1人で街を彷徨う。

 その夜、華麗な芸を披露する綱渡りの男と出会った。その男、ザンパノとは犬猿の仲。綱渡り男はザンパノと会うとなぜかからかいたくなる。で、いつも喧嘩。

「私なんかなんの役にも立たないの」
「この世にあるものはすべて何かの役に立ってる。この小石だってそうさ。おまえに芸を教えてあげよう。ね、どうしてザンパノと暮らしてる? 逃げたくないのか?」
「何度も逃げた。そのたびに殴られた」
「どうして、ザンパノはおまえを捨てないんだ? 俺だったら一発で捨てるのに・・・そうか、ザンパノはおまえに惚れてるんだ」
「えっ、この私を?」

 綱渡り芸人はジェルソミーナにラッパを教えます。もの悲しいメロディなんですよね。これが。



 仲のいい2人をやっかんだザンパノはまたまた喧嘩。警察まで来る大騒ぎで2人ともサーカスから追い出されてしまう。
「ザンパノと別れてうちにおいで。食べさせてあげるよ」とみなに言われるジェルソミーナ。けど、彼女は警察の前でザンパノを待つんだよなあ。ここまで送ってくれたのはあの綱渡り男なんだよね。

 男の選択を間違ってるわな。けど、男と女なんてそんなものかもしれませんな。理屈じゃないから。理屈で付き合ってる女いますよ。「あの男のどこが好き?」「う〜ん、カードかな」だって。ウケるわ。

 ザンパノとジェルソミーナは次の村に行く途中、修道女を乗せ、そのまま教会に泊まらせてもらいます。この時、ザンパノは銀製のキリスト像を盗んじゃう。「泥棒はいけないよ」と最後まで彼女は反対するんだけどね。

 ジェルソミーナは自分たちのしたことが恥ずかしくて、修道女たちには目を向けられないの。

「ここで暮らせるように頼んであげる」
「ううん、できない」
「いつも旅なの?」
「そう、あなたは?」
「2年おきに教会を移るわ」
「なぜ?」
「土地に愛着が湧いたら、神様に仕えられないもの」

 愛着は未練の別名だもんね。

 次の村に急ぐ途中でパンクで困ってる綱渡り男に出会います。
「手伝ってくれよ。いつか手伝うからさ」
 ザンパノはいきなり綱渡りの顔面にパンチをお見舞。打ち所が悪くて綱渡り男は死んじゃうの。

「だれにも見られてない。心配するな。殺す気はなかったんだ」
「彼の様子が変よ変よ」と壊れたように繰り返すジェルソミーナ。

「俺には生きる権利がある。メシ代を稼ぐにはこんなところにはいられないんだ」
「わたしがいなければあなたは独りぽっちよ」
「刑務所なんてまっぴらだ」
「彼の様子が変よ変よ」と、ジェルソミーナは狂ったように泣き出しちゃう。

 ザンパノは壊れたジェルソミーナをここで捨てます。



 それから4〜5年後。初老になったザンパノは相変わらず「鋼鉄の肺」の芸で糊口を凌ぐ大道芸生活をしてます。海水浴場で稼ぐ合間に街を散歩してると、どこからともなくあのメロディが聞こえてきます。

「いったいどこから?」

 耳を凝らすと、村娘が洗濯物を乾しながらハミングしてるわけ。

「そのカンツォーネは?」
「ああ、あなた、サーカスの人でしょ。昔、ある女がよくラッパを吹いてたの」
「その女はどうした?」
「死んだわ。高熱で弱ってたから私の父が家に連れてきてあげたの。ご機嫌のいい時はあの砂浜でラッパを吹いてたわ。昔、旅芸人をしてたとか」

「・・・死んだのか」

 その夜、ザンパノはしたたかに酔っては喧嘩します。「俺は1人でたくさんだ」と呟きながらジェルソミーナが愛した砂浜にやってきます。

 そして、号泣するのよね・・・。

 なぜ泣いたんでしょうねぇ? 悪党らしくもない。悪党なら悪党らしく涙なんか流さず、「バカな女だぜ」と吐き捨てればいいのに。

 罪悪感? 寂寥感? 孤独感?

 ジェルソミーナは、なんの見返りも要求しなかった。いつも殴られ、いつもバカにされ、いつもほかの女と大っぴらに浮気され、いつも物扱いされた。けど、いつも真心を込めて尽くしてくれた。坂田三吉の女房の小春か、中村仲蔵の妻お岸だぜ。

 純愛? 献身? 腐れ縁? たんなるバカ?

 ジェルソミーナに俺は何をしてやっただろ? してやろうと思えばいくらでもできたけど、ジェルソミーナのことなど視野になかった。利用するだけ利用して・・・捨てた。

 懺悔の気持ち?

 ジェルソミーナさえいたら楽しく暮らせた。カネもなにもないけど幸せだった。だって、バカだけど、あの女はいちばん大切なことを知ってるから。ザンパノはいまようやく気づいた。ラッパの音でね。

 罰は死ぬまで孤独と一緒に生きていくこと。

 人間、元気なうちは気づかない。持ってる間は気づかない。恵まれてる時は気づかない。なくしてはじめてわかる。

 なぜ? 「無意識」の前には「意識する力」なんて微々たるものだからですよ。無意識の世界って魂のレベル、神仏の世界ですから。
 「心をコントロールする」なんてのは神をも懼れぬ暴言。せいぜいできて「心を調和すること」くらいっしょ。大宇宙の法則に則って生きているかどうか。平たく言えば、どこから斬ってもジェルソミーナになれるか、ってことかも。

 どこから斬ってもザンパノ・・・そりゃわしのことでっけど。」


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「新しい分かり方」(佐藤雅彦著・2,052円・中央公論新社)です。

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2017年11月02日 (木)

「僕のワンダフル・ライフ」

 「イーサン、僕だよ、ベイリーだよ」

 暑い車中にほったらかしにされて熱中症で死にそうな寸前、イーサンという少年に救われたゴールデンリトリーバー。「ベイリー」と名付けられ、遊んでるうちにいろんな芸を覚えます。

 その後、イーサンはアメフトで活躍。奨学金で大学進学まで叶えるも、お調子者の友達が投げ込んだ花火で火事。ベイリーが気づいて母親をなんとか救ったけど、自分は2階から飛び降りて大けが。一生、足を引きずる羽目に。

 結局、進学はパー。以来、ふさぎ込む毎日。恋人のハンナすら遠ざけてしまいます。

 老犬になったベイリーが安楽死される直前、農業学校で学んでいるイーサンが会いに来てくれました。 



 ベイリーは転生を4回繰り返します。

 3回目の人生(でええんかな?)はジャーマン・シェパードとして警察犬として活躍。犯人逮捕の際に撃たれて死にます。4回目は黒人女子学生マヤのコンパニオン・アニマルとして短足コーギーに転生しちゃう。

 どこに行くのも一緒。人間関係を築くのがちょっと苦手なのかな。 
 ある日、公園でメス犬に一目惚れ。飼い主同士も仲良くなり、幸せな2人を見届けて死にます。

 5回目はセントバーナード。大きくなったらだれもかまってくれなくてほったらかし。虐待の毎日。「こんな家いやだ!」と家出。そうだ。イーサンの処に行こう。

 老境に達したイーサンは故郷で1人暮らし。ベイリーが戻っても気づかない。そりゃ犬が転生するなんて思わないもんね。で、野良犬センターに預けられちゃった。
 けど、翌朝、どういう心境の変化か、ベイリーを引き取りに来るわけ。

 ベイリーは昔みたいに甘えたいけど、イーサンにそんな元気はありません。

 1人(でええんかな)で外をうろついてると懐かしい匂い。そこには娘と孫と一緒にいるハンナ。

 「迷子犬かしら」
 「迷子犬じゃないわ。首輪に名前がある。飼い主の名前も書いてるかも・・・イーサン? イーサンだわ!」

 昔々、別れを切り出されたあの農場にベイリーを届けに来ます。イーサンもびっくり。2人して問わず語り。

 「主人と死に別れてこっちに戻ってきたのよ」
 「僕はあれからずっと1人。頑固だろ。仕事にはいいけど人間関係にはね」

 お互いもう若くない。後悔する時間なんて残っちゃいない。正直にならなきゃ。。。

 2人ともこのセントバーナードがベイリーだとは思ってもいません。気づいてもらうため、納屋で見つけたアメフトのボールをイーサンに差し出します。

 「そんな芸、どこで覚えたんだ! まさか・・・おまえ、ベイリーなのか!?」

 監督は大好きなラッセ・ハルストレム。スウェーデン人ですね。
 奥さんはこれまた私の大好きなレナ・オリン。『ギルバート・グレイプ』『サイダーハウス・ルール』『ショコラ』『シッピングニュース』『カサノバ』のほかに、『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』と『HACHI』なんてワンちゃん映画撮ってますからね。

 猫飼ってる知人がいますけど、死んだ時、もう飼わないと言ってたのに、いつの間にか飼ってやんの。
 できないなあ。別れがありますもん。♪会うは別れのはじめとは 知らぬ私じゃないけれど♪って唄までありますからね。
 「あいつに悪いから飼わない」つうのが正直なとこ。新しい相棒が見つかれば情が移る。なんか裏切るような感じがしてね。

 同じ種類のワンちゃん見るとじっと見つめちゃう。けど可愛さがダンチ。命ある者との別れはたくさんです。

 しかし犬って輪廻転生するの? 2万年も人間とつきあってきたベスト・パートナーですからね。

 『マハバーラタ戦記』じゃないけど、人間はすんだろなー。昔、ヒンズー寺院に通ってた頃、今世で出会う人はすべて過去世でも出会っていて、来世でもまた出会う。偶然なんかじゃなくて必然なのよ。出会うべくして出会ってるわけ。因果関係つうか腐れ縁つうか。信じなくてもいいけどさ。殺された人は前世で殺した応報だってこともあるとかないとか。

 つまり、この世だけで「清算」は終わらないわけ。来世いや来来世も引きずるの。

 罪深くて魂レベルの低い私なんぞは、永遠の輪廻転生。輪廻の外に出る=仏陀にはほど遠いもんなー。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「キラキラ共和国」(小川糸著・1,512円・幻冬舎)です。

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2017年10月14日 (土)

「わたしを離さないで」

 わたしたちと、わたしたちが救った人々になんの違いがあるの?
 みな終了する。生を理解することなく命は尽きる。

 空海ですな。

 三界の狂人は狂せることを知らず、四生の盲者は盲なることを識らず。
 生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥し。(『秘蔵宝鑰』)



 命にはオリジナルがあって、そのクローンまでできて、クローンたちはオリジナルのためにいつか臓器を提供しなきゃならない。だから、クローンたちの使命は「健康に生きること」。

 スペアの部品なわけさ。

 クローンの子供たちは教育で洗脳され、自分の宿命を「覚悟」するんだけどね、2ー3回も提供すると心身ともに疲労困憊。免疫不全、合併症を併発して「終了」することが多い。
 万が一、4回目でも「終了」しないと果てしなく部品として扱われ、回復治療もなし。

 クローンは人間じゃない? いえ、人間です。夢だって見られる。永遠に叶えられないけどね。

 若くして死なねばならないからさ。

 「提供」が猶予されるのは愛し愛される2人、と証明された場合のみ、いう噂が流れます。やっぱ人間じゃないですか?

 「終了」が怖いんですよ。3回提供して「終了」できなかったら? 強制終了してあげる。

 かつて、もっと若くして「終了」を余儀なくされた人たちがいたと思います。

 特攻兵士たちですね。彼らの夢は日本の平和と家族の笑顔だったと思いますよ。戦争はだれだって嫌ですよ。前線に送られる兵士はとくにそうでしょう。古今東西、軍人がいちばん戦争が嫌いです。

 戦争利権に与る連中だけが戦争好きなんでしょう。

 クローンで生まれようとオリジナルで生まれようと、心と魂を持った人間です。片や生きるために生き、片や死ぬために死ぬ。

 どちらも生とはなにかを知らず、死とは何かを知らない。生きている時は生きることだけ、死んだら死だけ。死ぬ瞬間に生と死は存在しません。「前後裁断」ですな。

 生を生ききる、死を死にきる、と言い換えてもいいかもしれません。

 空海も道元もありとあらゆる祖師もここを極めようとしてきたんでしょうな。

 カズオ・イシグロさん原作。綾瀬はるかさん主演でドラマ化しましたけど、重たいわなあ。週末に再放送するらしいっす。永平寺にいるから録画しとかなあかん。

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2017年09月16日 (土)

「三度目の殺人」

 今日は出雲原原です。行けることは行けるけど、帰って来られるかな。台風で飛行機止まるかも。昨日、大阪から高速バスで出雲入りしよっかな、と思ってたのね。「くにびき」つうバスがあるんでね。

 「帰りの飛行機飛ばなければバスで大阪入りだなあ」と思って、この映画見てたんだけど。。。

 深い深すぎる。重い重すぎる。いい映画に仕上がってますなあ。。。すずちゃん巧いっす。いま話題の斎藤由貴さん登場には場内クスっ。。。

 役所広司さん演じる容疑者は30年前に1人。で、いま、1人と計2人殺してんだけど、3度目になるわけで。。。ま、見てりゃわかりますわな。



 この映画、福山雅治さんの映画ですね。ビジネスとして割り切ってる弁護士稼業なもんで「真実を知ろう」なんて暇も関心も持ち合わせてません。
 それが役所さん演じる三隅高司と出逢って変わります。すずさん演じる被害者の咲江と出逢って娘への思いも変わります。

 弁護士も検察官も裁判官も「司法」という世界で食べてる仲間。「仕事」をこなすには容疑者の語る「真実」なんてものに聞く耳を持つ暇も関心もないわけで。。。

 人を殺す人間、殺す寸前で止まる人間。この違いは生まれた時に決まってる。これが裁判長だった父親の本音。あの時、死刑にしなかったためにかけがえのない命が奪われた、と後悔しきり。

 いや、人は変われる。そう確信するけどもはや救えない。いったい、だれが裁くのか? 人が人を裁けるのか? 裁くためにルールを用意して臨むのが法治国家なわけで。

 ホントは裁けないから、「裁けるよという世界」のルールを適用するしかないわけで。死刑制度があるから犯罪を思いとどまる、なんてヤツはいないわな。

 罪と罰。。。現代のドストエフスキー。人間がきちんと描かれてる映画だと思うけど。。。

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2017年08月31日 (木)

「関ヶ原」

 昔、TBSの特番で放送されたことがありましたね。たしか正月3が日に連続放送したと記憶してるんすけどね。
 主役の石田三成に加藤剛さん。家康に森繁。司馬遼の作品を忠実になぞるものでした。もちDVD持ってます。


TBSの時代劇よーできてます。

 いつか映画化されるだろうな、と思ってましたけどね。大好きな岡田准一さん主演できたかー。


ある意味、本歌取りしてます。小説とは別物別解釈。原田監督の関ヶ原ですね、これは。

 主演は島左近じゃね? 島左近を狂言回しに三成と家康を対比させて描いた、つう構造。

 三成はいつも大義大義と義を振り回して生き、人にも義を求める愚直な男。自殺するのは当たり前、怨霊に憑り殺された、と思われた小早川秀秋の描き方も通説とは真逆。最近の研究ではおそらくこちらが正しい、つう描き方になってまんな。

 気位の高い貴族風の近江人。田舎者丸出しの山猿尾張人。淀君を憎み続けた北政所。幼い頃から北政所に育てられた武将たち。朝鮮出兵に対する論功報償への不平不満。三成重用の嫉妬。義と利の対立・・・晩年の秀吉の「悪」をすべて担った不器用な男。怜悧な官僚気質だけでは島左近が家臣になるはずがありません。

 悪役を貫けるヤツこそ真心の人=善人なんすよ。善人面してる本当の悪党とはモノがちがう。

 けどね、中国のことわざに「天の龍は地の蛇には勝てない」つうのがありましてね。まさに三成と家康なんだよね。よほどの人間通でなければ見抜けませんな。
 
 これまた大好きな松ケンが直江兼続かー。なかなかええキャスティングやないですか。脇で人気があるのは大谷刑部。TBS版では高橋幸治さんが渋い演技で好評を博しました。主役を食う人気だもんなあ。

 和田正人さんがいいね。この役者巧い! 大河ドラマにも出てるけど、「黒革の手帳」でオカマっぽい美容師役してますよね。役者っておもしろいなあ。。。

 2時間40分まったく飽きません。年末の賞は総取りじゃね?


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」(若林正恭著・1,350円・KADOKAWA)です。

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2017年08月07日 (月)

「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」

 業務連絡・業務連絡・・・9月の「新潟片貝花火ツアー」ですが20人を超えましたので締め切らせて頂きます。

 参加希望者には昨日メーリングリストを流しました。「届いてないぞ!」つう方はメルヘンよろしく。「ダメなっちゃった」つう方もメルヘンよろしく。

 ただの花火じゃないのよね。町の人たちが還暦祝いとか出産祝いとか初盆などをきっかけに打ち上げる「物語花火」なんすよ。だから長岡の花火以上に人気があるんです。いつもの桟敷は目の前に遮るものはなにもありません。ゆったり横になって満喫できます。サイコーのロケなんすよ。


「水は 渇きによって 教えられる
 陸は 渡ってきた 大洋によって
 恍惚は 苦悶によって
 平和は 語られる戦闘によって
 愛は 形見の肖像によって
 鳥は 雪によって」



「成功をもっとも心地よく思うのは
 成功することのけっしてない人たち。
 甘露の味を知るには
 激しい渇きがなければならぬ。

 今日敵の旗を奪った
 くれないに映える軍勢の誰ひとりとして
 勝利とはいかなるものか
 はっきりと定義することはできぬ」

 エミリ・ディキンソン。アメリカのニュー・イングランドの田舎町に生まれ、外に出ることもなく、詩を書いて過ごした女性。
 かといって、生前に印刷されたのは10篇だけ。それもすべて匿名。詩人としても無名。世間の人は存在すら気づきませんでした。

 いまや、ウォルト・ホイットマンと並ぶ、アメリカを代表する詩人。

 最期は兄と妹に見守られて亡くなりました。尿毒症だったんじゃないかなあ。56歳。

 そんな彼女の映画です。



 演じるのはシンシア・ニクソン。といって、ピンと来なければ、『セックス・アンド・ザ・シティ』で赤毛の女性弁護士ミランダを演じてた人。私サマンサやってたキム・キャトラルが好みだけどね。

 父親は弁護士。州議会議員や下院議員もつとめた名士。
 自分という意識に目覚めるに連れて生きにくくなっていきます。「信仰復興運動」てのがありまして、地獄の怖さを説くと同時に、信仰告白を要求するわけ。アメとムチですな。ピューリタリズムてのは、人が死後、救われるかどうかは神の一方的な意思によるものと考えられています。カルヴァン派がそうです。

 で、彼女を除く家族はぜんぶ信仰告白をします。ほかの人もしますよ。別に踏み絵ほどのもんじゃないんだから。けど、自分に正直であろうとするとどうしてもできない。しだいに礼拝までを避けるようになっていきます。

 う〜ん。ピュアというか、清濁併せのむことができない、というか、しかし、クリスチャンには少なくありません。これを受け容れちゃうと私の人格がすべて崩壊しちゃいます、というほど、大きな問題なのね。アルコールもそうですし、モルモン教徒なんてコーヒーもそうです。

「わたしがもう生きていなかったら
 駒鳥たちがやって来た時ー
 やってよね、赤いネクタイの子に、
 形見のパン屑を。

 深い眠りにおちいって、
 わたしがありがとうをいえなくっても、
 分かるわね、いおうとしているんだと
 御影石の唇で!」
    
「戦いに敗れた兵士――死に瀕し――
 聞こえなくなっていくその耳に
 遠くの勝ち誇った歌声が
 はっきりと苦悶にみちてどよめく兵士ほどには! 」

「百年の後は
 その場所を知る人もない
 そこでなされた苦悩も
 今は平和のように静か

 雑草が誇らしげに肩を並べ
 ときおり道に迷った旅人が
 もう遠い死者の
 寂しげな墓碑の綴り字を探った

 夏の野を過ぎる風だけが
 この道を思い出す
 本能が記憶の落していった鍵を拾う」

 白いドレスを着て屋敷から出ることなく孤独な生活を送り、数多くの詩を書き残す。ある意味、世捨て人。ある意味、内観人間。けど、激しく周囲とぶつかり合うばかりで、「もう少し柔軟になりないの!」と彼女を支え続けた妹から諭される始末。

 けど、そういう生き方ができるならとっくにしてるわけで。。。人ってのは自分流の生き方しかできんのですよ。

 いまの世の中がとても生きにくい、という人にはとくに強い共感を呼ぶと思うな。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「生きるとは、自分の物語を作ること」(小川洋子・河合隼雄著・432縁・新潮社)です。

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2017年08月01日 (火)

「十年」

 お待たせ致しました。お待たせしすぎたかもしれません。
 「十年一日の如く」とか「十年ひと昔」とか、「十年」という単位は長い年月ですな。

 10年経ったらどうなってんだろ? 香港の近接未来。
 共産党に支配された香港。1997年にイギリスから移譲(返還ではなく)された時、「外交と国防以外はいままで通りの高度な自治を与える、と中共は約束した」と言うけど、こんなもん信じる方が悪い。

 中国人はカネのためならなんでもやります。香港でマネロンもしてるからね。都合のいい別口座なんでしょうね。

 しかし、中共、公安がよく製作を許しましたねえ。ま、上映は禁止、ネットも禁止でしょうけどね。海外の中国人が見ればいいわけよ。あと、かつての宗主国イギリスね。

 けど、イギリスも国益最優先。香港人なんて二の次三の次。やはり自国のことは自国でやんなきゃ。同時に、沖縄の人も明日はわが身と心しておくべきでしょうね。



 5人の若手監督によるオムニバス。2015年から「10年後の香港」を描いたSFといえばSF。どれもいいけど、とくに響いたのは『焼身自殺者』『地元産の卵』『地元の卵』の順かな。
 
 『エキストラ』は、真愛連党首と金民党党首が登場するメーデー集会。テロの練習をする2人。生活のために危ない仕事を引き受けた・・・。
 『冬のセミ』は、いまや地球にはかつての2%=870万種しか生物がいない。自分を標本にしてほしいと懇願する男・・・。
 『方言』は、かつて英語、いまや普通話の香港。広東語では仕事がなくなるタクシー運転手。仕事でも仲間と子供との関係もぎくしゃくするばかり・・・。
 『焼身自殺者』は、2025年のある早朝、イギリス領事館前で焼身自殺。目撃者もいない遺書もない。これが中共の工作。学生たちは革命に命を賭けるが、老人も焼身自殺で「共産党NO!」を訴える・・・。
 『地元産の卵』は、店先に置かれたチラシ「地元産の卵」。これが少年団に非難された。「香港産」はいいが「地元産」はダメだ。香港最後の養鶏場も閉鎖され、「禁止用語」は増えるばかり。少年団の息子に「人のいいなりになるな」「自分の頭で考えろ」と父親は諭すが・・・。



 習近平は、トウショウヘイの孫娘の夫を逮捕。天安門事件の総括をいまごろ実施し、すべての責任をトウショウヘイに転嫁するつもりなんでしょう。ご都合主義、カネと権力、ハニー大好き特権階級に蹂躙された香港。

 法律違反で逮捕者が激増してますけど、法律を守っていないのは中共政府のほうです。文革、天安門事件、そして雨傘運動でいったいなにが変わったか?

 なにも変わらない。しかし、文革で行動せず、天安門事件で行動せず、雨傘で行動せず・・・行動しなかったから「いま」があるわけです。「いま」を変えたいなら行動するしかないんですよ。

 「十年」というのはどこの世界でも当てはまります。もち、個人の生き方でもそうです。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「生涯投資家 前編」(村上世彰著・1,836円・文藝春秋)です。

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2017年07月04日 (火)

「メッセージ」

 なにか美味しいモノを食べた時
 あの人にも食べさせてやりたいな、と思う。

 なにかいい映画を観た時
 今度一緒に行こうよ、と誘いたい。

 どこかでいい景色を見た時
 今度連れてってやりたいな、と思う。

 だれかいい人に会った時
 あの人に紹介したら喜ぶだろうな、と思う。

 あの人の笑顔、喜ぶ顔が見たい。
 それだけで生きている価値がある。
 あの人がいるだけで十分。

 あの人が消えてからこの世の光が消えた。
 あの頃と同じように
 笑ったり感動したりはするけど
 伝えたい人がいない。

 この世でいちばん哀しいことは
 こういうことなのかもしれませんね。

 人はだれでもいろんな事情を抱え込んで
 生きています。
 だからプライベートはけっして聞かない。
 
 話す時機が来たら勝手に話すでしょうから。
 聞かないことも優しさではないか、と考えています。
 愛の反対語は憎悪ではなく無関心では?
 いえいえ、哀しみのどん底にいる人には
 無関心がいちばんの優しさなんです。 

 あえての無関心・・・。


10数年前、こんな哀しい質問を原原でしてたんですね。


 「HANNAH」は特別な名前。前から読んでも後から読んでも同じ。
 なぜあの時、HANNAHの宿題を見てあげなかったのか?
 「数学なら別れた夫(HANNAHの父親)のほうが詳しいから、彼に電話して!」と心ない言い方をしてしまった。

 タコの足に似てるから、彼らを「ヘプタポッド」と呼ぶようにしたけど、彼らは図形を吐き出す。これが言葉?
 「ヘプタポッド」の目的は? 地球への攻撃? 中国とロシアは核攻撃の準備に入った?
 
 彼らの言葉を読み解いて真意を探らなくちゃ。



 最愛の娘を失い、これ以上失うものは何もない。だから、どんな危険なことにも乗り出す覚悟がある、という女性言語学者が主人公です。

 人は子どもを持つことで人生観を変える、といいます。しかし、その子どもを喪うことはもっと人生観を変えることに繋がります。
 子どもは男女が愛し合った結果の産物ではありません。わざわざ、この人の元に産まれよう、と明確な計画をもってやってくる「ギフト(贈り物でもあり才能でもあります)」なんです。養子という縁で結ばれた関係もそうですし、人間だけ手に限らず、犬とか猫との関係も同じです。
 
 3000年後の地球も現在と同じ座標軸にある。過去は過去ではなく、未来は未来ではない。いま知った過去が未来に起こる。たとえそれがわかっていても、自分を愛することをやめないし、運命を受け入れよう。
 
 『Arrival』(邦題『メッセージ』)はアカデミー賞8部門にノミネート。まあ、たんなるSFだったら見ないでしょうね。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「東芝 大裏面史」(FACTA編集部・1,620円・文藝春秋)です。 

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2017年06月24日 (土)

「花戦さ」

 「この中に、仏さんがいてはるなあ」

 これ、花を見て池坊専好がしみじみとゆうてましたでしょ。
 そうなんすよ。東大寺の「毘盧遮那仏」、奈良の大仏ですけど、あれ、蓮華座の上にお乗りになってますよね。「千葉(「ちば」じゃないよ「せんよう」ね)の釈迦」ゆうてね。あそこでは100枚の蓮華座がありましてね。この小さな蓮の中に「蓮華蔵世界」があるんです。

 1つの蓮華には100億の釈迦がいらっしゃって、1つ1つの釈迦はまたそれぞれの世界を表しておりまして、この世も蓮華蔵世界の一部というわけです。

 どこにでも仏がいる。だから山川草木悉皆成仏なんでしょ。仏が仏になるのは当たり前ですから。

 東大寺は華厳宗(大方広仏華厳経=華厳経)を根本教典とする宗派の大本山。正式名称は「金光明四天王護国之寺」。聖武天皇と光明皇后が日本中に創設した総国分寺でもあります。
 総国分尼寺は「法華滅罪之寺」といいましてね、光明皇后のオヤジ不比等の邸宅に建てられました。実は時間切れで秋篠寺のあとに行きそこねたのがここ(法華寺--門跡寺院)なんです。
 
 ついでなんでお話しときますけど、光明皇后は光明子。不比等の娘です。聖武天皇の母親宮子も不比等の娘。つまり光明子の姉なんです。産んでから精神を病んで20年以上経ってからようやく聖武天皇は実母と会えたようですね。

 で、光明皇后の諱は安宿媛(あすかべひめ)ですよ。正式尊号は天平応真仁正皇太后です。権力にものを言わせた不比等が皇后に押し込んだわけです。ま、藤原氏とうまくやらねばならない聖武天皇の意向もあったと思いますけどね。

 光明という名前はどこから来てるかと言えば、「毘盧遮那」という意味からです。サンスクリット語で「バイローチャナ=光明」、「マハー・バイローチャナ=大日如来」ですから。

 国分寺、国分尼寺を全国に建てたのも聖武天皇、光明皇后のアイデアではありません。唐の則天武后(武則天)のバクリです。たぶん遣唐使の吉備真備あたりから、「いま、唐では女帝が天下を動かしています。女帝は自らを弥勒菩薩の生まれ変わりと称した『大雲経』を納める寺(大雲経寺)を全国につくりました」と聞いたんでしょうな。

 なにしろ、西太后でもなしえなかった中国唯一の女帝ですからね。憧れていたと思いますよ。

 華厳宗はこの女帝が帰依して保護したんで大きくなります。

 さて、文禄3年(1594年)、池坊専好が秀吉に披露した「大砂物」(立花)から生まれた伝説をベースにした物語です。


オールスター揃い踏みです。パンフが凄いんじゃー!

 先日、お話した頂法寺六角堂は聖徳太子の創建です。1462年、池坊専慶が花を生けた、とあります。池坊が代々住職をつとめてます。

 70年後、時代は花僧・池坊専好(初代)が執行に就任します。
 花の名前を覚えるにも懸命で人の名前まではカバーできない一途な花僧。
 その愚直で一途な姿勢がみなに愛されます。千利休、町衆・・・愛する人たちを殺された専好は自分なりのやり方で権力者秀吉に挑みます。

 武器は刃ではなく花・・・。
 
 「どの花が好みか」
 「どの花も、それぞれに美しい」
 「では猿はどうですか・・・どの猿もそれぞれの良さがあるのでは」

 なかなかの出来だと思います。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年05月31日 (水)

「ちょっと今から仕事やめてくる」

 う〜ん、たまたまのたまたま。「これは観るぞ!」とはちまきしめて観にいく映画もありますけど、時間空いちゃった。そうだ、映画でも・・・。

 そこら中にありますからね、映画館。つうか、出張先でも映画館があちこちにあります。大阪、名古屋、博多はもち、新潟も出雲もありますからね、映画館。この時間行けるなあ。。。神社仏閣かマッサージ(大阪だけ)か、打ち合わせか、映画か・・・ですわな。



 私、29歳の時にはじめて出版したんですよ。その本の帯に「人生一つ、会社はいっぱい」と書いてます。なにかの本に書きましたが、転職にしてもまったーーーく迷わない。ランチなににすっかなーーーと同じレベルですから。

 自信があるからでしょ? ちがいます。正解は・・・おっちょこちょいだからです。

 けど、私、おっちょこちょいってお勧めです。おっちょこちょいてのは言い換えれば、「直感で決断する」つうことなのね。
 原原でもロジカルな進め方をしてますよ。理屈に合うような話をしてます。けど、もっとレベルが高くなれば、つまり、「霊格」が高くなれば低次元のロジカルシンキングなど必要としなくなります。すべて直感で正解を導き出せるようになりますからね。

 正しく間違うのが人間。そして、間違えて正解を選んでしまうのも人間なんです。

 おっちょこちょいの利点は1つ。運の女神に愛されること。

 どうも、経験則としてなんですが、運の女神って、人間程度があれこれ知恵を振り回すのがお嫌いのようで、逆に、後先考えないバカのほうがお好きなようでね。そう考えないと納得できないことばかり経験してますから。。。

 人生勝負を賭ける時も少なくないと思いますけど、まあ、自分の運に賭けてみるのが宝くじなんかよりよっぽど確率が高いと思うんです。

 ですんで、転職、独立なんてのも、カレーにするかラーメンにするか程度のこと。

 迷う人はとことん迷いますよ。悩む人はとことん悩みます。で、迷って悩んで「正解」をゲットできればいいけどね。これだけはわかりません。
 私、転職するとき、某大手金融機関からヘッドハンティングてやつでかなりの大金を積んでくれたんです。いわゆる支度金てやつ。けど、こんな処で運を使いたくなかったんで断りました。その会社、1年後に破綻しましたからね。

 人生なにが起きるかわかりません。

 東洋経済に転職するにしても、ハンコついた直後、ライバルのD社からスカウト。そちらのほうが年俸が良かったんですけど、その後、東洋経済よりD社で10倍も出版したんで、結局、どちらでも良かったのかも。

 ブラック企業と縁がない? いやいや、残業ばかりで残業代も出ない経験はしてますよ。バカな上司、手柄を横取りする先輩もいましたしね。もちろん、素晴らしい上司や仲間が多くて助けられました。

 ただ、私の場合、若い頃は短気だったんで、トップだろうと役員、部門長だろうと、納得しなきゃとことん動かない性格でね。生意気なんですよ、半人前以下のくせにね。「あいつが異動してくる!」と鬼の部門長と言われる人が悩んでた、と後日、聞いたことありますからね。

 いま思えば、上司にならざるをえなかった人がかわいそうですよ。部下は上司を選べませんけど、上司も選べないんですよ。人事が私みたいの採用しちゃうから。
 本にも書きましたが、異動なんて何回したか数え切れません。当時の私みたいなヤツがいたら絶対ぶん殴ってるでしょうね。けど、さすがにあれほどのバカはいままで遭遇したことないね。ネッシーかつちのこレベルだわな。
 
 『ちょっと今から仕事やめてくる』の原作は60万部のベストセラーらしいです。

 ブラック企業て多いんでしょうね。でもさ、詐欺商法でもしてるなら別ですが、厳しいノルマ、パワハラ上司、とんでもない残業の連続。。。映画のように自殺する人もいるんでしょうけど、語弊を承知でいいますけど、こんなの普通ですよ。

 独立、起業してごらんなさい。あったりまえのことばかりですから。ノルマなんて青天井。パワハラなんて相手にしてくれるだけもありがたい。残業? 死ぬほど働きたいよね。

 どこがどう違う? はい、「わがこと」か「ひとごと」かの違いです。

 自分で決めたノルマなら、自分で決めた仕事なら、自分で決めた上司なら・・・そうではなくて、「やらされてる感」が地獄なんでしょ。

 独立、起業なんてのは好きで好きでたまらなければできませんよ。儲からない、客がいない。赤字続きでカネがない。だから死ぬほど工夫するでしょう。死ぬほど仲間に相談するでしょう。使えるモノはなんでも使うでしょうね。知人友人親戚一同すべてを動員すると思う。袖すり合っただけの赤の他人にもお願いするでしょう。パワハラ上司だって使うと思うよ。

 覚悟があるかどうか。。。ここじゃないかなあ。覚悟なんかしねえしぃ・・・なら、やめたら? 「人生一つ、会社はいっぱい」なんだからさ。

 あのね、最近、あちこちでリクエストされてるんだけど、いよいよ、学生さん相手に原理原則研究会やろうかな、と考えてます。9月になるか未定だけど。東京だけね。タダにしよっかと思ったけど、甘やかしたらあかん。ま、学生さんの飲み会程度の会費(会場費程度)でね。25歳未満。男女問わず。高校生以上院生未満、専門学校ウエルカム。関心のある人は覚えといてね。。。「私もいいですか?」という原原メンバーがいましたけど、ダメに決まってるでしょうが。。。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「金融恐慌とユダヤ・キリスト教」(島田裕巳著・896円・文藝春秋)です。

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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
 東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。「キーマンネットワーク定例会」(33年の老舗)のほか、
「原理原則研究会in東京」
「原理原則研究会in大阪」
「原理原則研究会in博多」
「原理原則研究会in名古屋」
「原理原則研究会in神の国出雲」
「原理原則研究会in新潟」
「原理原則研究会in札幌」
「松下幸之助経営研究会」
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 講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で大人気。全国紙をはじめ専門誌、永田町メディア、金融経済有料サイト、大手企業広報誌から宗教団体機関誌などの連載を20年以上続ける。
 著訳書は330冊。ほかに電子書籍100冊。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュースは延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
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