カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2016年07月23日 (土)

ロザムンド・パイクはなんて美しいんだろう。。。

 中島孝志の最新刊です。一応ね、来週また出版するけど。。。



 テレビ局から出演依頼きてんのよね。けど、顔出しNGだし、どこの会社かすら秘密なのよ。出してもいいと思うけどね。とっくに足洗ってるんだからさ。この人から聞く「裏社会の話」めっちゃ面白いのよね。Vシネより実話のほうがえぐいでっせ〜〜。





 いずれもベストセラーでっせ〜。


 忘れないうちに、今日は新潟原原です。またまた東京原原メンバーが乱入するとか。あんたも好きねえ。

 さて、上品な顔立ちだな、とは思ってましたが、同じ女優だったとは。
 女は怖いね。化粧でも変わるんだろうけど、役柄でこうも変わるとは。。。

 『007 ダイ・アナザー・デイ』でハル・ベリーとボンドガール。『プライドと偏見』ではキーラ・ナイトレーのお姉さん役。『アウトロー』では弁護士役。肩の力が抜けた『しあわせはどこにある』では精神科医の奥さん役。で、『ゴーン・ガール』は悪妻役といろいろ。三島由紀夫の戯曲『サド侯爵夫人』でも主演とかね。

 いまいちばん美しい女優さんではないかしらん。


カトリーヌ・ドヌーヴかと思ったわいな。。。

 オックスフォードを優秀な成績で卒業されたとか。プライベートでは『プライドと偏見』の監督との結婚をドタキャン。16歳上のビジネスマンとの間に2人の子。ま、一筋縄ではいかん女、つうことはわかりますな。

 女優ってのは中身は男だかんね。外面に騙されてはいけません。

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2016年07月02日 (土)

『ローマの休日』を書いたダルトン・トランボは『ハリウッドに最も嫌われた男』だった。。。

 「話があるんだ」
 「言わないで、なにも」

 「お料理しましょうか」
 「キッチンがないんだ」
 「お裁縫もお掃除も得意なのよ。いままでしてさしあげる人がいなかったの」
 「じゃ、キッチン付きのとこに引っ越そうかな」
 「・・・ええ」

♪24時間〜もたない恋ぃぃぃの♪
 だからいいのかもね。ストーリーはあまりにも有名なんで書きません。人生の基礎知識でしょ。


ペックの娘さん(姉妹)も出演。どのシーンかわかる?

 ここ、ジェラート食べてたスペイン広場。映画も見たことない女の子が真似してるからおかしいの。

 この作品、元もとのクレジットは「グレゴリー・ペック主演『ローマの休日』 新人オードリー・ヘップバーン」だったのね。けど、変更させちゃう。「オードリー・ヘップバーン主演」とね。
 変更させたのはペック本人。「彼女はこれでアカデミー賞を取る」と断言してた。事実、新人にしてアカデミー主演女優賞! 「華がある」ってこういうことなんですね。

 封切られる頃、たまたまのたまたま、英国では王女と平民の恋物語が噂になってたんですよ。マーガレット王女(エリザベス女王の妹さん)と、離婚歴のあるピーター・タウンゼント大佐です。それもあって、この作品は社会現象になっちゃった。


ジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント『ノッティングヒルの恋人』は『ローマの休日』のオマージュ。挿入歌はエルビス・コステロだっけ?

 で、いま、宝塚雪組がやってますんや。もち、早霧せいなさん&咲妃みゆさんのトップスターコンビ。映画もいいけど舞台は生だもん。ぜひ、ごらん遊ばせ。

 早霧さん、宝塚トップスターの中でいちばん男役がぴったりくる方じゃありません? 星組トップがいよいよ私の大好きな紅ゆずるさんになりますけど、早霧せいなさん、男役として自然なんだよなあ。ま、役柄もあるんだろうけど。。。 


『ローマの休日』ミュージカル化って世界初らしいっす(赤坂ACTシアターで上演中)。
 
 ところで、『ローマの休日』を書いたのはドルトン・トランボつう人。
 どんな人物か詳しくは・・・といいながら、あまり詳しくないけど、『マジェスティック』つう映画について5年前に書いたブログがありますんでご参考まで。 
 ジム・キャリー主演映画。このモデルが彼ですよ(もち全部じゃないけど。記憶喪失なんてなってないし)。



 50年代、アメリカでマッカーシー旋風が吹き荒れて、ハリウッドテンが追放されたりしてた頃。チャップリンもアメリカから追い出された頃ですな。

 今月、このトランボの映画が封切られるわけ。ミモノっすよ。
 演じるのは、ブレイキング・バッド』シリーズのブライアン・クランストン(蟹江敬三さんかと思った)。大好きな大好きなダイアン・レインとヘレン・ミレンも出演しちゃってるし。必見だわな。この女優さんたちの顔見てるだけでいいわ。

 ハリウッドの裏側。ハリウッドの恥。アメリカの恥。でも、当時のマッカーシーは正しかった、と私は思ってます。

 生き様としてのトランボ物語はこれはこれで感動するはず。


映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』

 「ここで降ります」
 「・・・」
 「あなたはこのまま帰って」
 「・・・」
 「私の行き先を見ないと約束して。けっして振り返らないで」
 「わかった」
 「お別れの挨拶もいえないわ」
 「いわなくていい(「Don't try」)」

 王女は男が新聞記者だとは知らないの。翌朝、記者会見でいちばん前に立ってる男を発見・・・。いろんな質問が出るわけ。
 
 「どこの都市がいちばんお気に召しましたか?」
 「どこにもそれぞれよいところがあり、どことは申せま・・・ローマです! なんといってもローマです!」
 「ご病気あそばしたのに?」
 「そうです」

 世界中から集まった記者たちはびっくらこん。こっから先はご存じの通り。

 ま、こんな風にご紹介しても、ふ〜ん、そうなんだ、と見ない人は見ないし、よっしゃとばかりに見る人はぜんぶ見るし、人それぞれ人生いろいろ。
 名古屋原原のHさんなんて、タクフェス第3弾『くちづけ』(東京原原で去年10月に観劇会をしましたよね)を紹介したら、高山から富山まで車飛ばして見に行ったつうかんね。やっぱこうじゃなくちゃね。

 人生は長いようで短いっす。「今日で終わる」と私はいつも覚悟して生きてます。覚悟つうほどの人生ではありませんけど。とにかくぼやぼやしてたらあかん、と反省することしきり。まずは動く。動きながら考える。もしかすっと、「進化」つうのはこれが原理原則なんじゃないかしらん。

 それにしても、オードリー・ヘップバーン(ヘボンなのよ、ホントは。ヘボン式ローマ字のヘボン博士と同じ)がなんと可憐なこと。

 最後まで佇んでたブラッドレーはどんな気持ちだったんかね。夢幻のごとくなり、つう気持ちだったんかいな。引きずるよなあ、男は。。。きっとねえ。

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2016年03月09日 (水)

「オデッセイ」

 新潟原原の幹事H先生(新潟大医学部)からメール。

 「今期ラストとなりました!! 新潟原原をご案内申し上げます。

日時:3月12日(土)16:30〜19:00(新潟は150分です!)。 
会場:クロスパル新潟308号室⇒3階奥の部屋。

 新潟原原にとって第2期の〆も兼ね、2次会を催したいと思います。“新潟の夜 ”を楽しんで頂ける方の参加を期待して!? 会場を予約しています。人数を確認したいので2次会出欠を含めてご連絡ください」とのことです。

 よろしくね。。。ただし、当時は、新潟酒の陣でホテルはなかなかとれませんよ。


 ただいま封切り中なんすけど、いいのかね。来週月曜日までにもう一つ原稿あんのよね。ホント、それが終わっても3冊の書き下ろし、で、シリーズで出さなくちゃあかんしぃ。

 出張してる暇はもちろん、映画とか落語とか見てる時間ないのよ、ホントは。けど、エネルギーが湧いてこないからね。ストレス解消とパワーチャージのためにあえて時間を投資しとるわけで。

 ま、ケツカッチンになると、火事場のバカ力が湧いてきますんでね。ま、できるっしょ。



 で、この映画。火星にアクシデントで置いてけぼりを食らった植物学者(マット・デイモン)が、科学知識と不屈の精神、ユーモアでなんとか生き抜きます。NASAではてんやわんやの大騒ぎ。情報公開なんかもあるから、最初は「事故で死んだ」と発表したけど、「実は生きてる」と訂正し、できるだけ正直にメディア対応もしてるんだけど、ま、ホントはウソと情報操作の巣窟ですわな。

 見捨てちゃったクルーは落ち込んでるけど、2カ月間、知らせないわけね。そこはNASA長官は超慎重派ですから。突き上げを食らいながら、クルーも全員一致で救出しようってんで、ま、そこになんでか、中国が覇権計画を潰しても協力を申し出る、つうのもうさんくさいわな。たぶんNASAに勤務する甥っ子から頼まれた、つう伏線もあるんだけどね。

 あれれ、これ、話はどっかに観たことあるよ〜な。そうそう、トム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』を彷彿とさせますわな。
 どっちが面白いかつうと、『キャスト・アウェイ』のほうが100倍いいっす。なぜって、あれはとことんヒューマニズムだったかんね。現代のロビンソン・クルーソーでしょ。ウイルソンとの別れなんかジーンと来ちゃうしさ。

 わかるよなあ。自分は死んだ、と思われてるわけで、そしたら、妻子はどうなんの? 再婚してるっしょ。で、無事、戻れば戻ったで問題はヤマほどあるわけで。母校やNASAで後輩に講義しとるマットとはわけがちゃうわけね。

 ホントは『アイリス・アプフェル!』か『キャロル』を観よう、と思ったんだけど、ジャストタイムだったわけでね。ま、おもしろかったっす。

 てわけで、これから徹夜っす。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「僕だけがいない街」(三部けい著・ KADOKAWA・ 4,298円)です。

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2016年03月08日 (火)

「逢い引き」と「逢いびき」

 この日曜は新潟で講演。どこも行かずにホテルで缶詰、ようやく『孫子の兵法』を脱稿。孫子、4冊くらい書いてるんじゃね? けど、今回の孫子本は既刊本とぜんぜんちがうのよ。よくあるようなコンテンツにはしたくないからね。20〜30代向けにしました。

 で、今週末も新潟なのよ。ホテルないの。なんとか取りましたけどね。なんで? どして? わかりました。「新潟酒の陣」だって。なんだよ、もうそんな季節なの? どぅしよ? あの酒陣トートバッグ買いに行こっかな〜。めちゃ評判良かったんだよね。朱鷺メッセでやるんだろうね。  

 そういえば、酒陣で手に入れた銀杯も使ってないしぃ、金沢の金杯も使ってないしぃ。もったいないの〜。けど、これ以上、あちこちの飲み屋に「マイグラス」置いてもらうのちと心苦しいしなあ。そうだ。博多の「花唄」に置くかなあ。ま、迷惑だわな。持ち歩くか〜。

 さてと。あんなに愛されてたアイドルも消え、イクメンの予定だったセンセも消え・・・。芸能界はシャブ中でも簡単にカムバックできますから、不倫程度でミソつけたベッキーさんもいずれ舞い戻ることでしょ。

 一皮むけたタレントになるんちゃう。

 そんなこんなで不倫つうたら昔、映画観たなあ、どこにあるんかなあと、このくそ忙しい中、DVD探しましたがな。。。


こちらがオリジナルの『逢い引き』。1945年製作ですよ。

リメイク『逢いびき』はソフィア・ローレンとリチャード・バートンという豪勢なキャスト。

 2人の子の母。平凡だけど幸福な生活。不満は何一つない。毎木曜日には朝から隣町に汽車で出かけ、1週間分の買物をし、本屋に立ち寄り、簡単なランチ。午後は映画を見たりして、夕方には帰る。

 いつものパターン。

 ところが、ある日、目に埃が入っちゃった。駅の喫茶室でたまたま遭遇した医師にとってもらう。

 で、たまたまランチでたまたま再会、席がなくてたまたま同席。初めて自己紹介。たまたま時間が空いてたので映画をつき合った・・・互いに心を惹かれちゃった。

 あとは野暮なんでカット。けどさ、最後につぶやく夫の言葉が残りまんなあ。

 「君はしばらく遠くに出かけていたね」

 不倫には適齢期っつうのがあんのかね。「7年目の浮気」つう映画でもわかるとおり、結婚7年目がひとつのヤマらしいよ。セブン・イッチーズね。なんとなく浮気の「虫」がむずむず。

 不倫つうのは「倫理にあらず」という意味なんしょ? でも、本人たちはいたって真剣に恋愛ごっこのヒーロー、ヒロインを演じてるわけで。不倫だから燃える。不倫でなければ燃えない、つう男女はかなりいると思うのよね。

 もち、奥さん大好き、ご主人大好きつう人もたくさん。これはこれ、いろんな事情がありまして。「お詫び」の意味もあるでしょうし。不倫には理由がないけど、「否不倫」には理由があんの。わかる?
 
 真剣さつうか一途さが問われるんだろうね、なんの保証もないんだからさ、不倫には。真剣に夫婦してる人にはそれはそれで特別の事情があんだろね。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「百人一首の謎を解く」(草野隆著・新潮社・799円)です。

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2016年02月11日 (木)

寅さん映画と浅丘ルリ子さんのトークショー。。。

 一昨日は東京原原。調べものと原稿執筆で気づいたら朝6時。徹夜しちゃいましたよ。少し寝とかないと原原でお話してる間にすやすやぐーぐーとなりかねない・・・2時間ほどしたら電話で起きました。

 「アメリカもドイツも日本もメガバンクの株価が26%落ちてる。恐慌だね」「明日(つまり昨日)のニューヨークで決まるな」とひと言。

 そうですわな。年末に年初からの株価状態を正確に見抜いてましたからね、この人は。慧眼つうんだろうね。再来週の日曜日のゲスト講師ですよ。お楽しみに。

  
 横浜のデパに所用の買い物。エレベーターから催し物のパネルがチラっ。ん? あれれ、あれ、いつやんの? 今日、これから? 席、空いてるかなあ・・・。


寅さん映画と浅丘ルリ子さんのトークショー。。。

 入れました。つうか、潜り込みました。何人いるのよ? 1000人はいるでしょ。満席じゃん。若い人ぜんぜんいないけど。当たり前だよね。平日の昼日中に現役世代がいるはずがありません。佃煮ができるほどジジババばっかし。ま、人のことはいえないけどさ。


いかす女ってのは彼女だわな。

 寅さん映画「男はつらいよ」にルリ子さんは4作出演されてます。リリー役ですね。。。33歳、35歳、40歳、ちょいと時間がたって、ラストは55歳。
 今回の上映は40歳のルリ子さんを拝める「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」。

 いいねえ、とってもいい。20代の彼女もいいけど、40歳の彼女もいい。で、トークショーに登場した75歳のルリ子さんもいい。なんて可愛いんだろ。ある程度齢を重ねたら、ロングはダメ。ショートだわな。で、シルバーとゴールドと黒で染め上げたらええねん。

 それにしても寅さん映画はおもろいなあ。全作品を4〜5回は観てるけど、つまらん作品ないもんね。レベル高いわ。中でも、この作品は出色。

 ルリ子さん、元もと、寅さん映画へのオファーでは、北海道の牧場経営をする女将さん役だったらしいっすね。見るからに細腕でかよわい彼女にはちと似合わない、つうか、イメージできない役ですよ。で、断った。

 監督の山田洋次さん、ある時、錦糸町をぶらぶらしてると、とあるキャバレーの看板に「歌姫○○リリー来店!」とあるのを発見。ビビビっときちゃった。ビビビと来たら、もうシナリオはできちゃいます。イメージがかってに膨らんで踊り出しますからね。

 それがリリーなわけ。ルリ子さんありきのシナリオなわけ。もち、寅さんとは結ばれません。映画終わっちゃうもん。けど、気持ちが結ばれてた。ほかのどんなマドンナよりもね。

 「オレとおまえだよ。所帯持つよな柄じゃねえよ。そだろ?」
 「あんたって男は、女の気持ちがわからないのね」

 こんな会話もありました。

 「リリー、所帯持とうか」
 「・・・悪い冗談やめてよ」
 「あれ、いま、オレなにか言った?」

 抱えてる事情をお互いわかりすぎてるから距離が縮まらないのかも。後先考えない冒険つうかバカつうか勇気つうか。結婚なんて、理性と判断力の欠如でするわけでさ(離婚は忍耐力の欠如、再婚は学習力の欠如ですんだよね)。

 ま、映画に感情移入してもしょうがないんだけどさ。リリーが愛しくてさ。。。

 ルリ子さん、2年後の大河ドラマ出るかもよ。ほかにもたくさん舞台とドラマ演るみたい、詳しいことはいえないけど。3月の大阪新歌舞伎座行こっかな。。。

 はるかより、恭子より、美玲より、やっぱルリ子だぜ。夕陽の丘、良かったなあ。渡り鳥シリーズえがったの〜。「夜霧よ今夜も有難う」つう「カサブランカ」をパクった、いえいえ、オマージュした映画も鮮明に記憶に残っとるわいなあ。

♪おれはまってるぜ〜〜♪ってか。

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2016年01月21日 (木)

「の・ようなもの のようなもの」

 ま、『の・ようなもの』、あの続きはどうなってんだ。『30年後の俺たちの旅』みてえなノリだよね。
 で、客はジジィばっか(私も含めて)。つまんねえ映画つくりやがって。あくびが出てくらあ。。シナリオが悪いね。で、最近の落語はもっとリズミカルなんだよ。こんな昭和のリズムじゃねえっつうの。マツケンも仕事選べよな。

 わが学生時代に観たあの『の・ようなもの』とは雲泥の差だね。

 でだよ。最後に志ん魚(しんとと)が夜明けの東京を、アサヒビール吾妻橋工場から仁丹塔、国際劇場へと、「黄金餅」を演りながら道中づけしていく、あのラストシーンはいってえどこで演んだよ、っつうの。

 ・・・てなことを思いながら観てました。


森田芳光は日芸の落研だったもんね。先輩があの高田文夫さんだよ。

 で、ですな。後半、その「黄金餅」をこんな形で入れたんでげすよ。

 なるほどねえ。。。で、マツケン演じる志ん田(しんでん)が新作をこれまたこういう形で演じるわけ? 思わず涙が流れましたよ。

 ええぞ、ええぞ〜。そうこなくっちゃ。これ、最高っす。また見るっす。

♪よっ、たっぷり!

 そうか、そうだったのか。。。この映画、観客のためにつくったんじゃねえな。こりゃすべて亡き森田芳光監督のためにつくったんだな(劇場デビュー映画だもんな)。

 早い話がオマージュってやつ? だから、『の・ようなもの のようなもの』ってわけ?


マツケンの「初天神」なかなかのもんだよ。。。『の・ようなもの』封切りの4年後だよ、マツケン生まれたの。

 キャストも森田監督に縁のある人ばっか。秋吉久美子さん演じたソープ嬢のエリザベスには出てもらいたかったね。あの鈴木京香さんのやってた煎餅屋の女将さんなんてぴったしじゃん。コサキンも出たら良かったのに。もちジジィのオカマ役。どうして出ないんだよ。。。

 観客も私と同じように、『の・ようなもの』が好きだったんだろうなあ。傑作だったもん。何度観たかわからんわいな。

 で、尾藤イサオさんやっぱ歌巧い。
♪だ〜れのせいでもありゃしない みんな おいらが悪いのか♪
 この人、元もと、芸人だかんね。奇術やってたのよ。声質なんざ、志の輔さんかと思いましたよ。

 で、マツケン、落語、巧い。なんたって声がいい。いままで噺家役やった俳優たくさんいますけど、ダントツに巧い。資質的に相性がいいっす。

 志ん水役のでんでんさん、志ん肉役の小林くん。激やせしてたけど太ったから、あの頃にくりそ。無理して太ったんかなあ。桂子師匠は相変わらずだしねえ。

 志ん魚役の伊藤克信さん。たまに旅番組レポーターなんかやってるけど、この人、老舗旅館の跡取りでしょ。キャステイングのために『全日本落語選手権』を見てたら、ドンピシャの学生がいたのね。有名保険会社に就職が決まっててさ、監督、申し訳なくて、「映画に出てくれ」と切り出せなかったらしいよ。

 で、伊藤さん。「なんの用ですか?」と聞いて、ようやく、「実は・・・」と話し出したのね。

 私、映画観たとき、こいつ、ホントに役者か? この北関東の訛りはどうにかなんねえの? と思いましたよ。ま、以来、芸能界にいるわけでさ。人間、一寸先は闇つうけど光でもあるわけよ。

 ほんわか、ゆったり、肩の力をすとんと抜いて観られるね、こりゃ。

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2015年12月13日 (日)

「最後の忠臣蔵」

 電子書籍ですが、相変わらず好調のようです。発売初日でいきなりベスト10入りしましたが、いまもキープしてます。ありがとさんです。



 電子書籍は年末ぎりぎりまで出版します。紙本は1〜2月にかけてどかどか出します。プロデュース本は紙と電子でどんどこどんと出版します。アマゾンだけでなく紀伊国屋書店でも軽〜くベスト10入りする、と宣言しておきます。期待してね。


 テレビCMにかわい子ちゃん。感じいいなあ。ぽちゃっとしてて。華があるなあ。。。

 あれれ、どっかで見たな。あああ、彼女か。桜庭ななみちゃん。美人の産地、鹿児島出身。映画ではお尻がぽちゃっとしてたことを覚えています。どうしてテレビとか映画に出ないのかなあ(「進撃の巨人」とか「果たし合い」等にも出演されてました)。華のない女優がやまほど出てるのにさ。。。

 「最後の忠臣蔵」・・・いまでもついつい涙がこぼれてくる映画ですよ。男ならだれもがわかる、と思うな。

 ちょいと調べてみたら、5年前に観ててブログに書いてたのねえ。ちいとも知りませんでした。ってことは、DVDもどっかにあんのかなあ。調べる気にはなりません。3000本はあるはずだもんね。

 で、ブログ読んだらなかなかいいとこ突いてるなあ、と自画自賛。

 そうか、これもなにかのご縁かも。つうことで、掲載しちゃいましょう。



・・・女性とお子様を軽んじるわけではけっしてございませぬが、この映画、「おんな子どもには見せたくない!」と正直思いました。

 日々の生活を噛みしめて、うんうん、そうだそうだ、とばかりに、そっと男泣きする映画ではないでしょうか。昨今、女性の世界でも、また子どもの世界でもそうかもしれませんが、喉のここまで出ているのにグッとこらえる。そんな経験が男の世界には何度もあります。

 「卑怯者!」「恥知らず!」「情けないヤツだ!」と、なんの事情を知らない輩にかぎって人を非難したがります。いつかはわが身。だから人を非難しない、と決めてます(政治家以外はね)。

 そんなとき、男ってヤツは忍び難きを忍び、耐え難きを耐え、言わぬが花よ人生は・・・と耐えることがあります。やせ我慢と笑わば笑えです。このやせ我慢がどこまでできるか。こんなことに男の真価があるとばかりに踏ん張ってしまうバカで損で奇妙な動物。

 それが男なんですね。

 もち、こんなこた、女子どもにとっては迷惑千万。ヒロイズムに女房と子どもを付き合わせて、なんとも思わないヤツがたくさんいるんです。

「孫左、おまえは私と一緒にこのまま暮らしたくはないのか?」
「私は可音さまをお育てするのが使命・・・」
「使命だと? 好きだからやっていることではないのか?」

 主人公は2人の武士です。ときに元禄15年12月14日・・・といえば、ご存じ赤穂浪士の忠臣蔵。血盟を誓った武士たちが、義のために生き、義のために死ぬ。藩主の無念を晴らす日は、大石内蔵助をはじめとした忠臣たちにとってまさに晴れ舞台でもあります。

 けど、その中に桜と散れなかった男が二人。英雄になりそこない、誰一人として評価する者などいない。忠義を誉めてくれる人はすでにこの世にはいない。まして生き恥をさらして生き続けねばならないわけですからね。

 パッと咲いてパッと散る。こっちのほうがどれだけ楽か、美しいか。なにより武士にふさわしい。あまりにも切なくて哀しいですよ。

 この映画。元もと池宮彰一郎さんの原作『最後の忠臣蔵』はNHKが5年前にテレビ化してます。あの時は寺坂吉右衛門が主役でしたよね。大石内蔵助から、後の世に正史を伝えるため、赤穂藩断絶のあと、藩士たちの暮らし向きを支えるべくひとりひとりの家族に金子(きんす)を届ける役目を仰せつかった武士役ですよ。映画では佐藤浩市さんが演じています。

 映画では、テレビで香川照之さんが演じてた瀬尾孫左衛門にスポットライトを当てました。大石内蔵助の忘れ形見を内密に育てる役目を命じられた武士ですね。四七士にも知らされず、幕府はもちろん、旧赤穂藩の者にもひとことも言えず、「討ち入り直前に逐電した卑怯者」という烙印を押されたまま生きる・・・。

 「裏切り者」と「死に損ない」。重い荷物を背負って、汚名を注ぐことなく、しかし凛として生きる。安っぽいプライドではできませんな。

 昔なら使命感? いまならやせ我慢? 宣伝と弁解ばかりが巧みな人間が増えるなか・・・男も女も「やせ我慢」は美しいものです。

 「人は生まれ、やがて死ぬ。生きる日々は甲斐ある生を送れ。死するは生き甲斐を尽くして死ぬ。それが侍の道、侍の志」−−(池宮彰一郎著『最後の忠臣蔵』より)

 「うちが泣くと孫左が抱いてくれた」
 「泣いてはせっかくの化粧が・・・」
 「うちは泣かぬ。武家の女は泣かないものと孫左に教えられた」

 ラストいいっすよ〜〜。。。涙が止まりません。映画もいい。ドラマをいい。どちらの男も立派です。必死に生きてるヤツは美しい。男前の女性にもぜひ観てもらいたいっす。

 DVD探してみますか。けど〆切があるからなあ。仕事せんとなあ。。。年内あと2冊の書き下ろし。で、来週、版元との打ち合わせがあるらしいっす。自分で自分のクビ締めとるなあ。けど頼まれるうちが華だもんなあ。基本、貧乏性なんだろなあ。。。今年も中央アジアに行きそこなっちゃったし。

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2015年11月23日 (月)

「アデライン、100年目の恋」

 10月の「能登・金沢・加賀ツアー」の2日目(私は3日目)に金沢市内にある大樋美術館を訪問しました。そのとき、11代当主の大樋年雄さんが、「アメリカからの帰りの機内で見た」つう映画がこれでしょうね。きっと。

 「ベンジャミン・バトン」の逆バージョンの女性版ですもん。これ。



 1908年1月1日。21歳で建設技師の夫と結婚して娘を授かったものの、8年目に夫が事故死。その冬、事故で車ごと川底に転落。低体温症で心停止。そこに落雷で奇跡的に鼓動が戻る。

 ところが、これが原因で彼女の体は歳をとらなくなっちゃった。

 最高ですね。始皇帝が望んだ不老不死ですよ。でも、実際には不都合なことばかり。愛する人たちは次々に亡くなるしね。人間に恋なんてできません。

 つまり、同じ位置にはいられない。だって、あの人、年とらないね、って詮索されちゃうもん。仕舞いにはFBIからつけ狙われたりしてね。

 美人だからよけい困っちゃう。中年になっても外見は29歳。娘の安全を守るため10年ごとに名前と住居、外見を変える逃亡生活。

 主人公ジェニー・ラーソン。もち偽名。ホントはアデライン・ボウマンつうの。現在、シスコの中央資料館で老朽化したフィルムのデジタル処理が仕事なんて、皮肉なもんです。

 で、ホテルの年越パーティに誘われたとき、渋いイケメンが情熱的に言い寄ってくるけど、んなもんスルー。いつものことだしぃ。

 ところが、この男、資料館の理事で、前から好意を寄せてたらしい。
 で、デート。そうならないと話は進みません。

 でだ、タクシーから公園を眺めていると、いままで別れざるをえなかった男たちの姿が脳裏に浮かぶわけ。

 いつまでこんな逃亡生活をおくるのか。永遠にこのままなのか。一度の人生、これでいいの?

 孤独というより疎外感だろうなあ。人間ではなくアンドロイドだもん。

 で、この男と恋に落ちます。

 さて、男の実家に遊びに行きます。男はとっても父親を尊敬していて、なんでも天文学者らしい。彼が見つけた彗星の名前は「デラなんとかかんとか」。。。デラつうくらいだから大きいんかなあ。名古屋弁じゃないけど。

 で、初めて男の両親と会うわけだけど。。。父親はジェニーを見るなり、「アデライン!」と呼びかけちゃうんだね。本名は誰にも教えてないのにさ。

 ジェニー役はブレイク・ライヴリー。スザンヌとかいうタレントいましたよね。野球選手と結婚してあっという間に離婚した人。熊本でスタンドバーやってるキャサリンの娘。彼女にくりそ。つうことは、スザンヌって美人だったのか〜。
 父親役がハリソン・フォード。いい味だしてますよ、インディ・ジョーンズも。

 若さを競う必要はなくてね。年相応でいいわけ。年相応の恋ってあるんじゃない? この分野とっくに卒業(中退?)してますから、よ〜わからんけど。

 隣の若いカップル。女性が盛んに泣いてたけど、どこがどうして泣けるのか、さっぱりわからん。ニコラス・スパークスの読み過ぎかな。

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2015年11月04日 (水)

「愛を積むひと」

 今日、DVDが発売されるんですよ、これ。もち購入済み。映画は何回も観ました。だから楽しみなんです。



 舞台は美瑛。思い出の街です。日本一美しい風景かもしれません。どんな思い出か、「通勤快読」でじっくり語ってますから聴いてください、読んでください。よろしくです。。。

 原作はロングセラー小説。エドワード・ムーニー・Jr.『石を積む人』です。舞台をアメリカから北海道に移し、主人公の夫婦を70代から少し若くしました。

 夫に佐藤浩市さん。私、この役者大好きなんです。妻は樋口可南子さん。ソフトバンクモバイルのCM、白戸家のお母さんですね。

 妻が亡くなる、妻はなにもできない夫が心配で手紙を遺す。その手紙で夫は少し殻を破ることができたのか、人間として成長していきます。

 そんな愛情物語。。。

 映画もいいけど、映画からノベライズした作品もいいですし、原作もいいです。けど、ホントにいいのは少しほかのところにあるんですよ。それは原原でいずれお話したいと思います。
 東京原原ではもう終わっちゃったけど、「強運を引き寄せる原理原則について語ろう」つうテーマの時にさらっとお話したいと思います。なかなかいいのよ、これが。。。まだどこでも話してないけどさ。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「愛を積むひと」(豊田美加・朝原雄三・福田卓郎著・小学館・540円)です。

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2015年09月17日 (木)

「僕たちの家に帰ろう」

 火曜日は東京原原。第15期です。人数が多いので円卓が使えなくなりました。二次会も大変だわなあ。。。

 二次会で新入生、復学のメンバーには自己紹介をしてもらいましたが、二次会に参加してないメンバーもいますからね、メーリングリストで適当に自己紹介して頂ければ幸いです。

 ゴルフ部会、シャンソン部会、芸能部会、あちこちツアー部会。。。いろいろありますので、メーリングリストで流れます。そうそう、来年4月は「京都舞妓ツアー」を休止、「熊野三山詣り」をやろうかな、と思案中です。
 新大阪駅集合。で、バスで向かうつうヤツ。熊野だけなら1泊ツアーできます。高野山を入れたら宿坊も入れて2泊ツアー。ま、私、いろいろ詣りましたからね。

 さて、中野のスタジオで奥村先生によるマイナンバーのお話を編集。東京原原のラストでご紹介したくてね。。。博多メンバーは2時間フルで「ここだけの話」を聴かせて頂きましたね。

 ブログを読まれたMさんから電話。
 「奥村先生の講演、いつ本になるの?」
 「なりませんよ。危なすぎて」
 「そうだよなあ」
 そうなんです。ですから、順次、全国の原原でご披露しましょう。編集しときますから。。。


 さて、映画です。中野をあとにして渋谷の原原会場まで来たら少し時間がある。1時間以上あるときは映画。1時間未満なら席亭、30分なら書店。15分なら喫茶店。それ以下ならぼんやり。。。と決めてるんです。



 で、映画にして大正解。。。予告編の「草原の実験」も面白そう。

 主人公は小学生の兄弟。「父母を探して三千里」てなお話。
 河西回廊つうの? 中国から西域への通路。唐代には中国の領域は嘉峪関で尽きる、と言われました。そうそう、トルファンとか敦厚とかあの辺ですよ。いまの甘粛省ですな。
 そう呼ばれたのも、甘州と粛州があったから。それを西夏が併合したわけ。

 タクラマカン砂漠のそばです。。。となれば、井上靖の小説、司馬遼さんの紀行文でも知られたとこです。事実、映画「敦厚」に登場した石窟画も出てきました。ま、名物なんだ。

 ここで、兄弟の親父さんは羊の放牧してるわけ。つうことは、羊の動くままにあちこち草原を移動しなくちゃならん。兄は母親が入院中で爺様のとこ。弟は寄宿舎暮らし。

 で、爺様が亡くなるのね。

 井戸はいくら掘ったって水なんて出ない。たとえ水があっても放牧禁止の場所が増えてる。遊牧民族を絶滅させたいんだろうなあ。共産党政府は。

 農業や金採掘をする若者は遊牧には戻らない。。。爺様はそう語ってた。
 
 で、チーズ、干し肉、水をラクダに乗せて兄弟は親父の放牧先へと旅に出ます。喧嘩したり、水をかすめとったり、らくだに逃げられたり、う〜ん、遊牧版スタンバイミーか。。。

 この兄弟。ユグル族なのね。ユグルとは「富裕」と書きます。皮肉なもんだね。かつて30万人いたのに、いまや14000人。少数民族とはこういう人たちのことを言うわけ。

 草原は枯れ果て、生活は厳しい。自然が豊富。いえいえ、自然しかない。厳しい自然しかない。

 父さんみたいに、羊をおって草原を走り回りたい。。。弟はそう願うんだけどね。。。

 渋谷シアター・イメージフォーラムで上映中。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「トリュフォーの手紙」(山田宏一著・平凡社・2,592円)です。

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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
 東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。「キーマンネットワーク定例会」(33年の老舗)のほか、
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 講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で大人気。全国紙をはじめ専門誌、永田町メディア、金融経済有料サイト、大手企業広報誌から宗教団体機関誌などの連載を20年以上続ける。
 著訳書は330冊。ほかに電子書籍100冊。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュースは延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
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