カテゴリー:中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!

2018年02月10日 (土)

「ひかりふる路〜革命家マクシミリアン・ロベスピエール〜」 「SUPER VOYAGER!」はサイコーです。

 いったいどこを見てたんだか。この舞台。サイコーじゃないですか。

 ま、望海風斗さんの歌と踊りを見られればいいわけですが、よくまあ、お披露目でこの人物を主役にもってきたな、と思ってたんですけど、数日間でこんなに良くなるわけ? 



 ショーはさすが。正直、歴代ベスト5に入ると思う。これだけでもいいくらいの出来。DVD発売されたら買いますよ。

 雪組いいねえ。汀夏子(知らない仲ではない)、麻実れい(昔、京都のホテルですれ違った時には驚きました)、一路真輝(♪花夢幻が大好き)、轟悠(いわずと知れた大幹部・ドクトルジバコ見に行きます!実家は人吉新聞なのよ。知らない仲ではないつうことか)、水夏希(カッコイイ!)、音月桂(『越路吹雪物語』のタカさん役)、で、早霧せいな(この人の男役がいちばん好きでした。「幕末太陽伝」サイコーっす)の皆様方。。。現役は彩風咲奈さん、彩凪翔さん、そして朝美絢さん。

 人材豊富。コマちゃん(沙央くらまさん・専科)はこれでご卒業。明日まで上演。千秋楽は全国映画館でも上映します。ぜひ見てね。

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2018年02月04日 (日)

宝塚はサイコー。。。

 報告が遅れに遅れてしまいました。いつもの宝塚レポでございます。


宙組トップコンビ=真風涼帆さんと星風まどかさんのプレお披露目「ウエストサイド・ストーリー」です。

 まあ何度も見てますからね。あまりにも有名な演目。私が生まれた年がブロードウエー初演なんすよ。
 ジョージ・チャキリスがなんと美しいこと。

 内容はみなさんご存じの通り、花の都NYCでなんとか生きてるポリッシュとプエルト・リコ出身の若者たち。最底辺の最底辺の連中だけどエネルギーだけは溢れてる。ジェッツとシャークスの縄張り争いに恋愛が絡んで、話せばわかるのにひょんなことから殺し合い。

 非行グループなんてのはそんなもの。軍隊もそうですけど、最低レベルのヤツが軍の生き死にを左右します。この物語だってわずか2日間ですからね。

 時機が時機だけに考えさせることばかり。

 それにしてもダンスも歌もサイコーだわな。さすがバーンスタイン。真風さんタッパがあるからよー似合う。 



雪組の新トップコンビ望海風斗さんと真彩希帆さん。

 風斗さん、歌も踊りも芝居も巧い! 歌劇団89期(人材多し!)に2番で合格(首席は専科の凪七瑠海さん。星組トップになるんちゃう)。ハマ出身なんすよ(法政女子高)。

 こちらの舞台はやはりパリ。それにしても、ロベス・ピエールとはねえ。

 学生時代、フランス語が第1外国語だったのね。なんでかつうと、ロベスピエールの自伝が邦訳されてなかったから。つまり入学してから訳してやろうと思ってたわけ。

 フランス革命の中心人物ですよ、たしかにね。けど、お披露目でこの人物取り上げるかねえ。。。青年館でやった「ATERUI」のほうがずっとえがったなあ。
 レヴューはサイコー。新生雪組の「船出」を願っての企画なんだろね。いろんなレヴユー見てますけどかなりハイランクだと思うな。 

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2018年02月03日 (土)

宝塚は花盛り。。。

 最近ずっとDVDに録ってるのが『越路吹雪物語』。宝塚のあの人ですよ。

 主役、ぜんぜん似てないのよ。つうか、こういう人見たことないなあ。宝塚で。


父親の仕事の関係で9歳から豪雪の新潟で暮らしてたのよ。だから越路吹雪。

 仲良しの乙羽信子役は咲妃みゆさん(雪組元トップ娘役)。絶世の美女として騒がれた月岡夢路役はどこかの女優さん。先輩トップスターに音月桂さん(雪組生え抜きの元トップスター)。相手役となる淡島千景を花乃まりあさん(花組元トップ娘役)が演じるんだよね。

 越路吹雪の子役が歌巧いのよ。で、これからの越路を演じるのが大地真央さん。岩谷時子役が市毛良枝さん。

 それにしても、青年期演じてる瀧本さんはいつ痩せるんだろ? そうそう、ナレーションは真矢ミキちゃんです。

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2017年12月26日 (火)

宝塚星組千秋楽再び・・・。

 宝塚歌劇は衛星で放送されてますからね。全国のあちこちはもちん、世界のそこかしこでも満喫することができます。

 席が替わるだけで印象もがらり。2回3回4回と見んとなあ。けど、チケとれんもんね。で、「ベルリン、わが愛」「Bouquet de TAKARAZUKA」。楽日ならでは「おまけ」が多いのがサイコーなのよ。

 「あれ、こんなのあった?」つうのが3分の1。節穴つうかザルつうか、情けないけど本音っす。

 で、やっぱこの歌いい。聞き惚れました。「♪花夢幻」ね。

♪春浅く 花咲けど 降る雨に 濡れし花の 露哀し
 誰が吹く 笛の響きに 花無常
 春が来て いつの日か わが胸に 春遠く
 わが恋は 悲しくも 心乱るる 花あわれ♪



 これ、33年前でしょ。「麻実れいさんサヨナラ公演」ですよ。あの春日野八千代さんの名前が出てますし、一路真輝さんが「万輝」だった頃っす。
 一路さんはこの歌、いまもコンサートでしょっちゅう歌ってますもんね。私? CDダウンロードして聴いてます。


次の星組トップになるかも。ま、礼真琴さんが既定路線なんだろうけどね。

 完璧洋物ショーの中でいきなりの和物! ま、作詞が今回の演出=酒井澄夫さんですからね。なんでもあり。で、最初は紅さんが歌唱してたんだけど、メインで披露したのは凪七瑠海さん。とてもええんだわ、これが。

 「♪そしていまは」もそうだけどボレロ好きなんだろなあ。シャンソニエでは、リクエストしなくたって当たり前に歌ってくれたもんね。

 で、千秋楽のいいところ。卒業する方々がいるわけ。「星組 壱城あずさ、愛水せれ奈、夏樹れい。2017年12月24日(星組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団」つうのが「宝塚ニュース」で流れてたのは知ってました。

 ああ、今日なんだ。

お客さんはよく知ってますから、3人がセンターで踊ると万雷の拍手。最後の最後は袴姿で大階段から下りてきて、センターで卒業のご挨拶。

 これが見事なんだわ。最後までまったく泣かない。「きちんとご挨拶なさい!!」と厳しく指導されてると思うよ。手を抜いたとこが微塵もないのよね。音楽学校時代に徹底的に躾られてるんだわな。

 こういうとこが宝塚。

 みなウルウル来てるのよ。ご本人じゃないっすよ。お客さん。ファンはたまんないっすよ。大劇場も凄かっただろうけど、東京も凄かったっす。「陸王のエキストラか?」つうほどファンで一杯。

 宝塚のファンてのは個人につきますから、贔屓のスターが卒業したから、じゃ、これからは他の人に、とはならんのよ。浮気しないの、一途なんす。一生応援。大げさかもしれんけど、ファンも一緒に人生賭けてるわけね。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「旅情酒場をゆく」(井上理津子著・907円・筑摩書房)です。

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2017年12月22日 (金)

宝塚歌劇 星組ミュージカル「ベルリン、わが愛」とタカラヅカレビュー90周年作品「Bouquet de TAKARAZUKA」

 清く、正しく、美しくの宝塚。今回のテーマは大きくて大変ですわな。

 愛と勇気の宝塚でございました。


上演はクリスマス・イヴまでです。
 
 う〜ん。ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督と女優マレーネ・ディートリッヒがモデルなんしょ? そう、彼らの最初の作品はかの有名な「嘆きの天使」すよ。ハリウッドで撮った「モロッコ」も良かったよなあ。
 シルクハットに燕尾服。ズボンのポッケに片手を入れる。このポーズ。幼い美空ひばりにさせたのが「悲しき口笛」でしょ。
♪丘のホテルの 紅い灯もぉぉぉ♪



 ドイツ占領のベオグラード放送から毎晩流れるのが「♪リリー・マルレーン」。ドイツ兵、イギリス兵、連合国の兵士たちはみな耳を傾けた。ドイツ放送禁止令も効果無し。「21時57分にベオグラード放送にダイヤルを」が合言葉だったんよ。

♪兵舎の大きな門の前
 今も街灯が立っている
 その下でまた会おうね
 あの街灯の下に二人で立とう
 昔のように リリー・マルレーン
 
 二人の影が重なり一つの影に
 僕らが愛し合ってたこと
 見れば誰にもわかること
 みなが見たってかまわない
 街灯の下に二人で立とう
 昔のように リリー・マルレーン

 歩哨の呼び声
 鳴り響く帰営ラッパ
 遅れりゃ三日の営倉入り
 「戦友よ いま戻る!」
 これが別れの合図
 ホントは君と一緒にいたかった
 君と リリー・マルレーン

 街灯はすべて知っている
 君がそこに通うのを
 毎晩明かりは灯るけど
 僕はそこに立てなくなった
 僕の身に何かが起きたとき
 君は誰とそこに立つ
 君は リリー・マルレーン

 静寂の中から地の底から
 夢のように浮かぶのは
 恋をする君の唇
 夜霧があたりを包んだら
 僕は街灯の下にたたずもう
 昔のように リリー・マルレーン♪

 こんな歌流れてきたらたまらんわな。まして戦場でしょ。ラジオから流れてくる彼女の歌。明日死ぬかもしれない命。すべてを忘れられる瞬間だと思うな。



 かなりの戦場まで慰問に行ってたらしいね。ナチに抵抗して渡米。けど、ベトナム戦争では自分を受け容れてくれたアメリカ政府にも抵抗。
 「歌で闘う」という筋金入りの女優歌手ですな。この作品は「われわれは映画で闘うぞ!」つう意思がベースに流れてます。

 ナチ政権下の映画業界。サイレントからトーキーへの変革期。女優が国策に駆り出されていた時代。わが国で言えば「李香蘭」ですわな。

♪あわれ春風にぃぃぃ 嘆くうぐいすよぉぉぉ
 月に切なくもぉ 匂うぅぅ夜来香♪てか。

 それにしてもジル・クライン役の綺咲愛里さん。お美しいこと。化粧しない方がずっと綺麗ってどういうこと? 吉永小百合さんがデビューした時はこんな感じだったんじゃね。

 といっても、星ではやっぱ紅さんと七海さんが好き。:s@x<ヴィクトール・ライマン役の天寿光希さん、凄いわな。巧い。いくつなん?

 テオ役の紅さんはコメディエンヌで本領発揮なんすけど、それはレビューでアドリブ連発。トーク最高。もっと出してもええんやけど、テーマがテーマだかんね。

 それにしても、次のトップ、だれになるんかな。。。北翔さんみたいにワンクッション置くんかな。凪七瑠海さん、専科から出演。元もと首席入団ですけど、歌、巧くなりました。努力って大切だわな。
  
 同期は・・・明日海りおさんに望海風斗さんに美弥るりちゃん。で、大好きな七海ひろきさんもそうだしぃ。七海さん、もっと頑張ってもらいたいなー。このままだと礼真琴さんとどんどん差がついちゃうよねーー。

 レビューはシャンソンのオンパ。シャンソニエで聴く「モンパリ」はそんなにいい曲に思えなかったけど、やっぱいいね。宝塚はシャンソンだわな。


シャンソン聴くならこれっしょ。。。来年1月10日。大阪梅田のみの開催。う〜ん、どうすっかなあ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「教科書には絶対書かれない 古代史の真相 後編」(松重楊江・中原和人著・3,250円・たま出版)です。

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2017年12月16日 (土)

風間杜夫さんは落語が巧いね。。。

 あちこちでやってるのよね。なんつうか、一人芝居も今年やってましたし、ある意味、落語は一人芝居ですしね。

 喬太郎さんに言わせると、一人芝居と落語はぜんぜんちがう、とのことですが、たしかに落語は上半身だけ。動きをつけるって難しいですよね。

 てわけで、風間杜夫さんの落語会「EBISU亭」にいってまいりやした。



 う〜ん、恵比寿ガーデンホールなんだけど、珍しいね。パイプ椅子。お尻いたし。。。

 風間さんの演目は「夢の酒」。ご存じの通り、亭主の夢にも焼き餅を焼く奥さん。オヤジさんにも夢を見てもらって、亭主が夢で会った美人に文句をつけてくれ、と無茶なことを言い出すわけ。嫉妬に狂った女ほど御しがたい生き物はありませんからね。

 「私ゃ昼寝の習慣はないんだよ」という親父さんを無理やり寝させちゃう。で、親父さんもその美人のとこに上がりこんじまうわけ。

 「さっき若旦那が、うちの親父は三度の飯より酒が好きと聞いてます」てんで、酒を出そうとすんだけど、この親父、燗酒しか呑み付けないときた。

 「火を落とした? 早く熾しとくれ。じきにお燗がつきますから、それまで冷酒で召し上がってくださいな」
 「いや、冷やはいただきません。しくじったことがありましてな」

 そんな夢うつつの中、起こされちゃう。

 「惜しいことをした」
 「お小言をおっしゃるところでお起こし申しましたか」
 「いや、冷やでもよかった」

 こういうオチなのね。

 ゲストの喬太郎さんは「カマ手本忠臣蔵」。いやあ、翌日(12月14日)、旧暦では赤穂浪士の討ち入りですから。

 天才が唱える新たな「討ち入りの真相」。まあ、歴史学会はゼッタイに認めないと思うけどね。けど、あの殿様・・・いやあ、やめときましょう。
 でも、殿中で刃傷沙汰起こしたらどうなるかわからんわけないわな。平気でやったわけだもんね。吉良上野介はもともと家康よりも格上。有職故実に通じた名門上杉家ですからね。綱吉としては内心、いつか潰してやろうと思ってたはず。

 だから赤穂浪士が襲撃しやすいように、呉服橋から本所松坂町に引っ越しさせたわけでね。赤穂浪士の動きにしたってすべて幕府に筒抜け。浪士は半蔵門から四谷に住んでたわけでね。幕府は自分の手を汚さずに浪士に殺させたかったということ。

 ま、「カマ手本忠臣蔵」はもっとぶっ飛んだ解釈なんだけどね。いつかどこかで喬太郎さんの落語聴いてみてよ。

 もう1人のゲストは宇宙海賊ゴー☆ジャスさん。これがとてもええんだわ。ここんとこ学園祭出演オファー日本一らしいよ。「宇宙一」と言っときゃいいのにね。

 落語好きの俳優さん、多いよね。花禄さんからどこかの一門に入れば3年くらいで真打ちになれるんじゃいなか、と誘われたらしいけど、「あくまでも落語好きの俳優です」とご本人はきっぱり。

 玄人はだしってやつもいいかもね。ヘタつうよりつまらん噺家多いからね。どしてこの人がやるとつまんなくなんの、って、すんごくよく感じてますから。

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2017年12月03日 (日)

小三治師匠は元気だった。

 ふらっと入った焼鳥屋さん。6人しか入れないんじゃー。で、奥のシニアは精神科医のご夫婦。

 自然に落語話。ま、自然につうのが不思議なんだけど、渋谷のガード下ってのはそういうとこなのよ。「東横寄席」の時代から通ってる。つうことは40−50年来ですわな。先代の文楽とか小さんとか。志ん生もナマで見てるわけでね。

 二つ目だった小ゑんとか朝太にしてもそう。

 市馬師匠とか喬太郎さん、白鳥さん等、パラエティに富んでる噺家がずらりのいまも凄いと思うでしょうが、この名跡を考えたらちょっと羨ましいわな。

 「コースで頼まないの?」
 「ちょいとこれから小三治なんすよ」
 「へえ、いいね」
 「でしょ」



 人間国宝はこのカッコで舞台に出てきました。で、弟子2人が演るとこ、ご本人の「まくら」で潰してしまいました。で、いきなり座談会。


弟子たちが懸命にグッズ売ってます。師匠は売るな、と言ってるのよ。

NHKの落語でムービーでもお馴染みの三三師匠。こんなカッコしてたらわからんな。

はん治師匠も懸命に売ってます。


 この座談会なんすけど、先日、「さん喬一門会」でも座談会がありましてね。自分の師匠をいじめブームなんだろね。ま、手っ取り早く時間を潰せますしね。

 やっぱ違うね。師匠が違うから弟子も違う。社風つうの? 芸風ではなく、たたずまいが違う。

 やっぱ小三治師匠、真面目なんすよ。弟子のやり方も。真面目のどこが悪い、と言われたら返す言葉はありませんけどね。もっと飛ばないとさ。自己規制しちゃうんだよなあ。

 客からの質問にしたって、師匠が嫌がるような質問で突っ込まないとさ。「好物は?」「どんな女性が好きですか?」なーんてマジな質問してどうすんだ!

 「噺家と客」つう関係でなければゼッタイ近寄りたくない人物でしょ、小三治つう人は。ま、それでいいわけですけどね。友達じゃないんすから。この一門。「真面目」から解放されないとつまんないかも。お手盛りの噺になっちまう。

 こんだけバラエティに富んで、しかも巧い弟子がわんさかいるんだから、育て方は巧いんだろうね。


一琴師匠の噺おもしろいっすよー。好きだね、この人。紙切りは余技なんすけど巧いのよ。ま、これじゃ食えんけどさ。

 文句ばかり言うなら聴かなきゃいいのに? それを言っちゃおしまいよ。

 で、小三治師匠の「死神」は4回目。下げが変わりましたね。

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2017年10月29日 (日)

宝塚宙組『神々の土地』〜ロマノフたちの黄昏〜朝夏まなとさん退団公演です。

 1916年ロシア革命前夜。帝都ペトログラードでは、皇帝と皇后が怪僧ラスプーチンに操られている、という噂(まるでバククネさんじゃないっすか)。



 大戦で困窮した民衆はロマノフ王朝への革命に燃えたぎってたわけでね。
 まなとさん演じるドミトリー・パブロヴィチ・ロマノフは皇族にして軍人。皇帝を護るためにペトログラードへ転任してきます。
 次期トップの真風涼帆さん演じるユスポフ公爵は彼にラスプーチン暗殺を持ちかけます。同時に、皇帝は皇女オリガとの結婚を勧めます。そして王位を譲るとも言われるんですけど、彼にはずっと愛する女性がいましてね。

 王位も望まず、かといって、愛する女性はロシアに殉じ、一人、凍てつく土地からペルシャへと逃避行。

 公爵は彼を救うためにボリシェビキにレンブラントの作品を売るけど失敗に終わり、NYCに亡命してしぶとく彼を待つ。

 時代が一変する中、純愛を貫く・・・清く、正しく、美しい宝塚ならではのロマンですな。
 
 レヴューは『クラシカルビジュー』。人を惑わせる華麗な宝石(ビジュー)に煌めきを放つ宙組をなぞらえたシーンのオンパ。なんとも凛々しいお姿に感動。

 けどさ、宙組はまなとさんが佐賀、涼帆さんが熊本。九州のおなごはがばいばい。

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2017年10月28日 (土)

歌舞伎「マハバーラタ戦記」

 ちょいと変わった歌舞伎ですが、話題作ですね。
 
 「マハー=偉大な」「バーラタ=バラタ族」=偉大なバラタ族の物語ってことです。全18巻=10万詩節超。『聖書』の4倍。日本語訳はいまだに完結してないっす。しかしTVや映画にはなってるわけで。

 今回も4時間超の芝居です。

 88年6月、銀座セゾン劇場で上演されたことがありましたね。上演時間9時間!



 「王国のためになぜ親族で殺し合わなければならないのだ」とアルジュナが沈んでいると、クリシュナが現れて語りかけます。

 「執着を捨てて義務を果たせ」

 家族や友の死に苦しんではならない。彼らは罪により死んでいる。肉体の死は彼らの病んだ魂を純粋で平和な世界へと解放する。正義のために試練を経ることは、平和と邪悪、正義と不実に対する神の勝利として、おまえのこの世での使命を果たすことになる、

 正否、犠牲、結果、報酬にとらわれず、やるべきことをやるだけだ。

 「ダルマ」に徹して「カルマ」を超えろ、つうことですな。

 なぜか? 人の身体というものは「魂」を乗せた船にすぎないわけですよ。身体は消滅しても魂は永遠に生き続けるわけ。いまは、おまえの使命を果たせ、と言いたいのよ。

 『パガパドギーター』の1シーンです。この台詞が聞きたくて見たようなものです。
 


 壮大な物語でして、はじめに、天の神々が人間界をつくり出すところから始まります。そして地上界を見下ろすと、戦争ばかりしているくだらない生き物で、神々はあきれ果てます。しかし、見所のある人間もいる。少し様子を見よう・・・てなわけです。

 バラタ族のなかのカウラヴァ家(クル家)とパンダヴァ家(パーンドゥ家)の対立を軸に物語は進んでいきます。



 ベースにあるのはバラモン教=ヒンズーの原型ですな。カーストで知られてると思うけど。お釈迦さんの仏教もイエス様のキリスト教も、もちろん、バラモン教の影響を強く受けてます。仏教なんてヒンズーでは一分派活動ととらえられてますし、難行苦行のバラモンでは人々は救えない、と易行に転じてしまうのが革命的ですよね。

 ですから、バラモンの神々と仏教の仏は一体化しとるわけでね。ここらへんは原原でじっくりお話するつもりです。

 パーンドゥ王は呪いを受けて妻と交わることができない。神を呼び出す呪文を知っていた妻のクンティが神々との間にもうけたのがユディシュティラ、ビーマ、そしてアルジュナ。王のもう1人の妻と神の間にもナクラとサハデーヴァが生まれます。パンダヴァの5王子ですな。

 クンティには太陽神との間に生まれた子がいたんだけどね。若かったクンティは川に流してしまった。その子カルナを演じるのが主役の尾上菊之助さん。

 太陽神の子ですから生まれながらに耳輪を身につけてるわけで、この耳輪が永遠の生を保障するものなんだけどね。

 義理を果たすためにカルナは実の弟であるアルジュナ(演ずるは松也さん)ら5王子と闘わなければならんのよ。ここらへん、カルナはまるで『日本侠客伝』の「健さん」そのもの。

 「恨みはなにひとつありやせん。浮き世の義理。死んでもらいます」

 たぶん、健さんの大ヒット映画のシナリオもベースは『マハバーラタ戦記』だろうなー。ラスト? まさしく健さんっす。涙無くして語れません。

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2017年09月21日 (木)

宝塚月組『All for One〜ダルタニアンと太陽王〜』

 FRB、リーマンショック以降、積み上げた資産縮小。利上げは据え置き。円安に振れるけど金価格は下落。ホント、アップダウンが激しいわ。1300ドルは切るやろなー。金融株が上がりITは下落ってとこかな。。。


 う〜ん、月組はトップの珠城りょうさん(ダルタニアン役)もいいけど、三銃士の美弥るりちゃんがお目当てでございまして。
 なんといきなりのご本人登場なんで、「ええなあ、ええなあ、そんなにええんかー」と1人で突っ込んでおりました。



 あれれ、見事なコメディエンヌ登場。芸達者。やっぱ専科? なるほどねえ。モンパンシェ公爵夫人してた沙央くらまさん。めっちゃタイプなのよん。

 アレクサンドル・デュマ作『三銃士』をベースに小池修一郎さんの脚本、演出した作品。

 「太陽王」てのはルイ14世のこと。参考までに、妃をとっかえひっかえしてたルイ15世はまんま「最愛王」と呼ばれてたしね。パン屋さんの名前で知られるポンパドールなんてのも愛人でしたしね。
 で、ルイ16世はフランス革命で妃のマリー・アントワネットとともに処刑されちゃう。

 今回は太陽王の時代。

 スペインから王妃を迎えなくちゃならんのだけど、このルイ14世。ホントは女。双子で生まれたんで不吉だからどちらかを捨てなさい、と霊能者のご託宣。間違えて男の子を捨てちゃった。

 この秘密をネタに枢機卿マザランから脅されちゃう。

 ある時、ルイ14世ならぬルイーズは城を抜け出し、居酒屋で遭遇したダルタニアンと恋愛関係になっちゃう・・・つう展開。

 夏目雅子さんの姪っ子=風間柚乃さんは、旅芸人一座の親方夫婦に拾われたホントの後継者ルイ14世役をきっちりこなしてまっせ。。。お父さんによー似てるわー。当たり前か。



 それにしても、くらまさんええわあ。鞍馬天狗やんかー。そういえば、人間国宝の小三治師匠も鞍馬天狗の大ファンらしいっす。木久扇さんも鞍馬天狗の真似するけどね。

 シャンソンとかジャズとか歌ってるみたい。歌もダンスも巧いもんな。なにより艶っぺーーー。喜劇も悲劇もなんでもこい。今度、ディナーショー行かなあかんな。。。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「気象兵器・地震兵器・HAARP・ケムトレイル 後編」(ジェリー・E・スミス著・1,944円・成甲書房)です。

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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
 東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。「キーマンネットワーク定例会」(33年の老舗)のほか、
「原理原則研究会in東京」
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「原理原則研究会in神の国出雲」
「原理原則研究会in新潟」
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「松下幸之助経営研究会」
「中島孝志のスピリチュアル研究会」
「日曜読書倶楽部」
「濡れ手で粟!中島孝志のビジネス研究会」
「黄金の卵を産む!ぴよこちゃん倶楽部」

 講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で大人気。全国紙をはじめ専門誌、永田町メディア、金融経済有料サイト、大手企業広報誌から宗教団体機関誌などの連載を20年以上続ける。
 著訳書は330冊。ほかに電子書籍100冊。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュースは延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
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