2013年05月01日大人の恋ドラマ「第二楽章」はええよん。。。

カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」

 いよいよ皐月ですね。とはいっても、旧暦では弥生3月22日。早乙女の活躍する皐月はまだまだ先のこと。

 やっぱNHKやな。受信料払ってるだけのことはありまっせ。報道番組は偏向してるけど、ドラマはええ。受信料はドラマ代ですな。

 こういう大人のドラマってどうして民放じゃできないんだろ。イケイケ女優に女子高生の制服。痛々しいとしか思えんのよね。刑事物は新手のものが登場してるけど、お天気姉さんとかデブとか。「刑事110キロ」ってなんだんねん。深夜の「めしばな刑事タチバナ」(テレ東)のほうがええなあ。「孤独のグルメ」はもっとええけど。

 そんななか、ようやく大人の恋愛ドラマが始まりました。羽田美智子さん&板谷由夏さんがいいね。とくに羽田さんの雰囲気、好きですね。

 なんだかシャーリーー・マクレーン&アン・バンクロフトの「愛と喝采の日々」を彷彿とさせるんだけど、40代・50代の女性なら、うんうん、わかるわかる、と共感するとこ多いだろうな。

 仕事はできるけど奥手が災いして、好きな男に気持ちをちゃんと伝えられないし、そんなそぶりも見せられない。で、男は高嶺の花より手近で間に合わせちゃってさ。お互い、いい年になって、ようやく正直に感情を表現できるようになった。17年くらいかかってるわけ。

「時間がない」「きれいなうちに」という圧がやっぱ意識の奥底にあると思うし、なにより「後悔したくない」という強烈な反省がモチベーションになってるかもしれませんな。

 何かを得ることは何かを捨てること。何かを捨てることは何かを得ること。でも、何かを得ながら何かを拾う人もいるし、何かを捨てたのに何かを奪われる人もいるだろうしね。

 安心と油断。危機と必死。これ、紙一重。「幸せ」というのは簡単に手からこぼれ落ちてしまうものかもしれませんな。

 ドラマがこれからどう展開するかわからんけど、私的には大人の女の友情物語と見たんですが、どうなることやら。「愛と喝采」のエンディングにはしないかな、やっぱ。。。


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