2015年05月26日世界遺産!春日大社を遙拝!

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 先週の水曜日は名古屋原原。翌日は大阪原原。そうそう、あのアイリスの池田徳孝さんが6月からメンバーになります。「入っていいものかどうか迷ってた」とか。どんどん入りなはれ。勉強しなはれ。

 今回の講義内容は近々ご紹介しますが、自分でいうのもなんですが感動ハイレベルっす。幸之助さん、宗一郎さんの映像は感動ものでしたでしょ? 「欠席した人は可哀想やなあ〜」という感想があちこちから聞かれました。来期を待つか、ほかの原原に参加してちょ。

 で、大阪入りの前に奈良に行こう。先日、東大寺、浄瑠璃寺、法隆寺までいっときながら、興福寺と春日大社をスルー。興福寺は去年参拝しとるんよ。
 名古屋原原のスピ人Eさんから「ご開帳は今月末まで」と聞きましたんでね。名古屋〜京都〜奈良〜大阪つうルートで参拝することに決めました。


鹿に引かれて春日詣り。。。


一の鳥居。

 20年に1度に限り、普段は足を踏み入れられない特別な場所から国宝御本殿を間近で拝観させていただきました。



 国宝御本殿は日本の代表的な神社建築様式の春日造。4棟が横一列。写真撮影禁止なのよ。残念。屋根は檜皮葺。出雲大社もそうですな。柱は本朱塗り。これは珍しいっす。寺には多いんだけどね。

 社殿間にある御間塀には獅子や神馬。これが絵馬の原形。






御本殿「磐座(いわくら)」も初公開っす。文書や絵巻にも記載がないの。





 後殿御門は明治維新以来、長い間閉ざされたまま。式年造替で140年ぶりに開門。

 禁足地の御蓋山浮雲峰遥拝所も参拝してまいりました。これも撮影禁止。残念。けど、静かに詣るとこ当たり前。



金運の神様です。


春日大社の参道を少しずれると、そこは森森森です。人っ子一人歩いていません。

 森林浴には最高ですな。地元の人たちは観光客が引いたあと、ゆっくり散歩してますよ。
 奈良の人は面白い。京都以上に奈良の文化が染みついてます。これは親から子へとリレーしとるからでしょうな。
 たとえば、家の向き。すべて門は南向きっす。神社仏閣はもちろん、街中を歩けばみなそうなっとります。
 お茶を出す急須の向きも同じ。北向きでは絶対にお茶を注ぎません。だって、それは死者に対するサービスですからね。奈良の人は服みませんよ。ある忌み、イスラムの戒律よりも厳しい。つうか、しみこんでるわけ。

 これが文化。面倒? いやいや、慣れっこ。ムスリムのチャドルにしてもブルカにしてもそうなんじゃないっすか。文化だわな。
 文化をごちゃごちゃゆうたらあかんねん。そんなことすると戦争が始まりますねん。1648年のフェストファリア条約はそのためのもんでしょ。

 鯨に海豚問題。囚人の国がごちゃごちゃゆうな。おまえら、少し前まで「アボリジニ狩り」しとったやないけ。そもそも鯨を追っかけるために、水と薪を売ってくれ、とゆうて開国させたん、どこのどいつやねん。

 「牛肉食べたらあかん!」て、ヒンズー信者から攻撃されたらどないすんねん。アホか。。。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「【祈り祀る】この国の形」(春木伸哉・矢作直樹著・ヒカルランド・1850円)です。