2015年10月05日「能登・金沢・加賀スピスピツアー」レポ(その2)

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 というわけで、2日目です。金沢です。これから輪島です。
爆弾低気圧も不発で天気は快晴。やっぱ晴れ男。ありがたいこってす。

 で、一行は金沢駅から一路、能登空港へ。お出迎えつうかピックアップね。ホントはこの便に乗ってたはずなんだよなあ。キャンセルもしなかったしぃ。なんか不思議な感じ。


能登といえば「まれ」ですよね。金沢駅組・能登空港組合流でぱちり。翌日乱入のメンバーもたくさん。

 酒蔵を訪問する前に地ビール。これがうまいのよ。日本海倶楽部です。「奥能登伝説」は海洋深層水ビール。内浦九十九湾沖の海洋深層水と生きたビール酵母で製造されてます。天然ビタミンとミネラルがたっぷり。


プラウマイスターはチェコの職人さん。日本語がうまくてびっくり。

中は60度以上あんのかな。急冷して4度にします。


 ここで製造販売してるのは「ピルスナー」「ヴァイツエン」「ダークラガー」そして「奥能登伝説 海洋深層水ビール」ね。奥能登伝説はミネラルたっぷり。1日300本くらいしかつくれないらしいっす。うち24本を注文。。。地ビールってまずいっしょ。ここのはかなり美味いっすよ。ビールが苦手の私が注文するくらいですから。。。


4種類のビールをすべて堪能。

 さて次は宗玄酒造さんを訪問。酒造りの歴史は古く、祖先は七尾城主の畠山義春一族だとか。上杉謙信の城攻めで珠洲に逃れて「宗玄」と改姓。1768年以来、250年間、能登杜氏が地元の米と水にこだわって造り続けてきた、というわけ。

 社長の徳力暁さんにお話を伺いました。



 ただいま新宿武蔵野館で「一献の系譜」というオムニバス・ドキュメンタリー映画が上映されています。国の名前が付く「日本酒」。その造り手が杜氏。能登という風土が醸し出す酒造りの世界。。。

 酒造りはかつては農家の男たちの冬の出稼ぎ先でした。半年間、家族と離れ1日も休みなく、寒く、朝も早い。そんな厳しい環境下で技を極めた名人4人衆「能登杜氏四天王」・・・。


北陸新幹線「かがやき」グランクラスで採用された唯一の日本酒。

 トンネルは年間常時12度。ここで貯蔵してるらしい。このトンネル。本物ですからね。


 恋路駅から宗玄トンネルまで300メートルの小さな小さな鉄道。それが「奥のとトロッコ鉄道(愛称:のトロ)」。恋路海岸を眺めながら足でこいで進むトロッコっす。2005年に廃線「のと鉄道能登線」を一部復活!



記念撮影っす。。。

 たぶん蔵元さんは、「日本伝統文化研究会?」「原理原則研究会?」「なんなんかなあ〜」と思ってるでしょうなあ。まあ、キム兄の尽力で実現。ほんに顔が広いの〜〜。。。

 で、ランチっす。これが徳力社長さんもびっくりの店。

 「よく知ってますね。けど、昼やってないでしょ」
 「特別に開けていただきました」

 明日はどんな報告になるのか。。。お楽しみに。。。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「400年の時の流れが2時間でざっとつかめる 教養としての日本経済史」(竹中平蔵著・KADOKAWA・1620円)です。