2015年12月13日「最後の忠臣蔵」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 電子書籍ですが、相変わらず好調のようです。発売初日でいきなりベスト10入りしましたが、いまもキープしてます。ありがとさんです。



 電子書籍は年末ぎりぎりまで出版します。紙本は1〜2月にかけてどかどか出します。プロデュース本は紙と電子でどんどこどんと出版します。アマゾンだけでなく紀伊国屋書店でも軽〜くベスト10入りする、と宣言しておきます。期待してね。


 テレビCMにかわい子ちゃん。感じいいなあ。ぽちゃっとしてて。華があるなあ。。。

 あれれ、どっかで見たな。あああ、彼女か。桜庭ななみちゃん。美人の産地、鹿児島出身。映画ではお尻がぽちゃっとしてたことを覚えています。どうしてテレビとか映画に出ないのかなあ(「進撃の巨人」とか「果たし合い」等にも出演されてました)。華のない女優がやまほど出てるのにさ。。。

 「最後の忠臣蔵」・・・いまでもついつい涙がこぼれてくる映画ですよ。男ならだれもがわかる、と思うな。

 ちょいと調べてみたら、5年前に観ててブログに書いてたのねえ。ちいとも知りませんでした。ってことは、DVDもどっかにあんのかなあ。調べる気にはなりません。3000本はあるはずだもんね。

 で、ブログ読んだらなかなかいいとこ突いてるなあ、と自画自賛。

 そうか、これもなにかのご縁かも。つうことで、掲載しちゃいましょう。



・・・女性とお子様を軽んじるわけではけっしてございませぬが、この映画、「おんな子どもには見せたくない!」と正直思いました。

 日々の生活を噛みしめて、うんうん、そうだそうだ、とばかりに、そっと男泣きする映画ではないでしょうか。昨今、女性の世界でも、また子どもの世界でもそうかもしれませんが、喉のここまで出ているのにグッとこらえる。そんな経験が男の世界には何度もあります。

 「卑怯者!」「恥知らず!」「情けないヤツだ!」と、なんの事情を知らない輩にかぎって人を非難したがります。いつかはわが身。だから人を非難しない、と決めてます(政治家以外はね)。

 そんなとき、男ってヤツは忍び難きを忍び、耐え難きを耐え、言わぬが花よ人生は・・・と耐えることがあります。やせ我慢と笑わば笑えです。このやせ我慢がどこまでできるか。こんなことに男の真価があるとばかりに踏ん張ってしまうバカで損で奇妙な動物。

 それが男なんですね。

 もち、こんなこた、女子どもにとっては迷惑千万。ヒロイズムに女房と子どもを付き合わせて、なんとも思わないヤツがたくさんいるんです。

「孫左、おまえは私と一緒にこのまま暮らしたくはないのか?」
「私は可音さまをお育てするのが使命・・・」
「使命だと? 好きだからやっていることではないのか?」

 主人公は2人の武士です。ときに元禄15年12月14日・・・といえば、ご存じ赤穂浪士の忠臣蔵。血盟を誓った武士たちが、義のために生き、義のために死ぬ。藩主の無念を晴らす日は、大石内蔵助をはじめとした忠臣たちにとってまさに晴れ舞台でもあります。

 けど、その中に桜と散れなかった男が二人。英雄になりそこない、誰一人として評価する者などいない。忠義を誉めてくれる人はすでにこの世にはいない。まして生き恥をさらして生き続けねばならないわけですからね。

 パッと咲いてパッと散る。こっちのほうがどれだけ楽か、美しいか。なにより武士にふさわしい。あまりにも切なくて哀しいですよ。

 この映画。元もと池宮彰一郎さんの原作『最後の忠臣蔵』はNHKが5年前にテレビ化してます。あの時は寺坂吉右衛門が主役でしたよね。大石内蔵助から、後の世に正史を伝えるため、赤穂藩断絶のあと、藩士たちの暮らし向きを支えるべくひとりひとりの家族に金子(きんす)を届ける役目を仰せつかった武士役ですよ。映画では佐藤浩市さんが演じています。

 映画では、テレビで香川照之さんが演じてた瀬尾孫左衛門にスポットライトを当てました。大石内蔵助の忘れ形見を内密に育てる役目を命じられた武士ですね。四七士にも知らされず、幕府はもちろん、旧赤穂藩の者にもひとことも言えず、「討ち入り直前に逐電した卑怯者」という烙印を押されたまま生きる・・・。

 「裏切り者」と「死に損ない」。重い荷物を背負って、汚名を注ぐことなく、しかし凛として生きる。安っぽいプライドではできませんな。

 昔なら使命感? いまならやせ我慢? 宣伝と弁解ばかりが巧みな人間が増えるなか・・・男も女も「やせ我慢」は美しいものです。

 「人は生まれ、やがて死ぬ。生きる日々は甲斐ある生を送れ。死するは生き甲斐を尽くして死ぬ。それが侍の道、侍の志」−−(池宮彰一郎著『最後の忠臣蔵』より)

 「うちが泣くと孫左が抱いてくれた」
 「泣いてはせっかくの化粧が・・・」
 「うちは泣かぬ。武家の女は泣かないものと孫左に教えられた」

 ラストいいっすよ〜〜。。。涙が止まりません。映画もいい。ドラマをいい。どちらの男も立派です。必死に生きてるヤツは美しい。男前の女性にもぜひ観てもらいたいっす。

 DVD探してみますか。けど〆切があるからなあ。仕事せんとなあ。。。年内あと2冊の書き下ろし。で、来週、版元との打ち合わせがあるらしいっす。自分で自分のクビ締めとるなあ。けど頼まれるうちが華だもんなあ。基本、貧乏性なんだろなあ。。。今年も中央アジアに行きそこなっちゃったし。