2016年08月02日「おわら風の盆」にまいります。

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 「越中八尾おわら風の盆ツアー」ですが、この9月2〜3日にまいります。

 幹事は毎度ですが大阪原原ミナミちゃんです。

 「期間中近くの宿泊施設はどこも満杯です。大阪原原の廣田プロデューサーが交渉している旅館を確保するため、「宿泊費全額入金」の必要があります(旅館は4〜6名1室となります)。
 9月2日19〜21時まで八尾小学校グラウンドに特設される演舞場で競演会が行われますが、この演舞場チケットも併せて購入しますので旅館代+演舞場チケット25000円の振込をお願いします(振込先は、参加者に別途ご連絡致します)」

 このメール連絡&ブログ連絡が3月にありました。で、東京原原Sさん、K先生(新潟原原にも参加されている)そして名古屋原原Kさんからの手続きがありませんので「キャンセル扱い」とさせて頂きました。

 旅館は畳部屋なので多少は窮屈になるかと思いますが、実は、宿にはたいてい戻らず、朝まで通りのそこかしこで踊りと胡弓の音を楽しむのが常なのです。
 
 富山、立山、黒部ダム等への遠足は28人乗りのバスを使用します(念のため旅館には要確認ですが)。ただし、演舞場のチケットだけはいまの段階では厳しいと思います。

 ミナミちゃんのご挨拶です。

 「今回のツアー事務局 大阪原原の南です。すでに先生のブログでご案内の通り、9月2〜3日の予定で、『越中八尾おわら風の盆ツアー』を開催致します。おわら風の盆については下記をご覧ください。
 http://www.yatsuo.net/kazenobon/index.html



 大まかなスケジュールは9月2日。現地「旅館みよし」集合(最寄り駅はJR越中八尾)です。電車は、富山駅発15:02、 越中八尾着15:26着を御利用下さい(これより早くても旅館OKです。チェックイン13時)。

 9月3日。富山駅からの帰りは前回のスケジュール表と変更があり、バス18時富山駅着(予定)。各方面の電車は下記の通りです。
東京方面
 富山駅19:11発、東京駅21:19着。
大阪方面
 富山駅19:16発、金沢駅19:38着。金沢駅19:47発、大阪駅22:30着。
名古屋方面
 富山駅19:38発、金沢駅19:58着。金沢駅20:06発、米原駅22:01着。米原駅22:11発。名古屋駅22:35着。
※各方面これより約1時間早い電車もありますが、バスが早く着いたら変更する、ということでお願いします。
 立山黒部アルペンルート観光の出欠連絡ありがとうございました。予定通り28人乗りバスを利用いたします。この人数でバス代を割り、金額を確定させますので、8月7日以降はキャンセル料が発生することを御了承願います。
 
・9月2日(金)17時頃
 越中八尾駅近くの旅館に集合。その後、おわら風の盆を深夜 (未明) まで堪能しましょう。たいてい朝まで楽しんでいるそうです。
・9月3日(土)
 超ゴージャス貸し切りバスにて、立山黒部アルペンルート等の観光です(詳細はこれから)。             



ツアーまでの連絡等の予定
 8/12までに「立山黒部ツアー費用」の御連絡。
 8/23までに「ツアー費用振込み」をお願いします(当日領収書お渡しします)。
 以上、よろしくお願い致します。」

 さすが早稲田の理工やなあ。政経とは雲泥の差やで〜。。。

 なお、越中八尾駅までは各自手配となります。また9月3日の観光については詳細が決まりましたら改めてミナミちゃんよりメーリングリストで連絡があります。

♪若い日の、美しい私を
 抱いてほしかった・・・♪

 『風の盆恋歌』は、高橋治さんの小説で一躍、有名になりました。

 学生時代、互いに好意を抱いていた2人の男女。どちらも告げられず、そのまま互いに家庭を持つ。それが50歳になる前、海外で出会います。それから大人の恋が始まるわけ。

 年に1度の逢瀬とは、まるで七夕です。9月1日からの3日間。場所は八尾。男と女の道行。純愛は「セカチュー」や「冬ソナ」だけではないのです。
 モチーフとなったのは、言うまでもなく、このファンタジックな祭り、越中おわら風の盆です。

 若柳流の舞い、三味線、太鼓、それに胡弓の音色。踊りも唄も音楽も背景もなんとも色っぽく艶っぽい。夏の終わりの富山。

 もうそこはおわら風の盆です。

 飛騨の山々が描く稜線から富山平野へ。その途中に細く長く広がる坂の町。そこが八尾です。二百十日、初秋の風が吹くころに幕開けです。

 優美な佐渡おけさ、躍動的な阿波踊り。そのどちらにもない優雅さはどこにあるんでしょうか。止まった時の美しさ。静の舞いなんでしょうな、きっと。

 涼しげな揃いの浴衣。編笠の間から少し顔を覗かせる仕草。町の伝統と個性を反映した町流し。そして輪踊り。山々が赤くもえる夕暮れ過ぎ、家並みのぼんぼりに淡い灯。幻想的でもあり優美でもあります。

 小説に負けない詩はなかにし礼さん。曲は三木たかしさん。まっこと、いい唄を遺されましたな。

「風の盆恋歌」(クリックすると聴けまっせ)

 『旅情』のキャサリン・ヘップバーンは若さだけではあの艶は醸し出せませんよ。女性は60歳から。。。今宵逢う人みな美しき。。。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「追いかけるな 大人の流儀5」(伊集院静著・講談社・1000円)です。