2017年04月28日春の京都その7 京のユニークな書店あれこれ。

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 下鴨のそば屋さん(北山権兵衛)まで来たら、出町柳はすぐそこ。昔なつかし京福電車に乗ってこれまた昔なつかし一乗寺までいってみよ。


京都転勤初日、ここにあった映画館で「華麗なる一族」と「金環食」を見たんだよね。そのあと餃子の王将初体験。


宮本武蔵VS吉岡一門の決闘で知られる処。

 そうだなあ。「通勤快読」でも紹介した「恵文社一乗寺店」。英ガーディアン紙が2010年、「世界で一番美しい本屋10」に日本で唯一選ばれた書店なのよ。



 なんでもベストセラーと新刊を詰め込めばいいと考えてる書店とは違います。店長、スタッフの方針というか美意識というか、「編集」されていますな。

 で、買ったのは・・・昨日「通勤快読」でご紹介した「ブランコのむこうで」。それに「ビリー・ザ・キッド全仕事」とか「放牧夫婦」とか「下山の時代を生きる」とか・・・欲しい本ばっか。困った。荷物が増えちゃうどー。

 出町柳で京阪電車と接続してるんで祇園四条駅で下車。川端通りを少し下がって宮川町の書店に足をのばします。池袋とか博多にもあんだけど、ここもユニークな書店なんです。

 天狼院書店。

 小説家養成ゼミとか劇団天狼院とか、いろんなイベントを仕掛けてます。


店内には小上がりもありましてお茶できるわけ。

 考えてみれば、書店てのは実は情報発信基地なのよね。たんなる本の売場と考えてたらおもしろくないかも。落語や漫才、コント、講談とか、本を売るついでにイベントとリンクさせて相乗効果を上げることもできますよね。

 札幌の紀伊国屋書店なんて行ったら3時間くらいはブラブラしてますからね。入口横のイベント会場ではセミナーとかやってるもんねーー。

 そうそう、立地の悪さだってカバーできます。情報てのは受信基地になろうと考えてる間はダメ。発信する処に集まる習性がありますんでね。

 ここでもあれこれ買ってしまいました。出かけるといつもそうなんのよね。お土産は結局、本。アマゾンで買えば楽なんだけど、こればっかしは一期一会なんでね。

 さあ、いよいよ明日から弘前そして盛岡です。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「守護霊リーディング」(鹿島晃著・1,620円・ハート出版)です。