2017年07月18日トランプ・ジュニアのメール公表! 意外といけるかも。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 忘れないうちに今週22日(土)は「ぴよこちゃん倶楽部」です。

「トランプ旋風で世界はこう変わる!ーー日経平均・NYダウ急騰と今後の展望」

 メンバーはご参集のこと。92枚のパワポデータが届きました。凄いっす。内容めちゃ役立ちます。メガ濃いっす。なかなか聴けませんよ。世界と日本経済そして銘柄研究までオールラウンド。具体的な銘柄と解説は配付資料見てね。ご期待ください。。。


今日の「通勤快読」で紹介します。アメリカの奴隷政治屋たちに嵌められてなければ、とっくに金融関係の大臣になってたでしょうね。

明日紹介します。

明後日紹介します。

 さーて。。。トランプ・ジュニアのメール公表がアメリカでは大きく報道されてます。もち、メディアはトランプ大統領を潰すために最強かつ最適な証拠が敵失で飛び込んできた、つうストーリーですね。

 「トランプ大統領の長男トランプ・ジュニア氏がクリントン元国務長官に不利な情報を求めてロシア人弁護士と面会したことについて、米上院司法委員会のグラスリー委員長(共和党)は13日、ジュニア氏に議会証言を正式要請する書簡を送付すると明らかにした。ジュニア氏は議会による証言要請があれば、応じると述べていた。」つう報道がありました。



 ことの次第は以下の通り。ご存じでしょうが、ま、事実関係を整理しときましょう。

 「ロシア・ゲート問題についてFBIと議会が調査している最中にトランプ・ジュニアはロシアのエージェントからヒラリー・クリントン候補の犯罪情報を提供すると言われ、トランプ陣営の幹部とともに接触したことが明らかになり、長男は進んでことの経緯を説明するメールを公表した」

 「ロシアがアメリカ大統領選でトランプを有利にするために民主党選挙本部にハッカー攻撃を仕掛けたと民主党は主張してきたが、G20の米ロ首脳会談でプーチン大統領はロシアの関わりをきっぱり否定。ところが時を同じくして、ジュニアがクリントン落としのために経済制裁中のロシアと接触した、というのだから、民主党は鬼の首を取ったようにトランプを攻めまくっている」

 「ジュニアはクリントン関連情報は物的証拠もなく、取るに足らないガセネタで期待外れ、と述べているが、トランプがヒラリーの犯罪情報を2016年6月の時点で得ていたことは確実である」

 ロシアゲート問題とはなにか? ポイントは次の3点。

1ロシアがアメリカ大統領選挙に介入したのでは?(FBIは「確実」と断言)。
2トランプ陣営がロシアと結託していたのでは?(特別検察官が捜査中)。
3トランプがコミ─FBI前長官を「ロシアゲート問題捜査をさせないように解任したのでは?(同上)

 つまり、法律的にはトランプ大統領の「捜査妨害」「司法妨害」が問われ、米国市民感情では、トランプはロシアに祖国を売った売国奴だ、つう印象操作が大きいですよね。
 
 毎日毎日、メディアはトランプ攻撃にいそしんでます。そんな時に降って湧いた長男のメール公開。「ジュニアはNYタイムズ報道前に先回りして公表した! 自殺行為だ」とメディアは歓喜の声に包まれてます。

 で、ロシア問題に詳しい評論家も「こりゃ命取りです。トランプ弾劾は確実です!」とコメントしてますね。以下の通りです。

 「メールを確認しますと、ロシア政府関係者(弁護士からヒラリーに関する機密情報提供があると期待して、進んで会いに行っている。となれば、ロシア政府はジュニアを通してアメリカ大統領選に間接的にではありますが介入していることになります」

 「弁護士は、自分はロシア政府とは関係ない、と主張していますが、ジュニアはロシア政府関係者である、と認識して会っているわけです。しかも、入手した情報は女婿クシュナーにもシェアされているわけですから、トランプ一族がロシア政府関係者と協力関係にあったとする証拠になります」

 ま、こんな具合ですね。

 日本のメディアは毎度毎度アメリカのメディアをなぞってますから主張は同じ。不勉強な御用評論家たちも右へならえ。トランプ潰しのお先棒を担いでるわけですから、やんややんや。「潰せ、潰せ、トランプ潰せ!」と日米大合唱てわけ。

 さて、どうでしょうか? 明日の名古屋、明後日の大阪原原で触れる時間があるかわかりませんが、「このメール公表、王手飛車とりちゃう?」つうのが私の判断です。



 以前、大統領選が熱い時のブログにこんなのを載せました。原原講義のコンテンツの1枚ですけど。注目して欲しいのは「ウラニウム・ワン」と「国務長官ヒラリー」の密着度です。

 ところで、ウラニウム・ワン(本社トロント)てのはロシア政府所有のウラン採掘企業(国有企業ロスアトムの100%孫会社)です。ウランといえば核兵器と原発の原材料。カナダをはじめ、オーストラリア、カザフ、南ア、アメリカで操業してますんや。

 で、カナダ最大のウラン企業買収をアメリカが反対しないよう、国務長官ヒラリーと調整。見返りはクリントン財団への3000万ドルの寄付。次にアメリカのウラン資源20%を持つWily Creek鉱山資源も買収します。これ、国益に反しますから共和党が反対しましたけど、これまたヒラリーが許可。クリントン財団に230万ドルが流れています。

 オバマ政権では寄付金はすべて公表せなあかんけど、ヒラリーは未公表。当たり前ですよ。「成功報酬」そのものですもん。しかも、アメリカの国益を損ねてますもん。そういえば、カナダ企業買収直後にモスクワで行われたヒラリーの講演ですが、謝礼はなんと50万ドル!

 この情報。NYタイムズの記者が追いかけてますが、いきさつをすべて知ってるのはもちろんプーチン。確実にトランプにも証拠は握られてるはず。

 そんなこんなをすべて承知でジュニアはメールを公表したわけ。

 民主党はもち、共和党内の反トランプ勢力(ネオコン)も「バカ息子のせいでトランプは弾劾確実だぜ!」と鬼のクビをとったかのように喜んでますけど、これって典型的な「ポイズンビル」でしょ。メディアが騒げば騒ぐほど、ヒラリーどころかビル・クリントンまで「ヤバいよ、ヤバいよ」てことなのよ。 

 トランプ? 余裕綽々でしょ。やれるもんならやってみな、ゆうてね。

 ま、下記の本で勉強してちょ。



 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「反グローバリズム旋風で世界はこうなる 日経平均2万3000円、NYダウ2万ドル時代へ」(植草一秀著・1,620円・ビジネス社)です。