2017年12月29日小さな現実、大きな現実。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 忘れないうちに・・・今日でマーケも休みに入ります。大納会でドカンと上げるのか? はたまた下げるのか?
 PKOに熱心な日銀は21日と25日にはドカンと買い支え。今月だけでも4900億超突っ込んでるにもかかわらず、この株価。つっかい棒が外れたら18000円。いや、外国人が引いちゃうから16500円でしょうね。
 昨日の下落相場では音無の構え。大納会ですから後場あたりに仕掛けるかもしれませんね。

 それにしても金先物と原油がジリジリじりじりと上げてきてますな。円高ドル安なんで痛し痒し。利上げ材料出尽くし、12日を境に「トランプリスク(=フェイク戦争)」が静かに再燃。この程度ではまだまだですけど、ベースにすべきでしょう。

 さて、来年早々の「ぴよこちゃん倶楽部」ご期待ください。「中島孝志の銘柄研」もますます充実させますのでよろしくです。つうか、こちらのほうが人気あります。


ぼやっと聞いてたらあきまへん。即、動かないと。いちいちアドバイスしませんから。


 ま、優先順位が異なる、つうことなんでしょうな。
 今年は韓国についてあまり触れませんでした。なぜか? もう詰んでるからです。

 2018年。かなり大変なことになりますよ。

 文在寅さんの頭の中は「平昌五輪の成功」しかありません。
 なぜか? これしか「カード」が残ってないからです。習近平にはバカにされ、トランプは「韓国パッシング(無視)」。安倍さんからは「政権を守ることしか考えてない」と呆れられ、日本国民からは北朝鮮同様、「約束を守らない国家」と評価されてます。

 どうして日本人が韓国に旅行に来ないのか気づいていません。「日本政府と日本人は違うでしょ?」「慰安婦問題とは別に韓国観光を楽しんでよ」と考えてます。


「韓国に来たいなら日王(天皇陛下のこと)が足を縛って跪いて謝らなければならない」(2012年・李明博大統領の暴言)。このひと言でお人好しの日本人も目が覚めましたね。

 中国みたいに団体旅行を禁じているわけでもないのに、日本人は韓国を避ける。旅行はもちろん、焼肉屋にも行かない、パチンコ屋には規制が入る。少しやりすぎじゃないか、と思うほど、反韓意識が根づいてしまいました。
 「ヘイトスピーチを叫ばなくなった!」
 「デモもなくなった」
 沈静したのではなく、あえて叫ぶ必要はもうなくなった、ということなんす。
   
 これは怖いすよ。なぜかというと、たとえば2018年、韓国経済は崩壊します。その時、スワップ協定を更新してくれたけど、中国は助けません。そんな余裕ありませんから。THAAD問題を盾にして断ります。

 結果、安倍さんに懇願するようになります。でないとIMFが乗り込んできますからね。

 金大中が小渕恵三首相(当時)にしたのと同じ。1997年、アジア通貨危機で韓国はIMFに駆け込みました。けどIMFは現金を用意できませんでした。結局、日本が融資したわけ。カネが欲しくてその日のうちに飛んできました。

 その時だけ日韓融和。



 韓国株価指数を毎日チェックしてます。IMF管理以来、韓国経済は外国人に牛耳られてます。いつ彼らが逃げるかチェックしてるわけです。戦争への兆候を見るにはいい指標っす。噂一つであっという間に暴落しますよ。

 少し歴史を振り返ります。

 朝鮮戦争は1950年6月25日午前4時に始まりました。韓国どころかアメリカも油断してました。
 「こんな時機に、こんな時間にやる?」
 あのね。戦争ってのは勝たなければ意味がないのよ。なりふりかまっていられないの。「まさか!」と相手が思う時こそチャンスなわけでしょ。

 桶狭間なんすよ。

 どこぞの通信社のおバカな幹部曰く「いくら北朝鮮でも同じ民族がオリンピックしてる時に攻撃なんかしますかね」とコメントしてました。ま、そうなればいいっすね。

 けど、北朝鮮は常に裏をかいてミサイルを撃ち上げ、核実験をしてきた「前科」があります。

 「五輪なんで米韓軍事演習は延期しましょう」と文在寅大統領。こんな脇の甘い男に生命と財産を預けてるんすから、韓国の皆さんには同情します。

 この能天気な発言は金正恩も聞いてるはずですよ。にんまりでしょうな。大統領がこのレベルですから政権幹部も似たようなもんです。

 私が金正恩ならこの瞬間を狙いますね。



 さて、世界はバカばかりではありません。賢い人もいるんです。
 「朝鮮半島で戦争が始まる」と気づいて当時の首相吉田茂にご注進に及んだ政治家えがいました。国会議員でも大臣もないの。ただの県知事さん。

 当時の山口県知事=田中龍夫ですよ。満洲某重大事件で辞任した首相田中義一の長男。後に国政に鞍替えして大臣を歴任しましたわな。

 あのね、山口ってのは安倍さんのおひざ元でしょ。朝鮮半島にめちゃ近い。で、当時の山口県庁は「朝鮮情報室」なんて設置してましてね。終戦直後でしたからね。スパイ等々を暗躍させて情報を独自に収集してたわけ。

 で、確実に北朝鮮は韓国を攻撃する、つうインテリジェンスを得た。

 吉田茂なんてのはアメリカべったりで、アメリカ政権内では歴代首相の中でいちばん軽んじられてた男。GHQの指示を忠実にこなすただの通訳ですから。外資系企業の日本人社長みたいなもんす。
 で、この価値あるインテリジェンスをスルーしちゃった。しかたないから田中はマッカーサーの幹部に面会して訴えるわけ。

 その直後ですよ、北朝鮮が韓国を侵略したのは。

 傍観するところ、韓国も吉田茂レベルの政治家しかいませんな。民族的悲劇としかいいようがありません。とくに終戦直後、アメリカが雇った大統領は最悪でしたね。

 この男、さっさとソウルから逃げ出しました。で、日本それも山口県に6万人の韓国人を亡命させて、亡命政権をつくりたいと懇願してきたわけ。
 当時の食糧事情からすれば、日本人にも配給が滞る始末。反日韓国人の面倒なんて見られるわけないっしょ。けど、アメリカの命令でしかたなく、阿武をはじめ20カ所に難民キャンプを用意したんすよ。

 その後、ご存じのように国連軍という名の米軍が介入しましたよね。



 歴史は繰り返します。けど、当時と同じような状況になった時、文在寅さんが日本に頼めますかね。まあ、しれっと頼んできますわな。スワップの時と同じようにね。さて、懇願された安倍さんが許可しますかね。つうか、日本国民が許しますかね。政権として、支持率下げるようなことできますかね。

 文さんつう政治家は、小さな現実にとらわれ、こだわり、かたより、結果、いまそこにある大きな現実が目に入らない。左翼の典型ですな。「師匠」の二の舞になるような気がしてなりません。

 日本の国益を考えるなら、いまトラブッてる慰安婦問題は、慰安婦の皆さんがすべて亡くなった後でも、永遠に解決しないほうがいいのよ。日韓の間には常に「トラブル」があったほうがベターなの。「敵対」してるくらいでちょうどいい。

 無病息災よりも一病息災。これがベスト。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「米朝戦争と中東戦争で2018年 ダウ3万ドル、日経平均3万円を突破する! トランプが利下げに傾いた時、ダウは暴落する!」(中島孝志著・864円・ゴマブックス)です。