2018年04月26日久方ぶりのラーメン博物館。

カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」

 静岡の金融機関で講演。近いっすねえ。乗り越すとこでしたよ。
 で、帰りは新横。なにすっかなあ。関内か野毛、あるいは横浜駅西口でもいいけど、そうだ、ラーメン行こう。

 つうわけで、ラーメン博物館。

 久しぶりっすねえ。ホント。ここ、できたの93年らしいっすよ。25年? 昔むかしの話ですな。私が来てたのその頃ですもん。混んでましたよねえ。行列でした。

 今日? がらがら。助かりました。お客の8割は外国人ですな。みなさん、よー知ってますな。箸の使い方も上手。熱々の麺類とか大丈夫なんすね。ズルズルッと呑み込むのも巧い。かなり食べ慣れてると見ました。



 地下を歩いてますとなんと「マリノス神社」だって。駅構内に付いてるわけね。ちーとも知りませんでした。

 さーーて、なに食べよっかなあ。やっぱ、あれだよね、あれ。


いちばん好きなのが「2代目げんこつ屋」なのよ。

 工場を拡張しすぎて経営破綻。で、一時期食べられなくて残念だったけど、ご子息が継いでここで開店。ありがたいこってす。


いつもいつもの豪快ラーメン(塩味)。ホント久しぶり。味はあの頃と同じ。スープもサイコーに美味い。

 量は半分くらいに減ったかなあ。つうか、そのくらいにしてんだろね。ミニラーメンもあるけど、せっかくだからいろんなラーメンにトライしたいよね。

 たぶん25-30年前だと思うね。あの頃はあちこちにお店があったのよ。阿佐ヶ谷でも食べた覚えがあるなあ。もち、みなとみらいがいちばん多かったけど。あの頃、豪快ラーメンて角煮がドーンとのってたと思うんだけどなあ。
 
 いまは普通の叉焼。材料の集約化ってやつかいな。やっぱ美味しい。


ジャンボ餃子は同じ大きさ。

 こんだけ食べてもさ、今度いつ来るかわからんからね。やっぱ、あちこち食べてみよっ。

 で、いまは亡き佐野実さんの「支那そばや」。あのうるさいオヤジ。でも、実物は紳士でおとなしい。テレビでのキャラづくりなんだよね。



 戸塚駅前の本店と同じ味。当たり前だけど。やっぱ美味い。


醤油味にしました。

 ラーメン博物館て、その他にもいろんな仕掛けがありましてね。1階は「未来」つうこと。地下が「現在」。ま、ラーメン店がずらりある地下1階2階に降りるとワープす、つうイメージなんだろね。原節子の看板とか昔の商店街とか飲屋街をこしらえてたりしてます。


大道芸が日替わりで登場。ギャラ無し。投げ銭だけでやってるらしいよ。

むかしなつかし駄菓子屋さんもあります。


・店名:ラーメン博物館
・値段:入場料310円。相場より高いけどしかたない。
 食べる遊園地だから。
・場所:新横浜駅そば。地下鉄ならばもっとそば。


 今日の「通勤快読」でご紹介する本は「お茶をどうぞ 対談 向田邦子と16人」(向田邦子著・1,728円・河出書房新社)です。