2018年08月08日「仁義なき戦い」がはじまる!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 安倍3選が確実なものとなり、中間選挙へと突入する頃からドル安へと転換します。いよいよ金価格高騰のチャンス到来というわけです。米国債を売ってせっせと金を購入しているロシアは大儲けです。

 同時に「関税25%!」の嫌がらせを受ける中国のアメリカ企業はどんどん本国に回帰するでしょう。
 中国で貯め込んだ人民元を売ってドルに換える。一瞬、ドル高に転じるかもしれませんが、レパトリ減税とさらに下げられた法人税率というダブルプレゼントで資金は潤沢になり、それが自社株買いに向かえば株価上昇、設備投資にまわればGDPの上昇へとつながり、アメリカ経済はさらに盤石になるでしょう。

 ところで、安倍3選に対する阻害要因はなにか?

 石破茂さんの総裁選立候補ではありません。小泉進次郎議員と石破議員が連合して安倍首相に立ち向かう、という構図です。

 こうなると、1956年の総裁選を思い出してしまいます。

 1956年11月2日、自民党初代総裁、鳩山一郎が辞任表明。そして石橋湛山、石井光次郎、岸信介の3候補の間で総裁選が行われました。

 安倍首相の祖父である岸信介が他の2人を圧倒していましたが、投票日前夜、石橋と石井の間で、「もし総裁選が決選投票となったら、3位候補は2位候補に投票する」=2位・3位連合の密約が成立していたのです。

 結果は予想通り、岸が2位の石橋に70票超の差をつけましたが、過半数はとれない。決選投票となるや、密約通りに2位の石橋が7票差で総裁に当選します。

 これがありえます。





 ネオコン・チルドレンの小泉親子を阻止するために、安倍サイドでは河野太郎外務大臣を立候補させるかもしれません。
 野田聖子総務大臣(この程度の人物が首相になるなら日本も終わりです)を降ろして河野太郎外務大臣を立てる。でなければ、2位・3位連合が成立してしまうかもしれません。

 石破、小泉ジュニアのどちらかが総裁となれば自民党は割れるかもしれません。こうなると、完全にアメリカの対立抗争=「イスラエル・ユダヤ」と「グローバル・ユダヤ」の抗争劇が日本でも繰り広げられることになります。

 「仁義なき戦い」の始まりです。さーーて、あの頃の寝業師三木武夫が現在いるかどうか。豪腕と言われた小沢一郎さんがどこまで動けるか。ネオコンにパワーが残ってるかどうか・・・。見物ですよ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「記憶のゴミ箱 パールズによるパールズのゲシュタルトセラピー」(フレデリック・パールズ著・3,888円・新曜社)です。