カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2018年05月07日 (月)

「トレインミッション」

 久方ぶりに某社の編集長氏と面談。渋谷とのこと。嫌なんすよ、渋谷。ムダなエネルギー使うから。

 再開発工事で地下鉄の通路は狭いし、地上に出れば人口密度が濃くて歩けば当たるし、他人の足の裏蹴飛ばしちゃうし、待ち合わせのハチ公なんて、外国人がずっと記念撮影してるし。


ハチ公の背後から撮影。人気ありまんなあ。どう紹介されてんだろね。

 「なかなか美味い店見つけましたんで」と西武デパの右から昔のジャンジャンの横を通ってNHKの方に。。。「あれあれあれ、ここらに交番ありませんでしたっけ?」。
 「交番なら次、左折して坂を下がってまた左折だよ」
 ハンズを左折てこと。

 3回も行ったつうわりには道まちがえてやんの。

 「ここです」
 「隣の店はよく行ってますな」

 土佐料理。なかなか。隣は佐賀料理。原原の二次会でも何回か行ったなあ。

 本の企画は投資本、読書本、そしてSNS本と3冊。まあ、英語本も経済本もやらなくちゃいけないわけで。。。

 なにより映画談義。というのも、彼、映画狂で直前に岩波ホールで『マルクスとエンゲルス』なんて見てるんだかんね。勧めてたのは『トレイン・ミッション』。たしかにこれは面白いわな。

 実は、昨日見てるのよね。




 今日の「通勤快読」でご紹介する本は「米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日」(副島隆彦著・1,512円・光文社)です。

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2018年05月05日 (土)

「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」

 あなたは教会のように孤独。外には人が行列をつくっているというのに。

 これは映画というより「詩」ですな。

 生きるモチベーションてのは人それぞれ違うんでしょうけど、やっぱ、「存在が求められている」とか「価値を認められている」という「実感」にあるのかもしれませんね。

 「実感」てのは「主観」ですから思い込みでもいいんだけど。

 一昨日ご紹介しましたけど、見てきましたよ。またまた。今月末で閉館するテアトル横浜。


支配人がどことなく淋しそうだね。

 伊勢佐木町は日本最長モールなんすけど、サイドに場所取りしてる人たちがたくさんいまして、警官とボーイスカウトが交通整理してるわけ。
 なんだろ? えっ、開港記念イベント? そうか、もうそんな時機ですか。

 つうことはテレビ局も・・・来てる来てる。





 パレードがあんのね。それにしても少なくなりました。昔は観客で立錐の余地なしだったのよ。人口が減った、ディズニーに行ってる、だけが理由じゃないな。イベントが毎度毎度のパレードだけなのよ。おもしろくないの。関係者だけじゃないの、見てるの。野毛の大道芸は先々週に終わっちゃったし。

 来年はもっと減りますよ。雨降ったら終わり。



 ふさがってる道をなんとかスペース見つけて映画館へ。

 いつもがら空きの映画館にしてはそこそこ混んでるほうじゃないかな。けど、やっぱ、この雰囲気は場末だわな。ばあさん、じいさん。オヤジにおばさん。若いカップルは来んわなー。
 
 モードはリュウマチを患って身体は変形。歩くのも少し苦手。家族は見栄っ張りで甲斐性のない兄。この前、ジャズクラブを倒産させたばかり。

 おもりは規則にうるさい叔母。どちらからも「邪魔者」扱いされてきました。

 「おまえはなにもできない」
 「保護なしでは生きられない」

 けど、モードは自立したい。いつもそのチャンスを狙ってるわけ。



 そんなとき、短気で偏屈な男がメモを掲示板に貼り付けた。
 「家政婦求む。掃除道具持参のこと。エベレット」

 メモをひったくってモードは出かけていきます。

 孤児院育ちの男はぶっきらぼう。人間関係をなかなかつくれないタイプらしい。でも、モードが描いた鶏を「天使か?」と。つまり、悪い人じゃない。

 魚の行商をしたり、薪を売ったり。男は魚の注文を失念。NY出身の洒落た女サンドラがクレームを言いに来た。

 「犬が食べたとか」
 「飼ってない」
 「猫は魚好きよ」
 「飼ってない」
 「・・・」
 「これ(鶏)、あなたが描いたの?」
 「いちばん幸福だった頃を描いたの」
 
 幸福とは、チキンスープをつくるためにモードが殺すまでのことらしい。

 これがきっかけとなってモードの絵を買い上げるようになります。ポストカードよりも大きなサイズの絵を求めるようになります。

 魚の行商よりカネになるばかりか、ニクソン副大統領までが注文するわ、新聞やテレビ局が押しかけるわで、この男女は有名人になってしまいます。

 ニクソンが副大統領ってことは、アイゼンハワーの時代でしょ。朝鮮戦争直後だわな。

 モードは一族でいちばん不幸だと思われていました。たしかに、モードが産んだ娘は障害をもって生まれすぐに亡くなり、モードが一度も抱くことなく埋葬されてしまったとか。本人はリュウマチがこうじて背中が曲がり、その奇形のために子供たちから石を投げてからかわれたり。

 でも、絵が売れた。はじめて絵が売れた。自分が描いた絵を買う、という人が現れた。「バカがいて良かった」とエベレットは言う。

 絵の理解者が増え、モードの存在や価値を認める人が少しずつ増えていきます。そうして自己実現をかなえていくのでしょうか? どうもそうではないようで。売れようが売れまいが絵を描くことでしか寂しさを紛らわす術がなかったわけでね。

 哀しい時、絵を描く。泣きたい時、絵を描く。絶望にうちひしがれる時、絵を描く。でないと、ホントに死んでしまいそうだから。

 自尊心を満足すると、次は、だれの賞賛もいらない。自分が納得すればそれでいい、という(自己実現欲の)レベルに達する、とエイブラハム・マズローが言ったとか。
 自己実現欲にはマネーは関係ありませんが、自尊心にはマネーが「付録」としてついてきます。マネーってとっても便利な道具ですよね。

 でも、モードは贅沢からはほど遠い生き方をしてましてね。美味しいモノが食べたいとか、サンドラの綺麗な靴を賞賛しますけど、欲しいとは思わないし、まして自分が似合うとはさらさら思わないし。
 せいぜいハエが家に入ってこないよう、網カーテンが欲しいな、というのがモードの夢といえば夢。

 ちっぽけな夢。すぐにでもかなえられる夢。けど、エベレットがOKしなければかなえられない夢。そして、エベレットがかなえてくれた夢。

 それだけで喜んじゃう。

 絵が売れてると知った兄がモードの処にやってきました。マネーを管理するマネジャーになってやる、というわけ。でも、借金のために勝手に実家を売却した兄をモードは追い払います。

 叔母は叔母で後悔したまま死んでいきたくない、とモードを呼び出して「秘密」を打ち明けます。。。

 ま、これ以上は野暮なんで。一昨日に続いて、これも実話。




なんとも素敵な絵です。

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2018年05月04日 (金)

「はなれ瞽女おりん」

 忘れないうちに・・・突然、私、FBはじめましたので、よろしくです。


 ここ数日、岩下志麻さんがテレビによく出てましたね。番宣でもなさそうですし、舞台の宣伝でもなさそうですし、「たまたま」なんでしょうか。

 ご本人がやりたいのは『サンセット通り』でグロリア・スワンソンが演じた狂気の女優役だそうです。これ、ご本人から聴きました。といっても、トークショーで語ってたんすけどね。


ビリー・ワイルダーの名作中の名作。

 舞台はロス郊外の豪邸。ハリウッド。サイレント映画。栄光と没落。時代に忘れられた往年の大女優。自分は喝采が忘れられない。いまの自分を受け容れられない。光と陰。悲劇と喜劇。

 てことは、売れない脚本家役をご主人の篠田正浩監督がやったりして。
 んなこたないか。参考までにこの人、学生時代は箱根駅伝の選手で2区を走ってたはず。『瀬戸内少年野球団』がサイコーでしたね。そういえば、志麻さんも旅役者に捨てられる床屋の女主人役やってましたな。天性のコメディエンヌだと私ゃ思ってるんですけどね。



 で、『はなれ瞽女おりん』ですけど、瞽女というのは盲目の少女が将来、メシを食うのに困らないよう、三味線だとか唄だとかを身につけて、酒席等で客を楽しませるエンタテナー・・・といえば言えますが、昔のことですから(なんたって、時代はロシア革命によるシベリア出兵というんですから1917年から始まるわけ)、売春めいたこともあったはず。

 そういうことがあるから寝る時には両足を縛る。自慰行為を防ぐというより酔客を拒否するためだ、と思うね。

 で、母を失った6歳のおりんは瞽女の親方を頼るわけです。

 舞台は、おりんの生まれ故郷=福井の小浜。そして旅は上越の高田へと続きます。白鳥師匠の生まれ故郷ですな。ラスト、おりんは故郷に帰ってきますがね。ま、ラストシーンは声も出ませんな。水上勉らしいといえばらしいですけど。

 「はなれ」つう意味は破門された、つうこと。どうして破門されたか? 客をとってしまったからですよ。女なんですよ、女。業が深いつうか好き者つうか。寂しがり屋で冷え性で、「おらの身体、ぬくめてけろ」と男にしがみついて離れない。ジジイ相手でもですよ。



 志麻さん。盲目の役ですからずっと目をつぶっている。長いロケで全国あちこち旅しています。しまいには、目を閉じていてもだれが通ったかわかるようになった、と言ってますね。

 盲学校にも通ったらしいです。「廊下を歩いてください」と先生から言われると、どうしても左に偏ってしまう。これって右より左側の耳がいいからだそうです。人間てのはそう動いてしまうらしいっすね。

 たぶん、目が見える人でも人の話を聴く時、自然と利き耳のほうを向けているはずですよ。

 肉体関係を持たない唯一の男とおりんは旅を続けます。この男役が原田芳雄さん。撮影の時は、志麻さんと顔を合わせないようにしてたらしい。目の見えないおりん相手に、自分の姿は見えないようにしてたわけ。志麻さん、ずっと嫌われてると思い込んでたらしいっす。

 なんといっても、志麻さんの美しさ。そして日本海の美しさ、風景の美しさ。風景のみならず心象風景にも四季折々の美が映ります。当たり前ですよ、カメラは宮川一夫さんだもんね。『瀬戸内・・・』もそうでしたな。

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2018年05月03日 (木)

「LION ライオン 25年目のただいま」

 連休だからこそお仕事やんなくちゃ。朝から晩までPCに向かってます。そうそう、本プレゼントは締め切りました。100冊×30人。先着30人にお届けします。実は箱が足りなくなりまして。ちょっと待ってね。

 これで少しは本が減ります。あんがとね。

 さーーて、連休っすねえ。暑いかと思えば初夏の嵐。これでまた体調崩す人がたくさん出てくるでしょうな。低気圧ってホントに疲れるのよ。

 あちこち映画を見に行くのもいいし、たとえば『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』とかね。


なんと横浜でやってました。今月末に閉館する映画館。伊勢佐木モールの「テアトル横浜」。名画座で渋い映画ばっかやってんだよなあ。ま、場末感はんぱないかんね。見に行こっと。

 けど、もうやってないでしょ。先週までは日本橋と渋谷でやってたけどね。この前アップした『シェイプ・オブ・ウォーター』(アカデミー賞)で掃除婦役してた人ね。女優の高田聖子さん(薬師寺の故・高田好胤住職の娘)にくりそなんだけど。

 ところで、どうでもいいんだけど、「サリー・ホーキンス」って女優。ぜんぜん美人じゃないし、はっきし言って、おばさん。けど、見れば見るほどいい女に思えてくるね。「中身のある女」なんだろね。モテると思うよ。

 ならば、DVDでこれどうでしょ? たぶん1年前に封切りされてたんちゃうかな。



 遠くインドのコルカタで迷子になっちゃった男の子が25年後、オーストラリアから「母を探して三千里」しちゃう、つう実話。

 5歳でしょ。インドでしょ。ムリですわな。そんなに昔の話ではありませんよ。迷子になったのは日本がバブル経済に浮かれてた頃っすから。プラザ合意直前てなとこでしょ。

 5歳のチビがベンガル語の通じないコルカタで発見されたとして何ができますか? 新聞に迷子案内載せたところで、実母は文盲なんですから。しかも超貧困層。この地域で新聞なんてだれも読まない。インドの公用語は英語でしょ。40種類以上の言葉があるらしいからね。

 私もチビの頃、地方に行った時、鉄道で迷子になるとこでしたからね。ちょっと目を離したすきに真逆の汽車に乗ろうとしてたらしい。

 「ここで待っていなさい」と言われたらしいけど、んなもん、だれが聞くか。うんうん、と言っても、聞いちゃいません。好奇心全開ですからね。空返事なわけ。チョロスケを1人にしちゃダメ。

 この子は貨物列車に乗っちゃった。しかも熟睡。気づいた時には車両にただ1人。
 
 で、あれこれありまして、孤児院に収容。運がいいのは、里親が見つかったこと。自分たちでも産めるけど天啓で恵まれない子どもを育てよ、というメッセージを受け容れた夫婦。

 で、なんだかんだがありまして、大学でインド系学生の集まりで、ビールを追加しようとした時、キッチンで「あるモノ」を発見します。心が吸い込まれていきます。

 「あの時、兄におねだりしたモノだ」

 オレのルーツはコルカタじゃない。オレは・・・迷子だ。そっから先は『ルーツ』のクンタキンテ。

 違うのは、いまの時代はGoogleもあるし、FBもあるってこと。ま、見たらわかります。
 
 調べたら119分の映画らしい。むかし見た時は3時間たっぷり、つう感じがしたけどね。長く感じたんじゃないの。ふかーーーく感じたのよ。

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2018年04月27日 (金)

「かもめ食堂」

 気づいたら見ている映画。なんでだろ? なんでだろ? なんでなんでだろ?ってね。

 映像がとっても綺麗。ゆったりした時間。そしてそしてそして、日本人は3人だけ。

 だからでしょうな。



 舞台はフィンランド。白夜とサウナの国。

 ロケはフィンランドのべストスポット。食堂のモデルは「カハヴィラ・スオミ」。日本人が殺到してましたけど、閉店。

 で、15年に日本人オーナーが店を引継いだわけです。で、翌年、「Ravintola KAMOME=かもめ食堂」となったわけです。

 ま、内容は見てからのお楽しみ。漫画を読んでるような進み方。


 今日の「通勤快読」でご紹介する本は「深夜のラジオっ子 リスナー・ハガキ職人・構成作家 前編」(村上謙三久著・1,728円・筑摩書房)です。 

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2018年04月19日 (木)

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」」

 かつて、BBC「偉大な英国人」投票で1位になった人物ですね。英国首相にして、作家としてはノーベル文学賞受賞。しかも戦時内閣を率いて、ズタボロ英国を勝利に導いた人物ですから、そりゃ1位になりますわな。

 ま、チャーチルがいなければ連合国の勝利はなかったでしょうし、だからこそ、彼さえいなければ日本の敗戦もなかったと思います。

 この男こそが、不戦中立法が成立したばかりのアメリカを戦争に誘い込んだ張本人。直前まで日本との戦争などありえない、と考えていたアメリカ人が、対日参戦へと世論をいっきに換えさせたわけですからね。

 日本にとっては天敵そのもの。

 オランダ、ベルギー、フランスを打破し、いよいよ英国侵略に乗り出そうとするヒトラーの勢いを止められない。最後の砦が英国でした。

 フランス国内にいる英国軍はドイツに包囲され、風前の灯火。陸軍を失う英国は、わが国は海軍国だ、と言い張っても負け惜しみにしか聞こえませんわな。
 フランスを呑み込んだドイツは、フランスの艦隊を従えてドーバー海峡を渡ってくるに決まってます。


第90回アカデミー主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)、メイクアップ&ヘアスタイリング賞(辻一弘他2名)受賞の快挙。

 現状を打破するにはアメリカをなんとしても巻き込まなければ・・・。

 内閣全員がドイツとの交渉に臨もうと、とうていドイツが呑むはずもない条件を覚書に書き込んでいた時、チャーチルは一世一代の演説をします。

 「ヤツは言葉を武器に戦場に乗り込んだのさ」という外相ハリファクスの言葉は深いね。

 あきらめの悪いヤツでなければ危機は突破できんわな。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「世界を動かす【国際秘密力】の研究 トランプ大統領のパフォーマンスは《隠された支配構造》をえぐり出す 前編」(ベンジャミン・フルフォード・クリス・ノース著・1,960円・ヒカルランド)です。

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2018年04月07日 (土)

「夜に生きる」

 『Live by Night』つう映画。分類するとなるとギャング映画なんすけどね。で、ギャング映画好きだから、「こういうの好きでしょ?」とくれたわけで。

 ま、『仁義なき戦い』は全巻もってるしね。

 月に数回、原原の教材づくりで中野のスタジオに籠もってます。で、ここの社長がとんでもない映画狂でしてね。70歳過ぎた今も1日2〜3作は見てるわけ。

 「昔の映画は間が長かったね。いまのはスピーディだな」

 たしかにね。尺が長いとコストかかりますからね。

 で、こちらが急いでても映画の話をはじめちゃうわけ。あれ見た? これ見た? なんてさ。で、見てないと、「見なくちゃダメだよ」と言いながらスジぜんぶ話しちゃうわけ。それじゃ見てもつまんないじゃん?

 時々、これ、いいよ、ってんでDVDくれたりしてね。ま、それもあってわんさか増えるんだわな。この映画もその1つなんだけど。。。


「天国はどこにあるの?」「ここだよ。ここにあるんだ」

 主演、脚本、監督はベン・アフレック。つうと、少し詳しい人なら、ああ、あの映画に出てるよね、とピンと来るはず。
 マット・デイモンとの共同脚本『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97年)は有名だよね。傑作です。アカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞。『消されたヘッドライン』(09年)も見たな。
 ジョージ・クルーニーと共同プロデュースした『アルゴ』でもアカデミー作品賞を受賞してまんな。
 弟のケイシー・アフレックは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー主演男優賞受賞。これは以前紹介したよね。

 で、この映画。ギャング映画なんだけど、その枠では収まらんな。

 舞台は1920年代。といえば禁酒法時代。アメリカ人て元もと原理主義者だからこういうバカな法律つくっちゃうわけ。イエスだって葡萄酒OKなんだから。酔っちゃいけない、つうことなんだろうけど、酒呑んで酔わないなんてバカそのもの。私、あまり酔わないんで大バカ者なんすけどね。

 禁酒法前後のアメリカ社会が見事に描かれてますね。舞台は当然、キューバ、フロリダ。プロテスタントとカトリック、それにユダヤという宗教対立に、白人なかでもユダヤ、イタリー、アイルランドに黒人、ネイティブそれにプエルトリコ人。人種対立がどれだけ激しかったか。ギャングにしても分別処理されてたわけ。

 たしか、ダッチ・シュルツはオランダ系ユダヤ人でしたよね。ビリー・バスケイトだわな。

 で、マシンガンの撃ち合い、殺しのシーンは山ほどあんだけど、脚本の中身が厚い厚い。完璧にできあがってますな。原作がいいこともありますけどね。深みがちがう、つうか。洒落てる、つうか。ま、趣があるんだわ。

 あまりネタバレしても野暮だしね。

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2018年03月16日 (金)

「今夜、ロマンス劇場で」にはまってます。

 忘れないうちに・・・明日は「ぴよこちゃん倶楽部」です。
 「中島孝志の銘柄研究会」は正午スタート。いつも通り投資に効く「ネタ」をご披露します。参考銘柄を取り上げてテクニカル分析(今回は「一目」の続きと「ボリンジャー」がメイン)してみましょう。こういう相場ですから「週10%リターンのデイトレ」をご披露しましょう。金投資は長期、株式はトレンドによって短中長でギアを切り替える投資法がベターだと思うなあ。
 ゲスト講師による講義は午後2時スタートです。ゲスト名とテーマ等は今朝5時のメーリングリストで流した通りです。


 「看護士さんに台本を聞いてもらっていたよ」
 「そう」
 「結末を知りたい、というんでね。書こうと思うんだ」
 「どんな結末にするの?」
 「君の欲しがっていたモノを最後にプレゼントすることに決めた」
 「私の欲しがっていたモノ?」
 「・・・」


なにを欲しがってたと思う?

 大脳生理学によりますと、夢というのは「記憶の蘇り」らしいですね。ま、私に言わせれば、忘れるために夢に見るのではないか、と考えています。

 「君の夢を見たよ」なーーんて言われて喜んでたらあきまへん。これ、潜在意識のなせるわざでして、「もう忘れたいから夢に見た」ということなんです。

 夢というのは、記憶の整理です。意識がある時に山ほど情報をインプットして記憶する。この膨大な情報を寝ている時に取捨選択し、優先順位でによって分別処理し、脳のハードディスクに整理整頓してるわけです。

 「整理」と「整頓」は意味がぜんぜん違いますよね。私の本をきちんと読んでる人は簡単に理解できます。

 「なんとなく夢は覚えてるけど正確にはわかんない」という人は、夢を右脳でインプット。つまり、「映像」でインプット。
 夢の内容をこと細かくすらすら話せるのは「論理」「文章」を司る左脳で理解してるからです。

 どちらがいい悪いではありませんよ。

 さてさて、夢には色がついてます。白黒の夢しか見ないよ、という人もいます。たぶん後期高齢者どころの話ではないでしょう。
 「いや、カラーですけど」という人もいます。こういう人は若い。なぜなら、普通に生活していて、ありとあらゆるものがカラフルだからです。とくに映像媒体が映し出すモノはすべてカラフルのはずです。

 白黒? う〜ん、終わってますね。

 インテリの中には、カラフルな映像ではなく「言葉」できっちり夢を見る人もいます。たとえば、三蹟として名高い藤原佐理がそうでした。
 この人、円融、花山、一条の各天皇でそこそこ権勢を奮った人物ですが、魘されるような怪異な夢を見るんですけど、そのつど、「不動尊」という文字が現れて助けられています。

 おもしろいですな。

それにしても、綾瀬はるかさん、とてもいいっすね。坂口健太郎さんでしか相手役つとまんなかったかも。惚れ惚れしちゃう。『白夜行』見なくちゃ。セーラー服の綾瀬はるかさん、まぶしいっすよーー。

ブログで紹介したの、なんと10年前っすよ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「朝鮮語のすすめ」(渡辺吉鎔+鈴木孝夫著・756円・講談社)です。

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2018年03月10日 (土)

アカデミー作品賞・監督賞「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」

 えっ、「スリー・ビルボード」じゃないの? シェイプ・オブ・ウォーター? なに、それ。半魚人とおばはんの恋物語? ふ〜ん、「リトル・マーメイド」や「美女と野獣」ちゃうんやからのーーー。

 近所の映画館でレイトショーやってたんで、ウォーキングのついでに行きましたがな。

 はい、これっす。お見それいたしました。こんだけ重たいテーマをラテンにシャンソンにスタンダードに、あれこれ素敵な音楽をさりげなく入れてミュージカル風に、それでもスリルとサスペンスたっぷりのラブストーリーへと仕立てあげてしまいましたなあ。

 実に遊び心たっぷり。


 
 ところで、主演のサリー・ホーキンスってさ。『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ作品)の舞台となる「臓器提供クローン養成寄宿学校」で校長と対立して辞めさせられる教師を演じてたよね。

 今回は女の魅力ゼロ、幼い頃のトラウマで声が出ない。性欲はそれなりにあるごくごく普通の女。勤め先(政府の研究開発機関)で掃除のおばさんとしての働きぶりにはなんの支障もないし、友達は2人しかいないけどこれまたなんの支障もない、という生活ぶり。

 贅沢はできないけどなんとか生きてきた。平々凡々に生きられればOKの人生。

 それが一変しちゃった。「恋」しちゃったから。

 その彼つうのが、米ソ冷戦下、アマゾンで捕らえられ運び込まれた半魚人。原住民からは「神」と崇められてる存在。

 「殺して生体解剖しては?」と提案するエリート軍人。「犬を宇宙に飛ばしたソ連に対抗して、これを宇宙に送りましょう」と主張する研究機関の博士(実はソ連のスパイ)。五つ星の元帥は生体解剖に決めます。
 
 「逃げさせなくちゃ」 

 組織も資金もある連中相手に出し抜く掃除のおばちゃん2人とリストラ絵描きジジイ。



 男と女、若者と年寄り、勝ち組と負け組。富裕層と貧困層、支配する人と支配される人、命令する人と命令される人・・・とかく分類したがるけど、マネーは人類を超える存在となりました・・・いや、なりませんね。

 「私は何? 私はしゃべれない。彼も言葉を話すことができない。私たちには何の違いもない」

 異物に過剰反応するのは細胞レベルでも人類レベルでも同じ。コミュニケーションすればわかるんだけど、防衛本能から敵対意識が先行しちゃう。

 とくに欧米の人間はそうなる。なぜなら人類がアフリカから世界のあちこちに散らばっていく過程で、あの連中は置いてけぼりを喰らった「棄民」なのよ。だから、人を見たら泥棒か殺し屋と思うし、敵か味方か、主人か下僕か、つう二者択一しかできない。

 何様のつもり? 「異物」を排除してきた連中だからこそ、これがアカデミー賞に選ばれたんだ、と思えてならないのよ。

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2018年03月08日 (木)

「宣戦布告」

 「自衛隊は出てくるか?」
 「出てきません。首相は弱腰ですから」
 「ならば、長引かせた方がいいな」
 
 問題を長引かせて社会不安にする。政治を揺さぶる。野党をけしかける。戦争するぞ、と脅迫する。

 北朝鮮ですな。ああいう、なにも失うものがない「ならず者国家」は強いっすよ。日本はもちろん、アメリカですら及び腰。
 なぜなら「被害」が出るからね。同じ人間だけど「命の値段」が違います。現実的にはね。裕福な国(国民)は金持ちケンカせずでカネで済むならさっさと片付けたい。

 そこを狙われる。

 狙われるヤツより狙うヤツのほうが圧倒的に強い。戦力は関係ない。ベトナムでゲリラ戦で負けた米軍を見ればよくわかります。枯れ葉剤を撒き散らすしかなかったのも米軍が追いつめられていたからでしょ。

 民主主義てのは面倒くさいのよ。この映画でよくわかるのは、日本てのは防衛省も自衛隊もいりますけど、いざ、戦争となったら、法律的に許されることはなにもなかった、ということ。敵を殺したら刑法の殺人罪に問われます。タマが誤って民間人にあたったらり、これまた刑法で裁かれます。

 軍法がないもん。自衛隊法、あれは軍法ではありません。それが証拠に、軍法会議がありません。普通の裁判所で裁かれるから、自衛隊員は戦えませんよ。

 バカな国です。そんな自嘲的な発言、つぶやきがあちこちに出てきます。

 このバカさ加減を解消したのが安倍さん。中国と朝鮮そしてアメリカから命令されて、「戦争できない国」にわが国を留めておこう、と暗躍してるのが一部の野党ですね。

 国を守り、国民を守るより、憲法を守りたい連中です。何度も言うけど、ミサイル何発か見舞われないとわからんだろうな。

 いちばん重要なのは、「守ろう」という強い意思なのよね。能力でも法律でもなく「意思」が重要なのよ。

 その点、アメリカはいままで裏で戦争ばかりしてきてるし、国家に代わる「戦争代行組織」もつくってきましたから、いつでも、どこでも、だれとでも戦争できるんすよ、あのISにしてもそうですし、戦争の犬たち=傭兵会社、軍事会社もたくさん用意してありますしね(ウクライナ東部で戦争してるのはそういう連中同士ですから。商売だから戦争終わんないのよ)。

 どうしてこんな代行組織をつくったかというと、中ロが拒否権発動するから、アメリカは好き勝手に動けないからですよね。

 原油決済通貨をドルからユーロに替えようとしたサダム・フセインに言いがかりをつけて潰した時だって、だれも賛成してくれず、世界で真っ先に賛成したのは小泉純一郎というアメリカ利権の代理人だけでした。



 警察のSAT隊員が殺され、市民が殺され、それでも自衛隊の出動ができない。自縄自縛の憲法は敗戦でアメリカが日本を縛るためにつくったもの。PJ憲法が有事に際しても日本国民の生命と財産を守れない。

 ほかの国では当たり前のことがこの国ではなにもできない。

 すべてはアメリカの戦略であり、アメリカのボチ政治家たちの怠慢のせいであり、メディアと愚かなメディアを信じる国民のせいでありんす。

 中国、北朝鮮、そして韓国という仮想敵国は、国防上、当たり前のことを当たり前にやってるだけで、上から下までわが国の平和ボケが続いたことがいちばんの問題なわけでしてね。

 ま、北朝鮮から何発かミサイル落とされるまで目覚めんでしょうな。平和ボケはそれほど酷いもんだと思う。

 映画制作では防衛庁(当時)と自衛隊は徹底的に協力を拒否したそうっすね。
 北朝鮮特殊部隊が原発攻撃を企てて上陸する、という内容ですからね。こんな映画に協力したら、野党や朝日新聞からどんな批判を受けるかわからんもんなあ。迷彩服メーカーまで一切、協力しないように通達が出てたようです。

 だけど、これ、原作は麻生幾さんなんだけど、元もとは自衛隊と警察との勉強会で講義してた池田整治先生の話がベースだな。

 この時期、見るにはサイコーっすよ。DVD買うなりレンタルするなりで勉強してちょ。。。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「パリのすてきなおじさん」(金井真紀・広岡裕児著・1,728円・柏書房)です。 

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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
 東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。「キーマンネットワーク定例会」(33年の老舗)のほか、
「原理原則研究会in東京」
「原理原則研究会in大阪」
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