カテゴリー:中島孝志のとってもいい加減な市場観測日記

2018年10月16日 (火)

先週のダウ暴落は「警告」に過ぎない。「本番」は今週では?

 いつものように連載してる「有料サイト(毎月曜朝配信)」の1日遅れ配信情報をお届けします。

 これ、日曜に渡してますからね。2日後となると暴落してたり暴騰してたり、けど、まんま転載したいと思います。

 11月から配信する投資情報メルマガ
●手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」は日曜定期便&そのつど臨時便となります。

 暴落暴騰はいつも突然やってきます。サンプルでおわかりのように「スキャンダルの二次災害=連れ安銘柄」てのもたくさんあります。必ずV字反転しますけど、そのタイミングはいつなのか? これまた突然ですから定期便ではカバーできません。で、そのつど臨時便てことです。

 ま、ホットな情報をお届けします。ご期待ください。

 さて、ここから有料サイトの転載です。

 これは一時的な調整? それとも暴落の予兆?
 
 ボリンジャーバンドと一目均衡表でチェックしますと「調整」としか思えません。けど株価を決定する要因は、1にファンダメンタルズ、2にダウ平均株価、3に上海総合指数、4にドル円相場(為替)と言われますが、さらに「地政学=イベントリスク」に大きく左右されてますよね。

 ブログで書いてきた通り、9月28日でほぼ手仕舞い。調整あるいは大きな下落があればそこで拾えばいいわけです。すると、10月11日に大幅下落。1週間で1100ドル。「スズキ」「ソニー」を慌てて買い戻す有様。







 4日大きく下落した後、先週末ようやく上昇に転じました。



 「これから上昇に転じる」という解説の多い中、私は、「来週(つまり今週)もう一度大きく下げるのでは」と予測しています。


大引けにかけて、あっという間に萎んじゃった。小さい値幅だけど乱高下は相変わらず。やっぱなあ。

 理由はダウ平均株価、ナスダック、S&P500の先行指標=「ラッセル2000指数」がダラダラ下げ続けているからです。



 ダウその他の大型株は減税の恩恵と社債発行で増やしたお金で、大企業が自社株買い(7-8割)と配当(2-3割)に投じますから株価だけは上がります。もちろん、中身はバブル。

 長期金利に振り回されてる株価ですが、株価の下落は米国債の売れ行き不振にあるのではないでしょうか。

 輸出で儲けたお金で米国債をせっせと購入する中国に大幅な報復関税をかける、と脅かしてるんですから米国債は売れません。結果、価格は下落する=金利は上がる。

 新興国は虎の子の金準備を崩してドルを買ってます。ドル高にはなりますが、米国債は買わない。結果、長期金利は上がります。

ドル調達金利(2.5%)が米国債金利(2.5%)より高くなってしまっては、日本も購入を控えます。米国債が売れない結果、長期金利は上がります。



 FRBのテーバリングも進んでいます。今週にでも長期金利が跳ね上がってもおかしくありません。



 金利よりもはるかにコスパの高いビジネスをしているならいざ知らず、やはり、低金利の恩恵で企業活動はダイナミックに動いていますから、不動産のプロでもあるトランプ大統領がFRBに利上げを止めろ、と要請するのも当然です。

 「12月の利上げはない」と私は考えています。あったとしても、0.25%ではなく0.1%程度。市場は利上げストップと判断するでしょう。

 FRBは中立金利(2.875%-3.0%)を超えても(3.5%まで)利上げを続けたいでしょう。金利を高くしておかなければ、金融危機に見舞われたときに下げられないからです。

 けど、イエレンのクビを切ったトランプが許さない。



 日本のエコノミストのみなさんは、日経平均株価は12月後半にも25000円を超える、と予想されていますが、ほとんどの理由は、「12月の利上げ」にあります。



□ほとんどのエコノミストたちの予測
 FRBが利上げする→長期金利が上がる→ドルが上昇する→円安になる→日本の輸出産業に追い風が吹く→値がさ株が上がる→日経平均株価が上がる

 12月の利上げを織り込み済みで動いていますが、ほんとうにそうでしょうか。「年末株高」という結果は同じですが、出発点とプロセスが異なります。

□中島孝志の予測
 FRBが利下げを発表する→長期金利が下落する→ドル安円高になる→ダウ平均株価が大幅に上昇する→日経平均株価が連れ高する
 原因は真逆ですが、結果は同じです。ただし、私の予測では金価格は高騰します。

 トランプの戦略を考えるとき、いまダウ平均株価を暴落させ、中間選挙直前にはV字回復させておきたい。先週、ダウ平均株価を1100ドルほど下落させたのは「警告」です。今週が本番ではないでしょうか。

 どうなることやら。今週から来週早々には判明するでしょう。

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2018年10月12日 (金)

「投資情報メルマガ」を発行することにしました。

 暴落ですね。けど、なにかありそうです。いつものように「ラッセル指数」がだらだら下落してましたんで、そろそろかな、と思っていました。
 10日の名古屋原理原則研究会の「まくら」で講義した通りになりました。これからどんな展開になるかは昨日、一昨日のブログをチェックしてください。





 さて、円安というより「ドル独歩高」で輸出銘柄に上昇圧力がかかってました。つうか、日本株にかかってますな。このままいくと・・・なんてことはありませんが、エコノミストやアナリストたちは「年末25000-27000円か?」と大騒ぎのご様子。

 ま、中間選挙までは上げるでしょう。でも、どうせ上げるならいったん落としてからの方が効果的ですよね。

 きっかけ? いままで言ってきたように「12月の利上げ無し」でしょ。で、ドル安円高に転換。だけど、ダウ高騰にひきずられて日経平均株価も上げていく・・・のではと考えてます。

 10月末から発表される日本企業のQ決算も期待できますから、地力はありそうです。

 今年になってから為替と株価が順(正)相関となってます。中間選挙まで1か月。日本の首相を狂言回しに使って北朝鮮とのラブラブ演出。「日本メーカーの工場が進出しますよ」とスイングステイツ(ペンシルバニアとかミシガン等のRust Belt)に向けてのリップサービス。

 トランプは大喜びでしょう。安倍さんも国益のために協力したわけでね。石破さんにはできません。野党の党首さんたちにはゼッタイ無理。

 自動車関税問題の先送りなんておやすい御用ですわな。

 さて、毎月1回「ぴよこちゃん倶楽部」と「中島孝志の銘柄研究会」を開催してますが、投資でいちばん重要なのは「タイミング」です。釈迦に説法でもうしわけございません。
 基本、ドンピシャになるように講義してると思いますが、なんといっても最大30日間も空いてしまうわけで・・・上がる下がるとわかっててスルーせざるをえない。これほど残念なことはありませんね。

 ということで・・・
●手にとるようにすぐわかる! どん底マスター 中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
を毎週発行することにしました。

  もち、「なにかあるぞ」と嗅ぎつければ臨時発行もします。暴落なんてサイコーの買いのタイミング。

 詳しくはクリックして「サンプル原稿」をはじめ、提供サービスをご検討頂ければ幸いです。カラーチャートたっぷり。とってもわかりやすくお話しますので、乞うご期待!

 みなさん申し込んでね。

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2018年10月08日 (月)

調整か危機の予兆か、月曜日のダウをよーく吟味しよう。。。

 先週末にかけて、日米どころか世界的に株価が下落傾向にありますね。3日連続の下落でした。しかも先週末のダウ平均株価の最高値と最安値との差は375ドル。日経平均株価のそれは200円でしたよね。







 これは一時的な「調整」なんでしょうか。それとも本格的な「暴落」の予兆なんでしょうか?

 結論を急ぎたくありませんが、幸い、今日の日本市場はお休み。ニューヨーク市場がどう動くか、をチェックしてから判断しても遅くはありませんが、ダウ平均株価が本日反発すれば「調整」。続けて下落するなら「かなり危うい状況」になりそうだ、と考えてもよさそうです。

 ご覧の通り、ボリンジャーバンドと一目均衡表で株価推移をチェックしますと、「調整」としか思えません。週明けから反発してもおかしくありません。



 しかし、株価を決定する要因は、1にファンダメンタルズ、2にダウ平均株価、3に上海総合指数、4にドル円相場(為替)と言われますが、現在の株価は「地政学=イベントリスク」に大きく左右されています。

 具体的に言えば、トランプリスク、米中貿易戦争、TAGにイタリア国債にいつ火がつくかわかりませんし、中間選挙(11月6日)で共和党が負ければ、とくに上院で敗北するようなことがあれば、米国債は投げ売り、長期金利は高騰、ダウ平均株価は暴落となり、日本株にもネガティブな結果が待っている、ということになります。

 ご存じのように、ファンダメンタルズは絶好調でも、トランプが発するツイッターで株価は下落、という銘柄はたくさんありました。



 チャートに記したように、3月23日から7月20日までは円安基調。日経平均株価は上昇気流に乗りましたが、その後、「揉み合い」。そして、「三角保ち合い」から上抜けて9月12日(日銀703億円の介入)から日経平均株価は反発に転じました。

 ここに来て、ダウ平均株価が下落しているのは、米中貿易戦争が大きく立ちはだかっているからでしょうか。いままで輸出で儲けたお金で米国債をせっせと購入してくれた中国に全額、関税をかけるぞ、と脅かしているのですから、米国債を買おうというより売りたい衝動に駆られているでしょう。

 結果、米国債の価格は下落する。ということは、金利は上がる。



 2月5日に株価が大きく下落しましたが、あのときですら長期金利は3.0%を少し超えた程度でした。ところが、いまや、3.24%まで上がっています。



 ヘッジファンドは新興国に投資していたお金を引き上げてアメリカ市場にシフトしていますから、ドル指数だけが上がる。ドル独歩高で日本円は1ドル114円まで安くなってしまいました(10月は円安になる傾向がそこそこありますが、またしてもです)。

 企業が減税の恩恵と社債発行で増やしたお金を自社株買い(7-8割)と配当(2-3割)に投じていますから株価だけは上がる。しかし、中身はといえば、「バブル」です。臆病なリスクマネーはキャッシュポジションがベストと判断しているようです。

 「まさかの金」も価格が冴えません。以前、お話した通り、米国債を売却して、ロシアは金現物をせっせと購入していますが、トルコ、ベネズエラ等の新興国が金を売却していますから、なかなか上昇しません。

 米国債も売却しているでしょうから、金利上昇圧力は根強いと思います。長期金利がじりじり上がり、FRB議長のパウエルはインフレが加熱するとは思えない、と利上げ基調を変えていません。



市場も12月の利上げは織り込み済みで動いていますが、ダウがあまりにも高みにあるので、出遅れた日本市場に外国人が注目して、9月12日からお金を振り向け始めたのでしょう。





日本の株価は1989年の大納会が最高値ということになっていますが、2000年にいきなり30銘柄を交換しましたから、正確には「日経500」で比較しなければわかりません。すると、おもしろいことにバブル最高値までは行きませんが、かなりいい勝負ができる高みに到達していることがわかります。

 もちろん、日銀による年間6兆円ものゲタを履かせてもらっています。いずれ近いうちにゲタは脱がなくてはならなくなります。日本企業がアメリカ並に大きく自社株買いをするように転換しなければ株価はドカーンと暴落してもおかしきありませんよね。

 そのタイミングはいつか? 消費税導入直前にあるかもしれません。暴落を理由に消費税導入を中止するかもしれません。そして、参院選に打って出るかもしれません。あるいは、オリンピック景気に湧いている瞬間かもしれません。

 FRBは中立金利(2.875%-3.0%)を超えても利上げを続けたいでしょう。というのも、金利を高くしておかなければ、金融危機に見舞われたときに、金利を下げられないからです。

 バブル時は短期金利も上昇すれば株価も上昇します。FRBの思惑通りに長期金利が3.0%を超えて4.0%、5.0%になっても不思議ではありません。しかし、金利高騰は不動産業界を直撃するばかりか、家計を木っ端微塵にする懸念が少なくないと思います。
 金利よりもはるかにコスパの高いビジネスをしているならいざ知らず、やはり、低金利の恩恵で企業活動はダイナミックに動いていますから、不動産のプロでもあるトランプがFRBに利上げを止めろ、と要請するのも当然のことです。

 私は12月の利上げはないのではないか、と考えています。もしあったとしても、0.25%ではなく0.1%と低くするのではないか、それでも市場は利上げストップと判断するでしょう。

私は9月末でほぼ手仕舞ってしまいました。これから調整あるいは大きな下落があればそこで拾えばいいわけです。中間選挙が近づけば雲も晴れて目先なにをすればいいか、鮮明になってくると思います。

 
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2018年10月05日 (金)

「投資情報メルマガ」を発行することにしました!

 円安というより「ドル独歩高」で輸出銘柄に上昇圧力がかかってますね。

 つうか、日本株にかかってますな。

 このままいくと・・・なんてことはありませんが、エコノミストやアナリストたちは「年末25000-27000円か?」と大騒ぎのご様子。

 ま、中間選挙までは上げるでしょう。でも、どうせ上げるならいったん落としてからの方が効果的ですよね。
 きっかけ? いままで言ってきたように「12月の利上げ無し」でしょ。で、ドル安円高に転換。だけど、ダウ高騰にひきずられて日経平均株価も上げていく・・・のではと考えてます。

 10月末から発表される日本企業のQ決算も期待できますから、地力はありそうです。

 今年になってから為替と株価が順(正)相関となってます。中間選挙まで1か月。日本の首相を狂言回しに使って北朝鮮とのラブラブ演出。「日本メーカーの工場が進出しますよ」とスイングステイツ(ペンシルバニアとかミシガン等のRust Belt)に向けてのリップサービス。

 トランプは大喜びでしょう。安倍さんも国益のために協力したわけでね。石破さんにはできません。野党の党首さんたちにはゼッタイ無理。

 自動車関税問題の先送りなんておやすい御用ですわな。

 さて、毎月1回「ぴよこちゃん倶楽部」と「中島孝志の銘柄研究会」を開催してますが、投資でいちばん重要なのは「タイミング」でしょ。
 基本、ドンピシャになるように講義してると思いますが、なんといっても最大30日間も空いてしまうわけで・・・上がる下がるとわかっててスルーせざるをえない。これほど残念なことはありませんね。

 ということで・・・
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2018年09月26日 (水)

三角保ち合いの典型チャート!

 なんでもいいけど、この本。大暴騰! 新潮社の社長もさ、「わてら商人なんで儲かるならなんでもやりまっせ」と正直に言えばいいのよ。いまどき、「メディアが社会の木鐸だ」と誤解してる人はあまりいないと思うよ。朝日とかTBSくらいじゃね。ゲイタレントがいまほど売れてる時代もないわな。野党と野党を応援してるメディアは喜んでるわな。


7800円の値が付いてます。株よりこの本買い占めりゃよかった。


 「今日が大底ですよ。来週から上がります」と9月7日の博多原原でお話した通り、ザラ場ならあっという間に1500円上昇。

 なんで上がるの? 米中貿易戦争に続いて日米貿易摩擦が始まる、というのに! 株価高騰の材料があるわけじゃないっしょ?

 そうそう、株価は1にファンダメンタルズ、2にダウ平均株価、3に上海総合指数(どん底から少し持ち直してるけど)、そして為替。

 ドル独歩高で円安。以前、お話しした通り、安倍3選まではドル高、それから11月6日に向けて円高。とはいっても111ー112円のレンジでしょ。なにもなければね。北朝鮮問題は先送り。あるとすればイラン、シリアとの戦争懸念。

 トランプはどうしても中間選挙に勝たないといけない。負けたら監獄。というより地獄が待ってますからね。勝つためにはなんでもやりますよ。

 それが最大のリスクかな。

 さて、7日が底で翌週から株価上昇となる、と判断した理由はいろいろ。大きいのは年初から売りっぱなしの外国人が買いに転じたこと。けど、これは翌週になってから判明したこと。

 総裁選で絶対に株価を下げてはならなかったこと。たしかに、3日、5−7日、そして12日の前場ギリギリで日銀は介入してます。703億円ずつね。7月、8月にほとんど介入してなかったのも、この総裁選のある9月にNK225が下落したらドーンと投入する準備をしてたんでしょうね。

 サポートラインが期待できる。去年の10月のように16連騰するかもよ。ま、トランプリスクがありますからそんなに甘くはありません。

 チャートを見れば典型的な「三角保ち合い相場」。「P波動」とか「トライアングル」ですね。


相場は典型的な「三角保ち合い」。トレンドラインと水平ラインまたは2本のトレンドライン。ただしラインが斜めですからご注意。



NK225もダウも三角保ち合いから上に放たれるかどうかが決め手。。。


 下ラインはサポートライン(下値支持線)であるだけでなく上昇トレンドラインでもあります。上ラインはレジスタンスライン(上値抵抗線)です。時間が経つに連れてレンジ幅が狭くなっています。行き場をなったらどうなりますか?
 

ポイントは上昇時に下落ポジションを準備しておき、下落時に「売り」を準備することでしょうね。


 
 基本、ボックス相場ですから。買って売って買って売ってのマシンガン投資ですよ。トランプ相場では中長期投資はリスクが高いかもも。デイトレまではいかなくても頻繁にチェックしとかないとね。乱高下が激しいからあまり欲張らないことですね。


 さてさて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ナナメの夕暮れ 前編」(若林正恭著・1,296円・文芸春秋)です。

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2018年09月25日 (火)

「ぴよこちゃん倶楽部」はあなたを裏切りません!

 さて、本日深夜0時40分に、先週土曜開催「ぴよこちゃん倶楽部」のデータ(榊原正幸先生分)をメンバーのみなさんに送らせて頂きました。

 重要なコンテンツですからきちんとご確認くださいますよう。とくに「最後の5分で元がとれる」どころか、「この講演、100万円でも安いね」と豪語していた通りの価値ですから、見落とさないように。。。つうか、データを最終頁から見てください。

 また「最初の5分で参加費100回分の元がとれる!」と評判の「銘柄研」のデータもすでに送らせて頂いております。リクエストにお応えして、今期からデータをお届けすることにしました。週間60%の逆張りパフォーマンス銘柄をはじめ、今回は140枚もあります。米中貿易摩擦のど真ん中ですが「アリババ銘柄」には要注目では? よーわからんけど。

 投資は科学です。きちんと勉強して精巧な道具で立ち向かえば必ず勝てます。ああ、もったいない。こんな勉強会に参加しない人の気が知れません。

 なお、「データが届かない。スパムにも混入してないんだけど」というメンバーがいらっしゃいます。
 原因は受信ボリュームが足りない、hotmailで弾かれてしまう等々が考えられますが、めちゃくちゃ貴重な情報ですので、このままにしておくともったいないです。善処をよろしくお願い致します。
 データは添付ではなくダウンロード型ですからご家族のメアドを借りるかするなどして、なるべくhotmailは使わないようにしてください。

■「黄金の卵を産む!ぴよこちゃん倶楽部」(第5期)





■次回「ぴよこちゃん倶楽部」は・・・
□10月13日(土)=「海外ETFはもう卒業! 置いておくだけで自然と殖やす海外銘柄投資で儲ける私の方法」

※本はまだ出してないけど、投資ブログの世界では超有名な公認会計士さんです。「米国ETF投資」についてセミナーを開催しようと思ってましたが、それだけではおもしろくありません。バフェット推奨のバンガードETFは卒業して米国株の銘柄投資等にシフト。米国ETFを超えるハイリターンを叶える投資法を解説してもらいます。


■ラスト講義は・・・
□11月17日(土)=「金利を見れば投資はうまくいく! 2019年、日本と世界の経済はこう動く」

※アメリカの利上げが続きます。金利は表面化していない景気の大転換を教えてくれます。金利を知れば投資の成功確率は格段にアップします。投資家にとってこれほど強い味方はありません。金利をもっと知っていれば失敗しません。もっと儲けられます。
 25年超もの間、運用の世界に身を置いて日々、金融市場と格闘してきたプロフェッショナルが経済と投資の世界を予測します。


◇時間:午後3時〜午後5時頃(遅くとも6時には修了します)
※いずれも代理出席可能です。
※この倶楽部は中島孝志の趣味道楽ですから投資勧誘等は一切ありません。すべて自己責任です。破綻しても責任は一切負いません。1兆ドル儲けても1セントたりとも請求しませんのでよろしくです。
※投資本のベストセラー著者ばかりですが、もちろん、講義では旬のインテリジェンス、本には書けなかったことを披露して頂きます。具体的な銘柄もご指南頂きます。

 今回も出血大サービスで「中島孝志の銘柄研究会」を開催します。ゲスト講義以上に即効性があると大好評。

■「中島孝志の銘柄研究会」
◇開催日:「ぴよこちゃん倶楽部」と同じ。ゲスト講師の前座でやんす。
◇時間:午後1時〜午後2時30分。
◇会場:「新橋ビジネスフォーラム」特別会議室(日比谷・内幸町、新橋駅徒歩1-5分)
◇備考:「ぴよこちゃん倶楽部」のみの参加はできますが、「中島孝志の銘柄研」のみの参加はできません。これ、グリコのおまけなんです。ごめんねー。





 さてさて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「いま君に伝えたいお金の話」(村上世彰著・1,296円・幻冬舎)です。 

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2018年09月12日 (水)

大坂ナオミ効果で株価上昇!

 北朝鮮問題に米中対立、日米交渉に大暴れ台風と大地震まで起きてしまい、いいニュースがあまりない列島ですが、ようやく、雲間に晴れ間が見えてきたわうです。

 大坂ナオミさんの全米オープンテニス優勝! トンカツ好きなんすねえ。われら日本伝統文化研究会一押しの熊本「勝烈亭」でぜひご賞味頂ければ嬉しいっす。



 「視聴率命で生きてるメディアはすぐに飛びつくだろうな」と思った方は多いと思います。案の定、大坂ナオミさんのニュース垂れ流し。
 郷里の祖父はもちん、イケメンコーチまで登場。たぶん、このコーチについてはバラエティ番組でコーナーができると思う。テレビ屋ってのはそういう発想ですから。

 ラケットやファッションについても報道されると思いましたが、「市価33000円」「だれでも買える」ということでラケットが注目されるに違いない。となれば、ヨネックス株は上昇する・・・その通り、優勝報道翌日には初値が最高値更新。その後、利益確定売りで元に戻っちゃった。





 たしかにこの会社が強いのはバトミントン(国内外トップ)、そしてゴルフクラブでして、テニスラケットはこれからなのよね。でも、「大坂ナオミ優勝」をフル活用してダイナミックに宣伝販売を展開することは当然でしょ。財務はめちゃ堅実ですから、少なくとも利益確定売りは早いよね。

 メディアの報道が過熱すれば株価は上がります。それから売ればいいのよね。

 これから日本で凱旋試合「東レ・パンパシフィック・オープン」(17〜23日、東京・立川立飛)が開催されますが、これに合わせてテレビ屋はバラエティ番組で必ず熱く取り上げるはず。すでにチケットは完売だもんね。


 さて、■「黄金の卵を産む!ぴよこちゃん倶楽部」(第5期)
■統一テーマ:「100万円週3%利回りで3年後には『億り人』!(ま、『10億り人』とか『100億り人』でもいいけど)」



■スケジュール:下記の通り

□9月22日(土)=「大学教授が実践する! 上昇期も下落期も勝率8割!堅実で科学的な株式投資法」
※青学のビジネススクールで解説すると何名かの学生が実践。1年分の授業料を回収できたとか。「嬉しいやら恥ずかしいやら・・・」。決算直後の増益銘柄を狙うアクティブ投資、低PBR銘柄を狙う割安株投資、安定高配当銘柄を狙うパッシブ投資。年率10--20%を確実に稼ぎ出す投資法です。


■10月以降の予定は・・・。

□10月13日(土)=「海外ETFはもう卒業! 置いておくだけで自然と殖やす海外銘柄投資で儲ける私の方法」
※本はまだ出してないけど、投資ブログの世界では超有名な公認会計士です。「米国ETF投資」についてセミナーを開催しようと思ってましたが、それだけではおもしろくありません。バフェット推奨のバンガードETFも整理して米国株の銘柄投資等にシフト。米国ETFを超えるリターンをかなえる投資法を解説してもらいます。


□11月17日(土)=「金利を見れば投資はうまくいく! 2019年、日本と世界の経済はこう動く」
※アメリカの利上げが続きます。金利は表面化していない景気の大転換を教えてくれます。金利を知れば投資の成功確率は格段にアップします。投資家にとってこれほど強い味方はありません。金利をもっと知っていれば失敗しません。もっと儲けられます。
 25年超もの間、運用の世界に身を置いて日々、金融市場と格闘してきたプロフェッショナルが経済と投資の世界を予測します。


■「黄金の卵を産む!ぴよこちゃん倶楽部」(第5期)
◇時間:午後3時〜午後5時頃(遅くとも6時には修了します)
※いずれも代理出席可能です。
※この倶楽部は中島孝志の趣味道楽ですから投資勧誘等は一切ありません。すべて自己責任です。破綻しても責任は一切負いません。1兆ドル儲けても1セントたりとも請求しませんのでよろしくです。
※投資本のベストセラー著者ばかりですが、もちろん、講義では旬のインテリジェンス、本には書けなかったことを披露して頂きます。具体的な銘柄もご指南頂きます。

 今回も出血大サービスで「中島孝志の銘柄研究会」を開催します。ゲスト講義以上に即効性があると大好評。

■「中島孝志の銘柄研究会」(2018年7月-11月)
◇開催日:「ぴよこちゃん倶楽部」と同じです。
◇時間:午後1時〜午後2時30分。
◇会場:「新橋ビジネスフォーラム」特別会議室(日比谷・内幸町、新橋駅徒歩1-5分)





 さてさて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「みんなちがって、みんなダメ 後編」(中田考著・2,449円・KKベストセラーズ)です。

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2018年09月11日 (火)

金価格はどうなるのか?

 関西の空前のメガ台風と、引き続いて発生した北海道大地震による、被災者の皆様には衷心より哀悼の意を表します。
 台風列島日本、地震列島日本は、昨日今日できたわけではありません。縄文、弥生、古墳時代から続く「地政学的リスク」です。それを承知でこの国に住んでいるわけですが、それにしても、今年の天変地異は尋常でありません。

 天変地異のある年はなぜか政治経済にも大きなイベントリスクが発生する「不吉な当たり年」でもあります。気を引き締めて臨みたいと思います。

 いつのように1日遅れで「有料投資サイト」に連載してる原稿をお届けします。


 さて、イタリアの政情が落ち着いてきたと思ったら、米中貿易摩擦が燃えさかり、とばっちりは財政不安を常に抱える「借金国」を襲いました。また、今月からUSTRと日米貿易交渉が始まります。

 「通商合意なければ大きな問題になることを、日本はわかっている」

 まさに恫喝に等しいトランプのひと言を反映して、日経平均株価一時300円安。その後持ち直したものの連続下落という有様です。

 企業業績は改善しているのに株価が付いてこない。つまり、「割安株」のオンパレードということです。

 株価を決定するのは、まず「企業業績」、それに「ダウ平均株価」「上海総合指数」「為替」と言われますが、ここしばらくは「トランプ発言」がモノを言うようになりました。そのうち、「オオカミ少年」と見なされてだれも相手にしなくなればいいのですが、中間選挙を前に、「共和党勝利=トランプ再選」のためにはなりふりかまわない行動に出るはずですから、まだトランプショックが続くはずです。

 トランプのグランドデザインについては前回少しお話しましたし、次回、詳しく述べたいと思いますが、今日は株価と金価格、それぞれの動向についてひと言お話しておきたいと思います。

 ダウ平均株価と日経平均株価の先週の最終株価はチャートの通りです。





 日経平均株価については下落基調ですが、まったくモノともせずに上昇している銘柄も少なくありません。また、これだけ割安株がありますと、底値で拾う投資家も少なくないと思います。私自身、こういう下落局面こそ最大のチャンスと心得ていますので、内心、「待ってました!」と声をかけそうなくらいです。インデックス投資ではなく銘柄投資を趣味にしているので、比較的、リスクが少ないのかもしれません。

 さて、金価格も1200ドルを超えてきたと思えば、1180ドル台に下落するなど、日経平均株価が22000〜22500円のボックス相場になっているのと同様、1200ドルが1つの基準点になっているかのように見えます。



 ロシアが米国債を売却して、思いっきり金へとシフトしている中、これだけ金価格が下落し、上値が重いのは、もちろん、売り勢力が強いからです。すでにお話してきたように、貿易、関税、為替で対立している米中がこと金価格については上がっては困る、という勢力で、北米地域で盛んに売っているわけです。

 それだけではありません。イタリアの政情不安による金融危機を皮切りに、中国の貿易と経済縮小懸念、そしてFRBの利上げ、好調が続くアメリカ経済、好調な株式市場を反映して、ドル一人勝ち。すなわち、新興国への投資がアメリカに環流し、同時に新興国通貨が売られ、ドルが買われる結果、相対的にドルが強くなっています。

 外国人投資家が日本市場から離れれば、当然、株安=円高になります。

 金価格の下げは、ロシアが1人で買っている反面、トルコとベネズエラという海外(米中)からの投資に大きく依存する体質の国家が自国通貨防衛のために虎の子の外貨準備(金)を売却している結果、なかなか金価格が上昇しない、というカラクリになっています。









 今後、ドル指数は微減基調ですし、利上げストップ=ドル安転換したい、とトランプはあちこちでこぼしていますが、自民党総裁選までは円安ドル高、以降、中間選挙からはドル安円高へとシフトチェンジになるとお話してきましたが、ドル円為替差はそれほど広がらない、と考えています。





 トランプが世界を相手に喧嘩を売りまくり、為替、株式、債券、商品相場まで大きく揺さぶり、「VIX指数」が急騰しても「まさかの金」の価格はそれほど上昇しないのは、売り勢力が強く、買い勢力が弱いからです。つまり、アメリカ市場にマネーが環流していることを意味しています。



 中間選挙で民主党が優勢になるか、それを打開するために、トランプがなにか仕掛けてくるか、それ次第では金価格の急騰もありうると考えています。

 いまさらどう足掻いてもアメリカの財政赤字が好転するはずがありません。株価は自社株買いのおかげ、債券市場は世界中を脅かして資金を巻き上げたおかげ。世界中のカネを吸い上げてこれからさらにバブルを謳歌するつもりでしょう。しかし、経済危機は世界のあちこちに導火線が垂れ下がっている状態です。

 それを承知でドル基軸体制を自ら破壊にかかってるのですから、敵は日本や中国、ロシアやユーロではなく、既存の利権勢力だということがわかります。やるかやられるか・・・これについては次回お話します。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「みんなちがって、みんなダメ 前編」(中田考著・2,449円・KKベストセラーズ)です。

カテゴリー:中島孝志のとってもいい加減な市場観測日記

2018年09月04日 (火)

トランプだからできるドル基軸体制の終焉。。。

 さあ、今日から東京原原がスタートします。メンバーはご参集下さい。台風来襲らしいっすけどね、晴れ男と台風。どうなりますか?


 いつものように1日遅れの「お裾分け」。有料情報サイトに連載してる原稿を24時間遅れで無料でお届けします。あちらは莫大な原稿料頂戴してるんでね。あしからず。少し遅れてるけど、その分、新情報も入れますんでご勘弁。


 さーーて。新興国の通貨下落が止まりませんね。対ドルで、トルコリラ(▼50%)、アルゼンチンペソ(▼40%)、ブラジルレアル(▼30%下落)、インドルピー(▼10%)、南アフリカランド(▼15%)と軒並み下落(8月15日)。







 ま、しかたないわな。リスクオフになればマネーはさっと消えちゃいますもん。それが新興国の宿命。基本、欧米の、最近は中国の植民地だもんしょうがねえ。

 共通するのはいずれも経常赤字国家で財務が弱いこと。外貨準備高が水準よりも大幅に少ないこと。つまり、借金体質であることです。

 世界一の借金大国アメリカが大きな顔(いまだけ!)をしていられるのはもちろん、「基軸通貨ドル」を擁しているからにほかなりません。
 世界貿易の決済通貨は圧倒的にドルですもんね。

 金交換を拒否した1971年8月15日。金とはペグらないけど、原油決済通貨として生き延びることに成功。サウジアラムコ上場を土壇場でトランプからスルーされたサウジでも、用心棒はアメリカを雇うしかなかったわけでね。ジャイアンはサウジ家安泰を保障してやる、つう交換条件でディール成立。





 さて、金価格が大底から持ち直しています。けど、ボリンジャーバンド等で見る限り、それほど強いわけではありません。ただ、ドル指数も少しずつ下げています。人民元はじめ、その他の通貨があまりにも弱いためにドル独歩高(=なかなか円高にならない)という様相を呈しています。

 相対的に強いだけで絶対的に強いわけではないわけね。

 「安倍政権はアメリカべったり」というのは野党の常套句ですが、現実を直視しない性分は野党のセンセ方、相変わらずですね。だから政権がとれない、つうことに気づかんといかんわな。
 「人材がいない!」と、自由党党首だった小沢一郎さんは自民党の福田康夫総裁に合併をもちかけたことがありますが、人材難はいまだに続いています。日本では政治家そはそんなに美味しい仕事ではありませんから、いちばん人材が集まらない「構造不況業種」なんで致し方ありません。

 さて、安倍政権はアメリカにべったりどころか、反旗を翻している点が少なくありません。たとえば、トランプが離脱した条約、協定に対して、安倍政権は相変わらず支持し、加盟を保持し、離脱などしていませんもんね。

□TPP推進
□パリ協定支持
□対ロ関係接近(オバマ政権時代から)
□エルサレム首都非認定
□イラン核合意支持
□関税政策不支持
□北朝鮮制裁ますます強化(トランプの行動も監視)

 ほかにもたくさんありまっせ。

 さて、米中貿易摩擦で中国とガチンコの対立を演じてるトランプですが、今月からいよいよアメリカは対日交渉に入ります。同盟国だからって手綱を緩めるはずありません。逆に同盟国だからこそ強烈に譲歩を迫るんとちゃうかな。

 考えてみれば、長年、政治経済等々でコネクションのある同盟国のほうが交渉しやすいではありませんか。ですから、NAFTAに対しても、対ユーロについても力づくで押し切ろう、としているわけでね。

もちろん、こういうジャイアンには「WTO」という駆け込み機関がありますけど、トランプは「偏向WTOに未練はないかんね!」とここでも離脱宣言。つまり、トランプは、わが意のままにならないものはありとあらゆるものすべてダメ!というスタンスなのね。

 こういうジャイアンにはどうしたらよかんべ? 長いものには巻かれろ、がベスト?

 日本は力任せのジャイアンに対して、いままでギブ・アンド・テイクで説得を繰り返してきました。説得が灰燼に帰す、つう結果も少なくありませんでした。しかし敗戦後、ジャイアンに保護してもらうのが最大の国益、と多くの先人は考えてきたのでしょうが、戦後復興資金を返済した2013年頃から対米スタンスが微妙に変化してきている、と思うのです。


「おまえんとこの大統領がやいのやいのやいの、うるさいから合意してやったんやないかい。今ごろ勝手に抜けんじゃねえっての」

 「アメリカに忠誠を誓ったところで日本の得になることは一つもない。振り回されるだけバカを見る」

 ようやく気づいたつうか、気づいても行動できなかったつうか、ここに来て風が変わったね。もちろん、同盟国アメリカを最優先することは言うまでもありません。でなければ、ありもしないスキャンダルで政権を追われるか、政治生命どころか、ほんとうに毒を盛られかねませんから。
 
 2012年1月、日本はイラン産原油の輸入削減をアメリカから強いられたことがあります。イラン原油問題は、イランとの交渉よりアメリカの横やりのおかげで日本は何回も煮え湯を飲まされてきました。1980年のイラン・イラク戦争のせいで(アメリカが仕掛けた戦争です)、イランと進めてきた油田開発を中止せざるをえなかったもんね。

 イランからは年間必要量の10%を輸入してましたけど、その後、ゼロ。そして解除されてから5%まで持ち直したのが、またゼロになりかねない。「脱原油」の方向性で動いてきたのが、アメリカ製欠陥原発による原発事故のおかげで、原油依存は相変わらずだから、厳しいよね。

 アメリカの命令に唯々諾々と従ったら日本経済はストップしてしまう。

 イランから原油を買うだけでなく、99年に発見されたイラン南西部のアザデガン油田開発を日本は手がけてきました。推定埋蔵量260億バレル(世界最大規模)つう良質油田。資源のない日本は絶対に実現したいプロジェクトでしたよ。で、当時のハタミ大統領を招待。開発権を得るための投資は総額20億ドル。
 「日本はイランと緊密になるな。アザデガン油田開発に協力するな!」とアメリカからねじ込まれ、結局、日本はこの貴重な権益を放棄。

 アメリカはなにを考えているのか? 日本に圧力をかければ、漁夫の利を得るのは中国とロシア。同盟国日本を弱めてどうするつもり?

 当時のチェイニー副大統領が先頭に立って、開発権獲得に動いた日本人を続々と排除してたのよ。



 トランプ政権は同じことをやろうとしてます。この11月4日から、イラン原油購入企業には取引禁止するかんね、つう制裁を発動します(2カ月前通告だからちょうどいま)。

 で、中国とロシアはイラン原油の輸入継続をとっくに決めてます。とくにイラン最大の輸出先中国は、取引中止企業分まで購入する、と発表。
 中国、ロシア、イランはアメリカと対立してるから、的にかけられた同士で連帯する、つう狙いもあるでしょね。エネルギー資源の欲しい中国としてはチャンス。。。

 ところで、イラン原油を決済するとき、基軸通貨米ドルを使うと明細が自動的にニューヨーク連銀に捕捉されてしまいます。すると当然、当該企業は制裁を受けざるをえません。

 その対抗策として・・・イラン原油輸入企業はドル建てで決済しない。自国通貨あるいはその他通貨で決済する、つうことになるだろね。



 それは中国、ロシア、EU、インド、韓国・・・そして日本。

 「アメリカべったりの日本が!?」
 「トランプのイエスマン安倍が!?」

 かつての日本なら、アメリカの命令に唯々諾々と従ったと思う。トランプとアンダーグラウンドで交渉して「例外・除外・特別扱い」してもらおうとしたかもしれん。しかし今月からおいおい明らかになると思うけど、トランプは日本を特別扱いしませんよ。同盟国から締め上げるつもりだから。

 ならばどうするか? トランプの指示には従わない。これがベスト。

 実際、経産大臣みずから、「(政府の指示を待つことなく)、石油会社がそれぞれ判断すべきである」と語ってます。

 こんな芸当ができるのもトランプが大統領だからではなく、アメリカを支配する勢力がまっぷたつに分裂してるから。トランプ自体、自分の方針を最短距離で突っ走れるわけではなく、そのときの風向きを見て迂回しながらジグザグに進まざるをえないのね。だから、端から見ていると一貫せずフラフラしています。

 さて、この「事件」で重要なことが1つあります。いよいよ原油決済にドルが使われなくなるかも、つうこと。たとえ、いまのところ、イランのみとはいえ大きいですよ。

 サウジアラムコ上場を土壇場で協力拒否したトランプから、サウジ皇太子は安全保障の面からも、ロシアのプーチンへとシフトしつつあります。サウジもドル決済から自国通貨決済も認めるかもしれません。

 ブッシュ・ジュニアは原油決済に米ドルが外されることを怖れて、「9.11の首謀者アルカイダのスポンサーだ!」「大量破壊兵器を隠し持ってる!」と嘘八百を並べ立ててサダム・フセインを処刑しました。
 いまのイラクはどうなってる? サダム・フセイン時代のほうが自由で経済も社会も安定してましたよ。「サダム・フセインの無実」を証明したCIA担当者の報告を握りつぶしたのはディック・チェイニー副大統領と部下のリチャード・アーミテージというネオコン・コンビ。

盤石だったドル基軸通貨体制が、蟻の穴から崩れることになるかもしれません。



 ドル人気が下落すればドル指数も下落します。ユーロ、円、人民元はもちろん、新興国通貨も息を吹き返すかもしれません。ゴミのような通貨ばかりかもしれんけど、「団結」すれば、ユーロのような通貨体制に成長するかもしれんわな。あるいは一気に仮想通貨へとジャンプするかもしれませんけど。

 いずれにせよ、ドル指数下落が意味することは大きいですよ。円高ドル安。ダウ高騰。で、利上げ速度低下。長期金利低下。長短金利いよいよ逆転。さらにダウ高。イラン原油決済通貨の動向が金価格に与える影響は少なくありませんわな。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ラブホの上野さんの恋愛相談2」(上野著・1,296円・KADOKAWA)です。   

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2018年08月28日 (火)

ほなさいなら。。。

 8月23日から3日間開催された経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」(カンザスシティ連銀主催)は世界中が注目しました。
 みなさんもニュースで内容はきっちり押さえているか、と思います。

 結論は「今後も段階的な利上げを続けていく」「物価上昇率が(目標の)2%を超えて過熱する兆候は見えない」とするものでした。



 「FRBの利上げは大型減税などで改善している景気が台無しになる」と直前、トランプ大統領が釘を刺したことに対して、「インフレが加速することもなさそうだから、段階的=緩やかな利上げを続けていく」と回答しています。

 十人十色。事実は1つですが、解釈は無尽蔵にできます。
 市場はどうかというと、「9月の利上げは確定してるけど、12月は利上げ幅が少なくなるかもしれないし、もしかすると上げないかもよ。19年後半で利上げは止まるかんね。いずれにしても利上げの加速はないかんね。だってインフレが加速しないからね」

 つまり、利上げはトランプの指示通り、クドローが注文した通り、「抑制」されていくことになりそうっすね。結果、円は4日ぶりに反発。翌日も円はわずかに高く、ドル指数は下落。





 で、金価格反発。1200ドルを切って1180ドル台まで下落してましたけど、ようやく1200ドル台(前日比1.5%高)に戻しました。

 ボリンジャーバンドと大循環MACD、RSIでドル指数をチェックしますとなお下落傾向にあります(ドル指数は下落してもドルは買われるかもしれませんよ。ヘッジファンドはドル買いですから)。

 トランプは米中貿易摩擦でおわかりの通り、関税戦争だけでなく為替戦争も仕掛けています。すなわち、ドル安にして国内の輸出産業にゲタを履かそう、というわけです。いまさらですけどね。少なくとも中間選挙まではそういうポーズを演じなければならんわけ。

 現状を見ますと、FRBは段階的=継続的に利上げを続ける、とのこと。せっかく大減税さらに法人税を下げ、海外に逃げたアメリカ企業を「レパトリ減税」で国内に回帰させよう、とトランプ様が努力しとるのに、企業経営もしたことのない連中が「利上げゲーム」で台無しにするとは何ごとか!

 先週かな、「安倍3選までは円安ドル高。中間選挙以降はドル安円高」と書いたと思います。キャンペーンは10月には終わりますから、9月末〜10月早々にはドル円為替はガラッとシフトしてるかもしれません。

FRBとしては、ITバブルショック、リーマンショック、チャイナショック(原因はアメリカですけど)等に続く「リセッション」に見舞われたとき、利下げできる余裕を残しておきたい、つう気持ちもあって、「利上げ利上げ」と舵取りしてるわけでね。

 一方、トランプはトランプで票田の製造業を元気づかせたい。V字回復させたい。で、「利下げ利下げ」「関税関税」「ドル安ドル安」と言うわけ。敵対する「国際金融資本=グローバルユダヤ」を儲けさせてなるものか、という意識もあります。

 元来、不動産屋ですから金利が低いほうがいいんだかんね、つう判断もあるでしょうし、なんたって普通預金の金利は0.5%程度でしょ。いまのままでも儲かるじゃないけ、つう気持ちもあると思います。





 FRBは2.9%(2.875%)で政策金利は頭打ちにします。このままのスピードですと3.375%までいきますよ。完全にイールドカーブが逆転してしまいます(いまでも金利差はほとんどないんすから)。

 図でおわかりの通り、政策金利水準は中立金利+インフレ率です。かつては5-5.5%もありましたが、現在の中立金利は下げに下げてきています。この低金利でリセッションに見舞われたら、金利で対処は無理。かつての世界恐慌再演となることは必至です。

 一方、ダウもナスもSP500は絶好調。とくにナスとSP500は最高値更新です。米朝、米中、イランにトルコにロシアゲート・・・大暴落してもおかしくないのに、市場では「上値が重い」。どこがやねん。30キロくらい重りつけて競泳しとるようなもんやんけ。

 日本株も米国株も中国関連銘柄は冴えない株価だと、いいます。これからも乱高下を繰り返すと思いますよ。だからこそ銘柄投資じゃないの。

 トヨタはトランプ当選以来、メキシコから北米市場にシフトを決めただけでなく、EV戦略も鑑みて中国市場にも積極的に進出。日産もホンダも右に倣え。





 ただ一つ、北米市場からさっさと撤退。中国市場にも見切りを付けた銘柄がしばらく株価を上げてました。「逆バリ経営」でトヨタ、日産をインド市場で凌駕するあの会社です。以前、本にも書きましたが、「トヨタ、日産が進出してこない市場で勝負する」「進出してきたらほかの市場をまた開拓する」と鈴木修さんはよくおっしゃってました。

 こういう視点が大企業になっても必要だと思いますし、投資家のセンスはこうでなくっちゃ、とつくづく思います。

 「中国製造2025は絶対に阻止する!」とするトランプ。「アメリカの横暴に屈しない!」とする習近平。米中貿易摩擦は米中為替戦争へと発展してますが、竜虎が戦うレッドオーシャンは捨てて、ブルーオーシャンでしたたかに勝ち抜いていこう、とするスズキの戦略は要注目です。







 同様に、中国関連銘柄は年初から比較すると下落幅が大きい、とメディアは書いてますが、うつむき加減の銘柄だけではありません。いま、アメリカではシェールオイル、シェールガスを採掘するにしても、リグ建造が間に合わない状況です。いちばん重要な部品はシームレスパイプです。新日鐵住金の製品でないとコスパが悪くて話にならんのです。キャタピラー同様、中国関連銘柄にグルーピングされているようですが、これは北米関連銘柄でもあります

 ま、いろいろ多角的に考えましょうや。「中島孝志の銘柄研究会」はええよん。「こんなに深くて内容が濃いとは思いませんでした」とみなゆうとりまんねん。

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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
■東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。
■ビジネスパースンのアフター5勉強会の先駈け「キーマンネットワーク」を26歳から主宰。ただいま全国で開催している勉強会は
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■講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で大人気。全国紙をはじめ専門誌、永田町メディア、金融経済有料サイト、大手企業広報誌から宗教団体機関誌などの連載を20年以上続ける。
■著訳書は480冊(電子書籍100冊含む)。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュース延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
■日本青年会議所の「TOYP(人間力)大賞」を87年から3年連続受賞の快挙(横浜JC推挙)。
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