2008年03月06日「ナガオカケンメイの考え」 ナガオカケンメイ著 アスペクト 1995円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 ナガオカケンメイさん? へぇ、NHKの「トップランナー」に出演してたんですね。ちいとも知りませんでした。残念!

 この人、デザイナー。どんなこと話したんだろ? どんな声してるんだろ? 顔は写真が載ってるからな。

 やっぱ、哲学者みたいな人だ。本、読むと、確信しちゃった。というか、オリジナリティ溢れる人って、必ずどこか哲学者っぽい。
 なぜか? そりゃ、やっぱ、1つの世界を作り上げてるからだと思う。世界=価値観=哲学。世界というより正確には宇宙というのかも・・・。

 この人に注目したのは、竹尾ペーパーショー。いま活躍してるデザイナー、プランナーはたいてい、この竹尾のプロジェクトに参加してる。
 竹尾? なに、それ? こういう人は、このブログのどこかを探してチョ。たしか、書いたと思う。たしか、この「通勤快読」だったと思う。

 いったい、なにに注目したのか? これこれこれ。一目見て、魅惑された。


デザイン見りゃすべてがわかる。額と写真スタンド。学級机との関係は? わかるでしょ?

 あぁ、こういうのつくる人なんだ。こういうの考える人なんだ。こりゃやっぱ哲学者だ。いや、哲人か。

 だから、いいこと言ってる。

「仕事は結果がすべてという人がいるけど、仕事は過程がすべてのような気がします。」
 はい、そう思います。
「スタッフ募集でまずやること。
集まった履歴書の写真の目つきで判断します。」
 はい、そう思います。
「形のあるものを販売するなら、それを売るための
形のない何かを開発しなくてはなりません。」
 はい、私もそう思います。
「会社には信号機の下で旗を持つ
 みどりのおばさんのような人が必要です。」
 はい、私もそうだと思います。
「一番最初に就職したあの時のことを忘れないように」
 はい、そうします。
「会社は自己実現の場。僕はそんなのはきれい事だと思う。」
 はい、そうですね。
「子供は子供っぽいことが嫌い」
 はい、私も嫌いです。
「どうしようもないアイデアにスペシャリストとして
 つき合ってあげることで、とても楽しい答えが発見
 できるかもしれない。」
 ホント、そう思います。
「そのつど、考え込んでいたり、調べていたりしたら、
 社員に迷惑がかかる。」
 ですよね?

 ナガオカさんは小さな会社の社長さん。いろんなことをやってる。言葉って不思議です。合ったこともないけど、こういう人と仕事をしたいなと考えさせる魅力つうものがあるんよね。

 「トップランナー」の再放送、チェックしなくちゃ。300円高。