2017年06月17日「The Scarlet Pimpernel」

カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」

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 ♪あきらめはしない ひとかけらの勇気が 僕にある限り♪

 10年前の初演は星組トップ=安蘭けい&遠野あすかコンビ、ほぼ主演級のショープラン役は柚希礼音さん、つうキャスティングだったのね。
 月組バージョンは霧矢大夢&蒼乃有妃コンビ。この時のショーブランは龍真咲さん(元月組トップ)と明日海りおさん(現花組トップ)のダブルキャスト。映画版でもありました。

 当時、新人公演でピンパーネル団のリーダー(パーシー・ブレイクニー)を演じた紅ゆずるさん(月組の美弥るりかさんもご出演! 見たかったなあ)が、今回、星組トップコンビ(with綺咲愛里さん)お披露目公演になるとはねえ。。。


七海ひろきさん(ロベスピエール役)ええなーーー。

 根っからのコメディエンヌとしてはあちこちに「クスッ」となるこねたを放り込んでるのがなかなかええわなあ。

 舞台はフランス革命直後の大混乱期。「自由、平等、博愛」を合い言葉にしてたけど、どこにそんなもんあんの? つうのがフランス革命の実態。

 唯一、ご相伴にあずかったのはユダヤ人くらいでね。つうか、そこかしこにユダヤの匂いがプンプンする革命でした。おそらくスポンサーは彼らでしょ。

 フランスはいまも昔も農業国。もち、革命の原動力も農民でした。この連中、西洋坊主を殺しまくり、略奪の限りを尽くしたわけ。
 革命直後は、「恐怖政治」で知られるロベスピエール=ジャコバン党の独裁。無実の罪の貴族たちを「反革命罪」で次々に投獄、ギロチン処刑したわけです。
 私、学生時代、フランス語を選択してましたけど、このロベスピエールの手記が邦訳されてなかったからなのよ。卒論にしようと思ってたの。
 で、振り子が大きく揺れてる中、無実の貴族たちを救出する謎の「スカーレット・ピンパーネル=紅はこべ団」がパリで大暴れ・・・。

 ロベスピエールの片腕ショーヴランは、パーシーの妻マルグリットが元カノなわけで、3人の愛憎をベースに物語が進んでいきます。

 さすがに今回も音楽がええなー。宝塚サイコーっす。。。