2017年10月25日「金沢・福井・永平寺ツアー」その5

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 つうことで、福井の旅が続いてます。



 東尋坊から吉崎御坊。ちょいと戻る感じかな。越前吉崎(現在の福井県あわら市吉崎)にあった坊舎ですね。



 1471年、比叡山延暦寺の迫害を受けた本願寺第8世法主の蓮如。北陸の布教拠点=北潟湖畔の吉崎山頂に建立。ここは興福寺大乗院の門跡所領でしたけど、蓮如は若い頃この経覚の元で修行してたわけ。で、蓮如に譲ったといわれてます。



 教義をいかにわかりやすく説くか。御文をたくさん書いてますね。「南無阿弥陀仏」の六字名号を下付するてんで、北陸から奥羽からたくさんの門徒が集ります。


1475年、戦国動乱で焼失すると蓮如はここを去ります。


蓮如上人記念館にある七不思議堂。

蓮如上人記念館鳳凰閣。総檜寝殿造。

 記念館でお話聞くより先に、喉が渇いたんでこちらで一休み。ゴージャスやのー。景色もええしのー。

 で、次は丸岡城。日本最古の天守らしいね。安土桃山時代に建造された天守は重要文化財。石垣が現存してますが、五角形の内堀は埋め立てられてしまいました。



 柴田勝家の甥=勝豊が築城。清洲会議で勝豊は近江長浜城に移され、安井家清が城代となります。

 城の下に「日本一短い手紙の館」つうのがありましてね。


「鬼作左」と呼ばれた本多重次が陣中から妻へ宛てたもの。「お仙」つうのは初代藩主本多成重のこと。幼名仙千代ですから。
 で、「一筆啓上賞」で町おこししとるんやろな。城へ登る階段にたくさん紹介されてましてね。


心打ちましたね。これは。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「天才五井野正博士だけが知っているこの世の重大な真実 後編」(小笠原英晃著・1,800円・ヒカルランド)です。