2018年05月16日名古屋、大阪、出雲の原理原則研究会レポート

カテゴリー中島孝志の原理原則研究会」

 ありがたいことに、われらがハタ坊(名古屋原原の鈴木メンバー)が先週の原原講義の「まくら」と「本講義」をFBにアップしてくれてまして。それを参考にレポしたいと思います。

 テーマは「人をつくる、人を活かす、人を動かす原理原則について語ろう」でした。

【まくら】
・米国のイラン核合意離脱の実態。
・ウラン濃縮のための遠心分離機は米国がいくらでもハッキングできる。
・経済制裁撤廃は国連が決めたもので米国は続けている。
・サウジとイスラエルはイランの核を潰して欲しいとトランプに依頼。
・イランのミサイルは北朝鮮が売っている。
・米朝会談とイラン核合意離脱は1セット。
・合意離脱後に北朝鮮は中国訪問→米国主導ではなく6か国協議に戻りたい。
・中国も利権に食い込みたいから一枚噛みたい。
・米国とロシアで北朝鮮利権を山分け。
・北朝鮮は資源豊富。ウランは世界の半分、金も豊富。金採掘の副産物コバルト(EV素材)も豊富。
・ダウ上昇理由。
・バフェットがアップル株(ダウ構成率4.5%)を7500万株追加で買い占め。
・核合意破棄で防衛株ボーイング(ダウ構成率9.5%)、ユナイテッド・テクノロジーズ(ダウ構成率3.6%)が上昇。
・トランプとアップルのバーター取引。
・アメリカに資金還流(レパトリ減税)。中国スマホを米軍は締め出し。
・トランプ政策→財務省が債券発行→LIBOR急騰→FFレートをさらに上げる→利上げは4回になる。
・為替のステージが変わる。円高株高。早ければ6月から。遅くとも9月。金利のプロも9月から転換予想。
・日本は内需国家(輸出依存度は11〜14%)
・韓国は輸出依存国→ウォン高になると経済が止まる
・武田薬品、ブロンコビリー、すかいらーくの株価研究。
・インカムゲインとキャピタルゲイン。
・・・などなど。



【本講義】人をつくる、人を活かす、人を動かす原理原則について語ろう!
・「ローマの休日」とフランケンシュタイン」の共通テーマ
・自分の思うように人をつくる。
・人は自分が思ったような人にしかなれない。
・リーダーに必須の表現能力。
・リーダーのための心理学。
・個性は他人が見つけてくれるもの。
・leaderとmanagerの違い ノーマン・シュワルツコフ
・事例研究1オリエンタルランドのモチベーション経営
・事例研究2キリンビールの営業術
・やる気、感動、好きなことは教えられない。
・刺激を継続的、計画的、積極的に与え続ける。
・努力→遊び。夢中で遊んでいるから止められない、創意工夫できる。
・努力しても失敗する。
・努力は「掛け捨て保険」。
・能力×やる気=成果 
・能力満点×やる気零点→宝の持ち腐れ→スピンアウトの勧め
・能力零点×やる気満点→大器晩成→優秀なleaderやmanager候補。
・最強のモチベーションとは?
1好きで好きでたまらない(自己満足)
2仕事とともに成長している実感(自己成長)
3認められている(自己存在感→仲間意識)
4お役に立っている(自己重視、社会性)
・居場所をつくる=勤め人でも一国一城の主感覚
・使命感は経営者がもて。部下や従業員に強要するな。
・部下は好きで好きでたまらないが重要。
・売上高(ご奉仕高)、利益(付加価値高)、赤字(殺生高)
・事例研究3 村山聖(棋士)
・遊び(仕事)とは→人生棒に振っても後悔しないもの、だから瞬間瞬間目いっぱい遊ぶ。
・あるキャリアウーマンの死(『立派な死』・正木晃著)
・事例研究4 スティーブ・ジョブズ名言集
・自信とはなにか? 自分への信仰のこと。
・リーダーの仕事とは?
1目標を設定させる
2天才、才能を評価する
3邪魔をしない(教えすぎない)
4達成感、成功体験を味わわせる
5気づかせる
6刺激を与える
7自己実現をサポートする
8とことん待つ(時間がかかる)
・事例研究5 松下幸之助
・リーダーとは方向指示器付きお茶くみ業。
・事例研究6 松本晃さんの経営(前カルビー会長)
 ・経営者とは・圧倒的な実績・理論・人徳
・リー・クァンユー「国家経営ができる人材に必須の要件」
1分析力(自他のトレンド、マーケットなど)
2想像力(グランドデザイン=「この国のかたち」をイメージ)
3現実感覚(現実をみる、足元をみる)
4俯瞰能力(ゴールからバックキャスティング)
・・・などなど。

 2時間半、短いね。あと3時間は欲しいところ。ま、いつか続きはどこかでお話しします。
 ハタ坊さん、すっかり忘れてたことばかりなんで、メモとっても助かりました。あんがと!


 今日の「通勤快読」でご紹介する本は「無名仮名人名簿」(向田邦子著・702円・文藝春秋)です。