2019年04月04日昭和の名店 トンカツ「ゆたか」(淺草)

カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」

 うーん。地元には「勝烈庵」つう名店があるけど、あちらはソースが売りなんでね。
 熊本には同じく名店で「勝烈亭」つうのがありまして。こちらはトンカツもご飯もキャベツも美味い。ソースは2種類。博多原原のある時はわざわざ乗り越して熊本まで行って博多に戻るほど好き。

 いつもカツ丼食べたいなあ・・・と思いつつトンカツ食べてます。

 さて、淺草でセミナーがありましてね。その直前に「腹ごしらえ」。知ってる、この言葉。使わなくなりましたねえ。腹が減っては戦ができぬ、みたいなもんかなあ。

 けどね、どこもどこも超満員。淺草という街自体が超満員なわけ。いつものヨシカミなんて長蛇の列。洋食屋、蕎麦屋、天丼屋、ドジョウ屋、寿司屋、フレンチにイタリアン・・・ぜーんぶ超満員。

 こうなったら隠れ家に行くしかない。ひっそりした場所でひっそりやってる名店の名店。

 空いてる! 入れる!

 ここは美味しい。たぶん日本一。あまり食べ物屋てのは比較してもしょうがない。好みですからね。目黒の名店Tは苦手。どこが美味しいんだかさっぱりわからん。あまりにも美味しくないんで2回食べたけど、やっぱ同じ。テイストが合わないんだわ。美味しすぎたのかも。

 ここはドンピシャ。私の好み。いつもロースだけど脂もちょうどいい感じ。


ロースと牡蠣フライ(今日でラスト。あとは10月から)とビール。

牡蠣フライは1つに3-5個入ってます。肉厚でジューシー。3個食べたらお腹いっぱい。

 志ん朝師匠が通ってた店ね。


師匠の声は談志さんが嫉妬するほど。確かに江戸前でみなが憧れた声でした。咳払いもしないし、実によく通る声でしたよ。



 花見客もたくさん出てますんで浅草寺はすごい賑わい。ホントに外国人に人気あるねー。

 参考までに、「西洋人」というくくりだとどこがいちばん人気スポットだかわかります? 伏見稲荷でも中国人が大好きな金閣寺でもあいよ。浅草寺でもありません。神社仏閣ではありません。正解はまたいつか・・・。


「雷門」に寄贈した幸之助さんの名前がありました。


 淺草はよく来ます。博多原原、出雲原原で羽田空港に戻ります。そのまま上野のトーハクにいきます。そのあと、淺草でビールにランチ。夏はサイコー。ですんでこれからのシーズンが楽しみなんすよ。

 トーハクのレストランはオークラがやってますから美味しいんですけどね。猥雑とした淺草が好きですな。東洋館で落語とマンザイ。もつ煮込みでビールとホッピー。バーで電気ブラン。疲れたら落語聴きながら寝ちゃう。5分か10分うとうと。これで快復。

 いよいよ明後日土曜から新潟で原理原則が始まります。来週は名古屋、大阪です。