2019年12月14日英国保守党・総選挙圧勝!「12/9配信・経済教室メルマガ」を公開します。

カテゴリー中島孝志の経済教室」

 英国総選挙で予想通り「保守党圧勝」となりました。これは「始まり」であって「終わり」ではありません。



 そりゃそうでしょ? EUからの離脱はこれからだもん。
 いえいえ、そういう意味ではないんです。英国のEU離脱をきっかれに世界中の政治経済が「玉突き」となるんです。

 というわけで・・・12/9配信の「経済教室メルマガ」を公開します。
 
・・・・・・・・・・・ここから引用・・・・・・・・・・
 おばんでがんす。中島孝志の「経済教室メルマガ」でがんす。

 12/12、いよいよ英国で総選挙が行われます。ホントに民主主義はプロセスが面倒ですよね。手続き至上主義が民主主義の本質ですから、選挙1つ行うのも紆余曲折。

 今回の争点はご存じの通り「Brexit」すなわち、「EU離脱するかどうか」がポイントですよね。

 3年前に結論が出てるのにいまだにすったもんだ。「国民投票をやり直せ!」というめちゃくちゃな要求もありました。
 輪をかけたのが議員そのものの迷走です。そもそも投票などしなければよかったのに、キャメロンという大バカ者が支持率低迷を打開しようと「国民投票」などという奇策に出たのが裏目に出たわけです。

 与党の保守党は下院で過半数割れしていますからEUとの離脱協定案合意も下院で否決されてしまう。とうとうメイ前首相も力尽きました。

 ボリス・ジョンソン首相は剛腕で今回ようやく選挙になったわけです。

 ご存じの通り、保守党が「離脱」推進。労働党は国民投票もう一度、というスタンスです。少数政党スコットランド民族党、自由民主党は「残留」です。

 日本のメディアを眺めると、「保守党(与党)が支持率ではリード。しかし少数政党乱立で勝てるどうか疑わしい」という主張が少なくありません。

私? 与党保守党の圧勝ではないか、と考えています。

 理由は3つ。

1EUの官僚組織に縛られたくない
 16/6/23に「離脱」を選択した理由もこれでした。あの時からなにも変わりません。ドイツ主導のEUなんぞにやいのやいのいわれたくないのでしょう。第二次世界大戦にしても、英独の戦争でしたからね。英国人が嫌いなのは昔からアメリカとドイツ、そしてロシアなんです。

2ドイツ金融破綻に巻き込まれたくない
 これは3年前に詳しく本に書きました。死ぬほど退屈になられましたらお読みください。





3Brexitは英国の未来を決めるだけではない!
かねてから言っているように、Brexitはトランプ再選と一枚岩ですし、ドイツの未来とも密接な関連があります。

 Brexitは反グローバリズム。すなわち、既存のディープステートの利権を否定するものです。離脱否定、国民投票再実施の動きは英国民の本意ではなく、ディープステートの仕掛けです。そして、反グローバリズムのトランプともBrexitは一致した動きです。反ユダヤ左派でもあります。







 英国株は、製造業のみならず金融業の大陸シフト等もあり、なかなか上昇しにくい局面にありますが、離脱が決定したら上昇するのでは、と予測しています。

 離脱なら英国売りでしょ?
いやいや、逆ではないでしょうか。



 前回少しお話しましたけど、トランプを当選させたのは「Brexit」です。
 で、3年前、Brexitが現実のものになった時、「英国売り!」になりましたか? あっという間に株価も為替も戻りましたよね。いまダラダラと揉み合いが続いて上放れしないのは「離脱が宙ぶらりん状態」にあるからです。



 為替は強い。通貨高は製造業の輸出にはネガティブではないか、と考える向きがありますが、通貨高をネガにとらえるのは日本人だけです。あと1人いました。トランプです。票田でもある「Rust Belt」の製造業を復活させたいので、ドル安ポーズをとるしかありませんものね。

 保守党が圧勝すればブルームバーグはなんだかんだと理由をつけて取りやめるかもしれません。結果、トランプ圧勝。すべてはつながっています。そして、中国は英国の選挙結果を見てトランプに回答するのでないか、と予測しています。

 株価高騰、下落に大きく影響しそうです。もう一つ、米中覇権戦争の行方を予測させるのは「大豆相場」にあります。これについては近々お話したいと思います。

 今回はこのくらいにしておきましょう。祝日とか関係なく月水金と週3回配信しています。よろしくです。

・・・・・・・引用終わり・・・・・・・・

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