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「寺社が語る 秦氏の正体」 関裕二著 946円 祥伝社
めちゃ長いので2回に分けるべきかもしれませんが、たくさん取り上げたい本が並んでいますので早回しで進めたいと思います。
関さんの本は久しぶりですね。紹介するのが久しぶりでたくさん読んでます。
関さんのお兄さんはペンネームが浅井隆さん。東洋経済時代、彼の処女作を私がプロデュースして以来の仲です。関係者だけ出版パーティをしたとき、弟さんを紹介してもらいました。
なんと33年前。古い話ですねー。「投資の勉強会を始める」というので最初のメンバーになりました。いま、私まで投資の勉強会を始めてます。不思議といえば不思議です。
これも「ご縁」でしょうね。いまでこそ大御所と呼ばれる投資家やエコノミスト、アナリストも東洋経済時代に知り合った人たちですから、「会社四季報」の「ご縁」は凄いと思います。
さて、「渡来氏族・秦氏」は大陸の技術をもたらして栄えると、日本の宗教文化の形成に大きな足跡を残しました。神社でいちばん数が多いとされるお稲荷さん、次に多い八幡社はいずれも秦氏と関係が深い。
ところが、秦氏の経歴は、謎の多い古代氏族の中でもとくにわかっていない。「聖徳太子に寵愛された」という秦河勝は、のちに播磨国坂越まで逃げ現地で亡くなった、と伝わっています。
なぜ本拠地の京都に戻らなかったのか。秦氏の末裔でもある世阿弥は『風姿花伝』に「秦河勝は鬼」と書いている。これは何を意味するのか。
本書は、隆盛をきわめたはずの秦氏が正史から消された理由を大胆に推理、日本古代史最大の暗部に迫る・・・とのこと。
関さんの本は面白い。