2007年05月20日あちらこちらに下流社会が蔓延してます!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 景気がいいか悪いか、タクシーの運転手さんに訊くとよくわかる、というエコノミストがいました。定量的なデータだけではなく、こういう生きた経済の現場で定データをチェックすることは大切だと思います。

 けど、タクシーだけじゃなくて、クラブ(踊るとこじゃなくておネエちゃんのいるとこ)で暴力団関係者が呑んでるかどうかも1つの目安になるんです。バブルの時なんか、一流クラブにはそりゃあ多かったもんね。
 いま? 激減してると思うよ。新・暴対法のせい?
 いやいや、自然現象というか、経済的現象なのよ。

 この業界も一部の勝ち組と多くの負け組とに2極分化。「下流社会」はしのぎがきつくて上納金も厳しい。これは末端だけじゃなくて幹部クラスでもそうらしい。上に行けば行くほど扱うお金が大きいからね。
 「こんなにきついならもう足洗います」という話もあるらしい。

 つまり、警察の締め付けのせいで資金源が絶たれたわけじゃなくて、やっぱ不景気なのね。
 で、末端の連中のフラストレーション、ストレスは尋常ではないと思う。追い込まれた結果が、ピストル沙汰となる自暴自棄の事件となって現れるわけ。

 下流社会? そんなの、勝ち組の私にゃ関係ないね・・・なんて言ってられないのよ。社会として、好むと好まざるとにかかわらずシェアしなくちゃいけないわけ。
 日本はアメリカではなくヨーロッパ型の国作りを目指すべきなんだよね。
 つらい渡世だなぁ・・・・。