2007年06月14日「プレステージ」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 ひと仕事(1冊)難産の原稿をようやく書き上げたんで、自分へのご褒美に映画をプレゼントすることにしました。
 1000円だから安いもんだねぇ。びっくり。モーニングショーよりメンズデーのほうが200円も安いのね。


エジソンとニコラ・テスラの対立が伏線になっつてまっせ。

 この映画見てるとわかるけど、完全にイギリス人の映画ですよ。ワーナーが配給しててアメリカで製作してるけど、完全にイギリス映画の匂いがプンプン。
 パンフ見たら、監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン監督じゃん。ロンドン子だよね。で、マジシャン役のヒュー・ジャックマンはオーストラリア(イギリスの植民地)、もう1人のマジシャンはクリスチャン・ベイル(ウェールズ)。

 スカーレット・ヨハンソンは可愛い女性。日本人には受けそうな異人さんですな。

 映画の舞台はマリックさんがテレビで宣伝してるようにマジックというか、イリュージョンね。
妻を事故で殺された(と思っている)男と、どんどん頭角を現してライバルになる男。この2人の男が血で血を洗う戦いを繰り広げます。
 男の嫉妬に人生を翻弄される女たち。一方で、仕事のために人生を賭け、愛する女にさえ秘密を打ち明けられない男たちの苦悩・・「野心」「嫉妬」というエネルギーの強さ。ある意味、プロフェッショナルとはなにかが伝わってきます。

 まっ、ここまで。いま上映中だかんね。映画もマジックもタネを明かしちゃうほど野暮なものはないんでヒ・ミ・ツ。

 飽きないよ。集中して観ちゃう。おかげで、デビット・ボゥイが出演してたなんて気づきませんでした。重量感は邦画3作分はあるかも。それほど濃〜いぃ。水割りに慣れた人がいきなりストレート呑んだ感じ? けど、いい酔い方のできる映画ですな。