2009年10月09日「アメリカの経済支配者たち」 広瀬隆著 集英社 735円
「あぶさん」こと景浦安武選手が「ビッグコミックオリジナル」(10月20日号)でとうとう引退。なんつっても62歳ですもんね。
現役ゲーム最後を描く第873話は、題して「さようなら90番」。あぶさん。シーズン最終戦に出場。ま、サヨナラホームランで締めくくるというわけですが。
漫画「あぶさん」はまだまだ続きます。息子の景虎がピッチャーとして活躍してますからね。水島新司先生もそのおつもりのようです。
わが「あぶさん」は永久に不滅です。
さて、アスター、ロックフェラー、ヴァンダービルト、モルガン、メロン、ハリマン、カーネギー、カーギル、グッゲンハイム、ベアリング、ロスチャイルド、デュポン、デューク・・・あなたはこの中でいくつ、名前を聞いたことがありますか?
アメリカ経済、いや、ヨーロッパ、世界経済を考えるとき、これらのファミリーネームを頭の中に入れておかないと、「勘違い」を引き起こしてしまうでしょうね。
本書は、硬派のジャーナリスト、広瀬隆さんによる1冊です。実はこの本、1999年12月に出版されてるんです。ということは、いまから10年前?
まったく古くなっていない。それどころか、いまの世界と日本を見るのに格好のテキストになるのではないか、と私は思います。「ああ、たしかにこの人の言うとおりに、世界、とくにアメリカとヨーロッパは進んできてしまったな」という感慨が私にはあります。
「人間には2種類しかない。財産が増え続ける人間と、いつまで働いても金が増えない人間である」
冒頭、著者はそう語ります。そして、これは神が与えた運命ではなく、人間が創り出す社会の精密な仕組みから生まれる必然的な結果なのである、と続けています。
私など後者の典型で、啄木じゃありませんが、いつもそっと手を見ています。
しかし、あるところにはあるんですね。アスター、ロックフェラー、ヴァンダービルト、モルガン、メロン、ハリマン、カーネギー、カーギル、グッゲンハイム、ベアリング、ロスチャイルド、デュポン、デューク・・・この人たちはビル・ゲイツとかバフェットとか全米を代表する資産家がいますけど、彼らとは比べものにならないほどの資産家中の資産家です。
中には努力して技術を開発した成り上がった人物もいるかもしれませんが、ほとんどは買収や乗っ取りなどの手段で資産を手元に集めてきた人々です。
ロックフェラーにしても、彼が資産家になれたプロセスは、映画『ジャイアンツ』でジェームス・ディーンが演じたジェットの生き様とはまるで違う・・・この続きはこちらからどうぞ。
現役ゲーム最後を描く第873話は、題して「さようなら90番」。あぶさん。シーズン最終戦に出場。ま、サヨナラホームランで締めくくるというわけですが。
漫画「あぶさん」はまだまだ続きます。息子の景虎がピッチャーとして活躍してますからね。水島新司先生もそのおつもりのようです。
わが「あぶさん」は永久に不滅です。
さて、アスター、ロックフェラー、ヴァンダービルト、モルガン、メロン、ハリマン、カーネギー、カーギル、グッゲンハイム、ベアリング、ロスチャイルド、デュポン、デューク・・・あなたはこの中でいくつ、名前を聞いたことがありますか?
アメリカ経済、いや、ヨーロッパ、世界経済を考えるとき、これらのファミリーネームを頭の中に入れておかないと、「勘違い」を引き起こしてしまうでしょうね。
本書は、硬派のジャーナリスト、広瀬隆さんによる1冊です。実はこの本、1999年12月に出版されてるんです。ということは、いまから10年前?
まったく古くなっていない。それどころか、いまの世界と日本を見るのに格好のテキストになるのではないか、と私は思います。「ああ、たしかにこの人の言うとおりに、世界、とくにアメリカとヨーロッパは進んできてしまったな」という感慨が私にはあります。
「人間には2種類しかない。財産が増え続ける人間と、いつまで働いても金が増えない人間である」
冒頭、著者はそう語ります。そして、これは神が与えた運命ではなく、人間が創り出す社会の精密な仕組みから生まれる必然的な結果なのである、と続けています。
私など後者の典型で、啄木じゃありませんが、いつもそっと手を見ています。
しかし、あるところにはあるんですね。アスター、ロックフェラー、ヴァンダービルト、モルガン、メロン、ハリマン、カーネギー、カーギル、グッゲンハイム、ベアリング、ロスチャイルド、デュポン、デューク・・・この人たちはビル・ゲイツとかバフェットとか全米を代表する資産家がいますけど、彼らとは比べものにならないほどの資産家中の資産家です。
中には努力して技術を開発した成り上がった人物もいるかもしれませんが、ほとんどは買収や乗っ取りなどの手段で資産を手元に集めてきた人々です。
ロックフェラーにしても、彼が資産家になれたプロセスは、映画『ジャイアンツ』でジェームス・ディーンが演じたジェットの生き様とはまるで違う・・・この続きはこちらからどうぞ。