2010年08月30日もし小沢一郎さんが負けたら・・・という仮説。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
民主党代表選(9月14日)に向けて、菅総理グループ、小沢元幹事長グループが一騎打ち。
ロシアにいる鳩山前総理に菅さんは何度も電話を入れて変心を願っているようですね。
昨日の朝日新聞夕刊の一面トップ記事。仙石官房長官の事務所経費問題が載ってました。仙石さんといえば菅さんの側近中の側近。でも、権力大好きの菅さんならこの人のクビなんて軽いモノ。
で、ここに来て、どういうわけか、仙石さんのスキャンダル発覚。いったいだれが朝日にリークしたんかね? 小沢陣営? みえみえですな。
「菅陣営のウルトラC」と考えるのが正解でしょ。小沢さんに降りてもらえるなら、官房長官を辞めたくない仙石さんのスキャンダルなんておやすい御用(仙石さんも気づいたと思うよ)。
代表選一騎打ち回避で菅さんも鳩山さんも動いてます。菅さんが負けるか、小沢人事を呑み込む「小沢傀儡政権」ならばOK。「菅財務省傀儡政権」なら消費税は前倒しで円高どころではなく、本格的な不況が来ますよ。
円高円高と騒いでますけど、ここで一転、円安になったらどうなるか? かつての世界恐慌の二の舞ですよ。「通貨切り下げ競争」で恐慌が長引いてしまいました。世界中がどん底に陥った轍をまたまた踏むことになります。
もし小沢さんが総理になったら(菅総理・小沢傀儡政権でも同じ)なにをするでしょうか? 即、考えられることは3つ。
まずは円高対策。
「あんたんとこのドル、これ以上、下がるようなら、米国債など持ってられまへんな。全部売らせてもらうわ。うちとこで売った分、胡錦涛さんに買うてもろたらよろしいがな。それが嫌やったら、ドル、はよ高うしてぇな」
実は、これ、「オザワならやりかねない」と米国政財界の首脳たちは思っているはず。だから民主党が政権をとってから小沢潰しに本腰を入れているわけ。アメリカべったりの菅さんはそんなことは絶対にしませんから、アメリカは枕を高くして寝られます。
ま、円高のほうがいいと私は思うけど、もし円高を止めたいなら、当のアメリカに死に物狂いになってもらわな。ということは? 菅さんが総理を辞めればいいのよ。
2つめは普天間移設、辺野古移設を白紙に戻すでしょうな。
「沖縄県民が嫌やゆうてまんねん。日本中どっこもあかんねん。三沢、岩国、キャンプ座間、横田基地の周辺住民が大騒ぎするまえに、さっさと沖縄から出てったほうがお得でっせ」
この点、菅さんはアメリカとの合意を死守する、なんて宣言しちゃったからね。「アメリカべったりが政権維持の鉄則だ」と知ってるんでしょうな(もちろん、それは日本の国益とはかけ離れてるでしょうな)。
3つめは財政再建よりも徹底的に景気回復を優先すること。
「エコカー補助金も継続しまっせ。家電エコポイント制度も継続でっせ。住宅減税もしまひょか」
もし代表選となって、小沢さんが負けたらどうなるか?
私ゃ、小沢さんは小沢+鳩山+国民新党+立ち上がれ!日本+公明党+自民党の一部が連立して、衆院での指名選挙の時に菅さんを総理から引きずり降ろすかもしれませんね。
ということは、その逆も考えられるわけでね。小沢さんが勝った場合には、菅さん+自民党が連合するというシナリオも描けるわけですよ。
でも、それは難しい。なぜなら、菅さんという人はオレが総理じゃないと嫌だ、と言い張るからです。
ここが小沢さんとちがうところ。小沢さんは総理になれなくても大きな方針が一致すればOK。だから菅さんでは自民党との連立は不可能。
ま、小沢さんは代表選に勝った後のこと。すなわち、「POST小沢」も視野に入れているはず。なぜなら、メディアと検察(審査会)がまたぞろ騒ぎ出しますからね。
「POST小沢」を考えるには総選挙もありですね。この時、小沢執行部は菅グループを公認しないかもしれません。たぶん、今回の代表選でも菅さんについた議員は刺客を向けられるでしょう。
いま、小沢さんが戦っているのは、菅さんでも検察審査会でもメディアでもなく、アメリカです。政治生命を賭けての戦いですから真剣そのもの。「次、頑張ればいいや」はありえないんです。
この構造を理解しながら代表選、メディア、検察の動きを眺めると、いろんなことが浮き彫りになってきます。現象だけ見ていては大切なモノを見失います。
さて今回、「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は、『小さいおうち』(中島京子著・文藝春秋)です。第143回直木賞受賞作品ですね。詳細はこちらからどうぞ。
ロシアにいる鳩山前総理に菅さんは何度も電話を入れて変心を願っているようですね。
昨日の朝日新聞夕刊の一面トップ記事。仙石官房長官の事務所経費問題が載ってました。仙石さんといえば菅さんの側近中の側近。でも、権力大好きの菅さんならこの人のクビなんて軽いモノ。
で、ここに来て、どういうわけか、仙石さんのスキャンダル発覚。いったいだれが朝日にリークしたんかね? 小沢陣営? みえみえですな。
「菅陣営のウルトラC」と考えるのが正解でしょ。小沢さんに降りてもらえるなら、官房長官を辞めたくない仙石さんのスキャンダルなんておやすい御用(仙石さんも気づいたと思うよ)。
代表選一騎打ち回避で菅さんも鳩山さんも動いてます。菅さんが負けるか、小沢人事を呑み込む「小沢傀儡政権」ならばOK。「菅財務省傀儡政権」なら消費税は前倒しで円高どころではなく、本格的な不況が来ますよ。
円高円高と騒いでますけど、ここで一転、円安になったらどうなるか? かつての世界恐慌の二の舞ですよ。「通貨切り下げ競争」で恐慌が長引いてしまいました。世界中がどん底に陥った轍をまたまた踏むことになります。
もし小沢さんが総理になったら(菅総理・小沢傀儡政権でも同じ)なにをするでしょうか? 即、考えられることは3つ。
まずは円高対策。
「あんたんとこのドル、これ以上、下がるようなら、米国債など持ってられまへんな。全部売らせてもらうわ。うちとこで売った分、胡錦涛さんに買うてもろたらよろしいがな。それが嫌やったら、ドル、はよ高うしてぇな」
実は、これ、「オザワならやりかねない」と米国政財界の首脳たちは思っているはず。だから民主党が政権をとってから小沢潰しに本腰を入れているわけ。アメリカべったりの菅さんはそんなことは絶対にしませんから、アメリカは枕を高くして寝られます。
ま、円高のほうがいいと私は思うけど、もし円高を止めたいなら、当のアメリカに死に物狂いになってもらわな。ということは? 菅さんが総理を辞めればいいのよ。
2つめは普天間移設、辺野古移設を白紙に戻すでしょうな。
「沖縄県民が嫌やゆうてまんねん。日本中どっこもあかんねん。三沢、岩国、キャンプ座間、横田基地の周辺住民が大騒ぎするまえに、さっさと沖縄から出てったほうがお得でっせ」
この点、菅さんはアメリカとの合意を死守する、なんて宣言しちゃったからね。「アメリカべったりが政権維持の鉄則だ」と知ってるんでしょうな(もちろん、それは日本の国益とはかけ離れてるでしょうな)。
3つめは財政再建よりも徹底的に景気回復を優先すること。
「エコカー補助金も継続しまっせ。家電エコポイント制度も継続でっせ。住宅減税もしまひょか」
もし代表選となって、小沢さんが負けたらどうなるか?
私ゃ、小沢さんは小沢+鳩山+国民新党+立ち上がれ!日本+公明党+自民党の一部が連立して、衆院での指名選挙の時に菅さんを総理から引きずり降ろすかもしれませんね。
ということは、その逆も考えられるわけでね。小沢さんが勝った場合には、菅さん+自民党が連合するというシナリオも描けるわけですよ。
でも、それは難しい。なぜなら、菅さんという人はオレが総理じゃないと嫌だ、と言い張るからです。
ここが小沢さんとちがうところ。小沢さんは総理になれなくても大きな方針が一致すればOK。だから菅さんでは自民党との連立は不可能。
ま、小沢さんは代表選に勝った後のこと。すなわち、「POST小沢」も視野に入れているはず。なぜなら、メディアと検察(審査会)がまたぞろ騒ぎ出しますからね。
「POST小沢」を考えるには総選挙もありですね。この時、小沢執行部は菅グループを公認しないかもしれません。たぶん、今回の代表選でも菅さんについた議員は刺客を向けられるでしょう。
いま、小沢さんが戦っているのは、菅さんでも検察審査会でもメディアでもなく、アメリカです。政治生命を賭けての戦いですから真剣そのもの。「次、頑張ればいいや」はありえないんです。
この構造を理解しながら代表選、メディア、検察の動きを眺めると、いろんなことが浮き彫りになってきます。現象だけ見ていては大切なモノを見失います。
さて今回、「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は、『小さいおうち』(中島京子著・文藝春秋)です。第143回直木賞受賞作品ですね。詳細はこちらからどうぞ。