2010年12月22日「バーレスク」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 どれにしようかな。迷っちゃうよね。忠臣蔵か家計簿か、それともミュージカルか・・・。

 原稿の途中でちょい抜け出し映画館。ホッドドックとビール。歩いて5分。ランチだもんね。ここいつも空いてるんです。
 あまり頭使わないのにしよう。てわけで、ミュージカル。

 グラミー賞&アカデミー賞のダブルをものにしたシェール。それに新星ディーバのクリスティーナ・アギレラ主演。クリスティーナは皆さんもたぶん聴いたことあると思う。日本のミュージシャンともコラボしてるからね。

 内容? う〜ん、フランスのミュージカル映画「輝ける女たち」を「フラッシュダンス」風につくるとこうなるかな、という作品ですな。


「輝ける・・・」は私の大好きなカトリーヌ・ドヌーヴ&エマニュエル・ベアール共演。舞台はキャバレー。で、私の大好きな「♪ROSE(ベット・ミドラーの名曲)」をベアールが英語・仏語の両バージョンでムーディに歌ってます。

「バーレスク」はLAのバーレスクが舞台。バーとダンスという意味なんだけど、店名もそのまんまなわけね。

 ストーリー? ま、アメリカ映画ですからね。「フラッシュダンス」みたいなものよ。
 オハイオだかアイオワだか忘れちゃったけど、ま、ド田舎からスターになりたくてLAにやってきた小娘。もち、門前払い。で、往年のスターが経営する閑古鳥のバーレスク・クラブでウエイトレスの職にありつくわけね。
 で、注文聞きながらフリを覚えたりするわけ。オーディションやってるの見て、むりやり踊り出す。ま、めちゃくちゃなアピールでなんとか末席に加えてもらうことになんだけど・・・。


 クリスとシェール。やっぱ巧いわ。当たり前だけど。もう半端ないね。シェールはバラードで味のある唄聴かせてくれるし、クリスなんか156センチとは思えない迫力。ティナ・ターナーかと思いましたよ(そういえばファーストネームが同じだわな)。

 ミュージカルのいいとこはダンス&ソングだけど、この作品、唄もご機嫌だけどセクシーな衣装とダンスが最高! そうか、ダニエル・デイ=ルイス主演の「NINE」とか「シカゴ」にもテイストが似てるな。
 うん、あんな感じ。

 もち、基本、恋愛映画だからイヴとかイヴイヴにもお勧め。明日の夜なんかどう? 「武士の家計簿」「最後の忠臣蔵」よりは女の子が喜ぶんじゃないかな〜。ま、波動砲発射!でもいいんだけど。

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