2011年05月01日「ミスティックリバー」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 ものすごい風ですね。なんでか、これは。春の嵐? 昔、「コンドーです」の近藤正臣さんがTBSドラマでやってたな。古いか。

 あ〜あ、5月になってしまいました。う〜ん、まいった。あと1週間で2冊。もう1週間で3冊。内訳はプロデュース4冊。自著1冊。うち2冊は新装改訂版だから1日でやり抜けばいいか。20代の頃は3日で1冊の書き下ろしができたんだからね。
 やれないことはない。つうか、やるっきゃない。もう編集者と約束しちゃったし。

 がんばろう東北! ついでにがんばろう自分!

 2003年のアカデミー主演男優賞も助演男優賞も受賞した作品ですな。
 クリント・イーストウッドが監督。主演はショーン・ペンなのね。「カリートの道」「デッドマン・ウォーキング」「アイ・アム・サム」「カジュアリティーズ」「バッド・ボーイズ」は観たな。
 助演男優賞のデイブ役ティム・ロビンスにしても「ショート・カッツ」「ザ・プレイヤー」「キャデラック・マン」も観てるし、あの傑作「ショーシャンクの空に」は何回観たかわからないな。

 ケヴィン・ベーコンにしたって、「JFK」「ア・フュー・グッドメン」「告発」「アポロ13」、それにやっぱあの傑作「スリーパーズ」も観てるし。「インビジブル」「イン・ザ・カット」「フロスト×ニクソン」も観たな。

 ということは、オールスター映画なのよ。



 で、重たいっす。めちゃ重たいっす。アメリカの恥部というか病巣がよく描かれてますよ。
 
 う〜ん。ミステリーなんだけどね。

 どこかで歯車が狂うってことがありますな。あの時がターニングポイントだというものね。
 この3人の男にしたって、幼馴染みなわけよ。たまたま1人が車で連れていかれた。で、ぜんぜん違う人間になって現れた。
 
 それが回り回って、25年。あのときのデイブにオレがなっていたかもしれない。たまたまオレたちは嘘つきだった。だからデイブが貧乏くじを引いた・・・。
 狂った歯車と勘違い。案外、人生というのはこの2つの悪戯で動いてるのかもしれません。

 重たいというより救いようのない話ですよ。けど何回も観ちゃう。観て後悔する? しないけどねえ。
 人生ってある意味、救いようがないんだと思う。不公平でデタラメでね。けどしょうがない。「宇宙の法則」の前には無力だからねえ。順応しようがしまいが、巻き込まれて生きるか死ぬかしかないわけですよ。