2011年08月20日「幸せはシャンソニア劇場から」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 今日は朝から円高ニュース一色でしょうな。
 75円台突入ですからね。ニュース速報は流れるわ。毎年8月15日から1ヵ月間は経済大波乱なのよ。まだまだありますよ。これから。

 さて、シャンソニエ好きだからというわけではなくて、ジェラール・ジュニョという役者が大好きなのよね。

 クリストフ・バラティエ監督作品なら、「コーラス」を先に紹介しろと言われるかもしれんけどね、ま、それも近々ご紹介するとして。



 舞台はパリの下町。1936年。ナチスの圧力をひしひしと感じながらも、生きるため、食うためだけじゃないんだよなあ。音楽が大好きで、舞台が大好きで、スポットライトと拍手が大好きで。
 けど、才能はからっきしなくてねえ。だから生活が苦しくて食うに食えない。。。そんな生活感たっぷりの中年芸人たちの奮闘ぶりが泣かせますな。

 ただ1人どぶに咲く蓮花がドゥース(ノラ・アルネゼデール)という歌手なんだ。観客はこの娘だけがお目当て。けどこんなしけた劇場を跡にしてもっと一流の劇場に移っちゃうんだ。

 困った困ったこまどり姉妹。定職がないと離婚妻に親権があるんで1人息子に会えないのよ。支配人のピゴワル(ジェラール・ジュニョ)は。

 さあてどうやって稼ぐ?

 それにしてもよくできた映画ですな。