2012年01月05日名もなく貧しく美しい「会社」の価値。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 謹賀新年。なにはともあれ、2012年になりました。
 となると、例年、近接未来をいろいろお話しするエコノミストとかが跋扈するんですけどね。

 私は、今年ほど「名もなく貧しく美しい会社」の価値が大きくクローズアップされる年はないのではないかな、と考えています。

 だれも知らない零細企業かもしれないけど、立派に給料を払い、そのおかげで、従業員は子供を学校にやり、きちんと育てることができる。小なりとはいえ、経営者の汗と涙の賜ですわな。

 こういう小さな小さな会社のありがたさ。価値。そんなものが大きくクローズアップされる年だと思うのです。

 昔、『名もなく貧しく美しく』という映画がありました。松山善三さんの初監督作品。私の大好きな高峰秀子さんと小林桂樹さんが主演でね。これ、実話なんですよね。


「幸福は お金じゃないよと ブータンの 花嫁見れば 手にはエルメス」(幸福度指数とかなんとかいってもね。。。)
 
 世の中、上を見ればきりがありません。理想を追いかけることは大切ですけど、振り回されたらあきません。利口半分、バカ半分。味方半分、敵半分。慎ましく慎ましく、すべてに感謝。吹けば飛ぶよな、小さな小さな幸せを満喫できれば御の字ですわな。
 そんな1年であれば幸福でしょう。今年もよろしくお願い申し上げます。

 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『日米衝突の根源 1858-1908』(渡辺惣樹著・草思社)です。詳細はこちらからどうぞ。