2012年02月29日「うさぎドロップ」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 松山ケンイチファンなもんですから、これ、観てみました。「DEATH NOTE」はとっくに観たしぃ。。。

 27歳、彼女なし。ごくフツーのサラリーマンのダイキチ(松山ケンイチ)が、祖父が遺した隠し子りん(芦田愛菜)を預かるはめに。

 純朴で困ってる人を見てられない青年。会社でも部下から信頼されてるわけ。りんを育てて気づきます。毎朝、りんを抱えて走って保育園に行く。帰りも同じ。
「これでは2人とももたない。残業のない部門に異動させてもらおう」
 
 りんはといえば、子どものくせにしっかり者。塩おにぎりをにぎったり。野菜ジュースを飲ませたり。

「りん? 鹿賀りんから河地りんになるか?」
「いや。鹿賀りんがいい。ダイキチはダイキチでいい」



 子どもって、どこからが子どもでどこからが大人かわからない。大人の感覚つうか、大人以上に先回りして考えてるし、大人の気持ちを読んでたりするし、意外にきちんと認識してたりしますね。油断できないし、きちんと話せばわかるし、わからなければそれはなんらかの事情を抱えているわけですね。

 「小柄な大人」つうか「小柄な人間」として考えたほうがいいわけ。

 りんとコウキが行方不明になって悟ります。やっぱり宝物。
「親になれば強くなるとばかり思ってたけど、臆病になるんだね」

「孤独」という言葉がありますけど、「幼くして親なきを「孤」といい、老いて子なきを「独」というわけ。

 さて、これは前半部分。後半はいつ封切りになるんだろ? いきなり10年という時間が飛びます。もう16歳のりん。漫画の原作だと5巻以降。

 はよやらんかな。