2012年03月27日空港にもいろいろありまんなあ。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 仕事柄、全国を飛び歩いてます。講演とかセミナーとかは前からそうだけど、去年の夏あたりから、プロデュースの依頼が多いのね。

 なんでだろ。自費出版するコストが高いからか。つうか、やつぱ、普通に企画として成立するコンテンツにしたい。で、きちんと新聞広告とかする出版社で出したい。。。と思うんだろうね。ま、原理原則研究会でも「夢の印税生活実現計画」なんて講義もしたことあるし、実際、本を出すメンバーが何人か出てきたしね。

 私も処女出版の時はわくわくどきどきしたもんですよ。自分の本がきちんと並んでるか、書店を覗いてはチェック。で、いいとこに並べ直したりしてね。いまやそんな殊勝な心がけからはほど遠いですな。

「中島さんの新刊も紹介しましょう(新聞とか雑誌のインタビュー時)。タイトルは?」「タイトル?・・・調べてメールします」なんてね。

 そもそも私がいろんな出版社で本を出してるのは、自分の本を出したいからじゃないのよね。プロデュースのため。この人ならこの出版社(編集者)がいい、というマッチングをするためなのよ。だからたくさんの出版社とつきあってるわけでね。
 で、自分の本が売れるよりもプロデュース本が売れる方が100倍は嬉しいですな。ま、売れるように仕掛けるわけですけどね。

 ま、んなこたあどうでもいいわけで。問題は全国津々浦々飛び歩いてるわけ。すると、どうしても空港を利用して、「ん?」「え?」と思うようなとこがたくさんあるわけね。もち、世界中も飛んでるわけですけど。

 大嫌いな飛行機を利用する。すなわち空港を使う。熊本には毎月という頻度で行ってますけど、熊本空港を使ったことは1度だけ。しかも講演で。では、どういうルートで入るかというと、福岡空港に飛ぶんです。で、博多駅から高速バス。あるいは新幹線。7:3の割合で高速バスのほうが多い、と思う。で、羽田に戻るときは鹿児島空港から。鹿児島空港まではこれまた高速バス。

 私、バス大好きなのよ。若い頃、外国でもバスばっかり使ってたからね。

 4月から大阪で原理原則研究会をオープンしますけど、深夜の高速バスで行こうか、と思ってるくらいだもんね。

 なぜ高速バスが好きかというと「サービスエリア」「ドライブイン」がいいのよ。もうたまりまへんでえ。グルメスポットがめちゃ多いもんね。ランチに海老名SAに行くなんて普通だもの。ここの吉野家は抜群。きちんと肉を入れてます(ここだけの話。当たり前のことを当たり前にやれば売上も利益も増える、と思うよ)。

 ラーメンも美味しいし。高級店よりSAだよ。いまは。

 で、これは九州の高速バスでも同じ。各SAごとにイベントやってたりしますからね。黒豚重とか薩摩揚げ棒とか美味しいんですよ。

 ザンネンながら地方の空港はこの楽しみがない。油断してますね。いまにお客を新幹線とか高速バスにとられますよ。

「この空港、テナント最悪。よくまあこんだけまずい店揃えたな。バイキングもせこくて笑える」と実名をご紹介したい空港が少なくありません。福岡、札幌はいいですけどね。

 今回も鹿児島空港を利用しましたけど、2時間前に到着して、ローヤルで朝飯。で「菜の花ルーム(クレジットカード持ってる人は無料)」でマッサージ機のある個室をとります。525円なり。リクライニングで寝ちゃう。1時間経つと起こしてくれるのね。で、それから飛行機に乗り込む、というパターン。


サラダ定食トースト紅茶。

 空港なんて通過点としか考えない人がいるかもしれないけどねえ。空港ビルやテナントがそう考えていたら、あっという間に淘汰されますよ。この空港ビルって「独占」ですからね。けどさ、だから油断してるんだと思う。

 だって、○○空港で食事したってまずいし、高いし、遅いし、サービスはワルイし、汚いし。ならば、○○空港に着いてから食事しようよってなるしね。おみやげだって、あんな空港でせこいの買うならいらんわな、と思うもん。こうなったら、本格的に「通過点」になっちゃいますな。

 いま、そんな空港が多いと思うよ。空港ビルのテナントや土産物店て独占でしょ。ライバルたって限定された店舗で適当に戦ってるわけで、「競争力」なんてそもそもないんだから。ま、利権みたいなもんですな。利権がワルイってわけじゃないの。競争力があればええねん。

 けど、だれが食べるか、だれが買うねんというものばっかじゃ、自滅は時間の問題だと思うよ。

 いま、駅ビルがショッピングモール化、グルメスポット化してますけど、空港はなんの危機意識もありまへんな。消えてなくなりますな。

 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『瓦礫の中の幸福論』(渡辺淳一著・幻冬舎)です。詳細はこちらからどうぞ。