2012年12月20日憲法改正は日本人には似合わない。。。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
いま、テレビに引っ張りだこは安倍さん。ま、次の首相なんだから当たり前ですわな。
次は・・・だれだろ? 野田さん? もう消えちゃったわな。ASEANでもオバマは会談しなかったしね。「いずれ会うから」の一言。安倍さんへの電話のついでに慰労しただけ。ま、1分もなかったでしょ。
アメリカにしてみれば、選挙で小沢さん&反米勢力を一掃したことでお役ご免。「自爆テロ」でよかったわけです。まあ、「心中テロ」だわな。
つうと、石原慎太郎さん? どうも橋下さんはイライラが募ってるようでちょいと天中殺っぽい。けんか腰はあきまへん。器量の小ささを伺わせてしまいます。まあ、記者は勉強してませんからね。イライラするのもわかりますけど。
で、石原さん。テレ朝のわかりきったインタビューに、これまたわかりきった回答をしてました。
「朝日新聞の世論調査によりますと、憲法改正の必要があるは51%(昨年54%)、必要なしは29%。ところが9条改正については、変えない方がいいが55%と過半数ですが。。。」
「憲法9条のせいで200人もの日本人が北に拉致されている。殺された人もいる。9条のために国を亡ぼすのかね。もしそういうなら朝日はおかしいよ」
正論です。きわめて正論です。「確信犯」として発言してますな。確信犯という意味は国民に問題提起する、ということですな。
さて。。。
私は憲法改正、とくに9条改正の必要なし、と考えています。なぜか? 日本人にこういう基本法の改正は似合わない、からですよ。
似合わないことには無理があります。無理はしちゃいけない。無理は周囲をしらけさせますからね。じゃ、北朝鮮や中国、ロシアといった周辺の危ない人たちに侵略されてもいいのか?
いいわけがありません。じゃ、どうすんの?
日本の歴史をさかのぼると、「改正」なんかしない国民なのよ。そんな議論して、ああだこうだとルールを変更してどうのこうのする、というパーソナリティじゃないの。基本の基本の憲法ですらそう。
聖徳太子の十七条憲法は心構えだから別にして、文武天皇時代の大宝律令。ま、実質的に不比等がつくったんだけどね。養老律令にしても、律令=行政法と刑法でオペできなくなったら、改正なんぞせず、次々に「令外の官」というポスト外のポストを用意したり、格と式を用意したりするわけ。
政治家や役人が国民を目覚めさせて下手に騒ぎを大きくしないために、安保条約をいちいち改定するより「協定」にすべて押し込んでしまったように、条約ではなくてもっと軽くつくれる協定とか政令、条例などで対処する、ということがいまもなおありますね。
条約は国会の批准が必要だもん。んなことしたら、メディアは騒ぐ、国民も騒ぐ、だから、黙っとこ、そっとしとこ。こういうわけです。
詐欺のようですが、「生きる知恵」といってもいいかもしれませんな。地元民でもないのに、勝手に出張ってなんでも反対する輩に邪魔されずにすませる、という方便ですな。
こういうことを考えさせるために高級官僚っているわけですね。ガキの頃から狡猾でないとなかなかこういう才弁は発揮できませんからね。
律令時代でも検非違使は「令外の官」でした。つまり律にも令にもない存在。けど機能してたでしょ。自衛隊も「令外の官」ですわな。憲法のどこ探しても自衛隊に関する法律なんてありませんからね。
なら、憲法違反か? いえいえ、超憲法なんでしょう。国を守る、国民の生命と財産を守る、なんてこたあ、いちいち法律で明文化する以前のことでしょ。
こういうのを、日本人は「理外の理」「法外の法」といってきました。小難しいようですが、平たく言うと、言わんでもわかることは言わんとこ、ということですな。事実、あの不磨の大典「明治憲法」にも憲法改正の規定はありましたよ。けど、現行憲法同様、だれも手をつけない。なぜなら、法外の法、理外の理だったからですね。
不磨の大典をわざわざ取り上げて国を二分する必要などナンセンスですわな。それこそアメリカや周辺国の思うつぼ。こんなわかりきったことは実際の運用でどうにでもなります。
わかりきったことをいちいち言わなくちゃならん。これはおバカさんの証拠。あるいはお互いに信用してない。だから言葉に出していつもチェックせなあかん。
「アイ・ラブ・ユー」でっせ。わてもや。朝昼晩にそう言ってはキスをする。ま、テレビや映画でしか見ませんけどね、実際は。けど、こうやって常にコミュニケーションをしないと意思疎通できない。まして赤の他人ならば・・・ちゅうわけですな。つまり、法は契約意識から生まれているわけですよ。元々はね。理もそうですわな。
情状酌量なんて欧米ではありませんからね。「刑期は350年にする」なんて判決も彼らは平気で出しますわな。廃炉は30年後。放射性物質は10万年後に半減します、というのと一緒。ナンセンスでしょ。
さてさて、では、日本人は法とか理では動かない特殊な民族なのかといえば、そんなことはありません。法や理で動くのはロボットですわな。プログラム通りに動くってことでしょ。それは人間ではありません。
彼らのほうが人間離れしてるわけです。
日本人が動くのは「世論」ですわな。世論とは「国民智」。民族的結論ですね。山本七平さんに言わせれば「空気」ということになるかもしれませんな。
日本人はいまのいままで敵を相手に戦ってきませんでした。いつの世も、敵を相手にせず、人を相手にせず、天を相手にしてきたわけです。
「天を相手にして己を尽くして人を咎めず、わが誠の足らざるを尋ぬべし」
これ西郷南州の言葉ですね。
わざわざ憲法論議、改正論議などしなくていいんです。
それで攻められたら? そんな怖いこと、どの国がしますかね? 神風特攻隊の国ですよ。3.11の日本人の結束ぶりを世界中の人は見てきました。あの姿を見て、中国も北朝鮮も日本人を本気で怒らせたら、あっという間に核武装から戦争にまでエスカレートするにちがいない、と確信したはずです。
国民の一致団結。これがなにより強い「防衛軍」なんです。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『絶品!海軍グルメ物語』(平間洋一・高森直史・齋藤義朗著・新人物往来社)です。詳細はこちらからどうぞ。
次は・・・だれだろ? 野田さん? もう消えちゃったわな。ASEANでもオバマは会談しなかったしね。「いずれ会うから」の一言。安倍さんへの電話のついでに慰労しただけ。ま、1分もなかったでしょ。
アメリカにしてみれば、選挙で小沢さん&反米勢力を一掃したことでお役ご免。「自爆テロ」でよかったわけです。まあ、「心中テロ」だわな。
つうと、石原慎太郎さん? どうも橋下さんはイライラが募ってるようでちょいと天中殺っぽい。けんか腰はあきまへん。器量の小ささを伺わせてしまいます。まあ、記者は勉強してませんからね。イライラするのもわかりますけど。
で、石原さん。テレ朝のわかりきったインタビューに、これまたわかりきった回答をしてました。
「朝日新聞の世論調査によりますと、憲法改正の必要があるは51%(昨年54%)、必要なしは29%。ところが9条改正については、変えない方がいいが55%と過半数ですが。。。」
「憲法9条のせいで200人もの日本人が北に拉致されている。殺された人もいる。9条のために国を亡ぼすのかね。もしそういうなら朝日はおかしいよ」
正論です。きわめて正論です。「確信犯」として発言してますな。確信犯という意味は国民に問題提起する、ということですな。
さて。。。
私は憲法改正、とくに9条改正の必要なし、と考えています。なぜか? 日本人にこういう基本法の改正は似合わない、からですよ。
似合わないことには無理があります。無理はしちゃいけない。無理は周囲をしらけさせますからね。じゃ、北朝鮮や中国、ロシアといった周辺の危ない人たちに侵略されてもいいのか?
いいわけがありません。じゃ、どうすんの?
日本の歴史をさかのぼると、「改正」なんかしない国民なのよ。そんな議論して、ああだこうだとルールを変更してどうのこうのする、というパーソナリティじゃないの。基本の基本の憲法ですらそう。
聖徳太子の十七条憲法は心構えだから別にして、文武天皇時代の大宝律令。ま、実質的に不比等がつくったんだけどね。養老律令にしても、律令=行政法と刑法でオペできなくなったら、改正なんぞせず、次々に「令外の官」というポスト外のポストを用意したり、格と式を用意したりするわけ。
政治家や役人が国民を目覚めさせて下手に騒ぎを大きくしないために、安保条約をいちいち改定するより「協定」にすべて押し込んでしまったように、条約ではなくてもっと軽くつくれる協定とか政令、条例などで対処する、ということがいまもなおありますね。
条約は国会の批准が必要だもん。んなことしたら、メディアは騒ぐ、国民も騒ぐ、だから、黙っとこ、そっとしとこ。こういうわけです。
詐欺のようですが、「生きる知恵」といってもいいかもしれませんな。地元民でもないのに、勝手に出張ってなんでも反対する輩に邪魔されずにすませる、という方便ですな。
こういうことを考えさせるために高級官僚っているわけですね。ガキの頃から狡猾でないとなかなかこういう才弁は発揮できませんからね。
律令時代でも検非違使は「令外の官」でした。つまり律にも令にもない存在。けど機能してたでしょ。自衛隊も「令外の官」ですわな。憲法のどこ探しても自衛隊に関する法律なんてありませんからね。
なら、憲法違反か? いえいえ、超憲法なんでしょう。国を守る、国民の生命と財産を守る、なんてこたあ、いちいち法律で明文化する以前のことでしょ。
こういうのを、日本人は「理外の理」「法外の法」といってきました。小難しいようですが、平たく言うと、言わんでもわかることは言わんとこ、ということですな。事実、あの不磨の大典「明治憲法」にも憲法改正の規定はありましたよ。けど、現行憲法同様、だれも手をつけない。なぜなら、法外の法、理外の理だったからですね。
不磨の大典をわざわざ取り上げて国を二分する必要などナンセンスですわな。それこそアメリカや周辺国の思うつぼ。こんなわかりきったことは実際の運用でどうにでもなります。
わかりきったことをいちいち言わなくちゃならん。これはおバカさんの証拠。あるいはお互いに信用してない。だから言葉に出していつもチェックせなあかん。
「アイ・ラブ・ユー」でっせ。わてもや。朝昼晩にそう言ってはキスをする。ま、テレビや映画でしか見ませんけどね、実際は。けど、こうやって常にコミュニケーションをしないと意思疎通できない。まして赤の他人ならば・・・ちゅうわけですな。つまり、法は契約意識から生まれているわけですよ。元々はね。理もそうですわな。
情状酌量なんて欧米ではありませんからね。「刑期は350年にする」なんて判決も彼らは平気で出しますわな。廃炉は30年後。放射性物質は10万年後に半減します、というのと一緒。ナンセンスでしょ。
さてさて、では、日本人は法とか理では動かない特殊な民族なのかといえば、そんなことはありません。法や理で動くのはロボットですわな。プログラム通りに動くってことでしょ。それは人間ではありません。
彼らのほうが人間離れしてるわけです。
日本人が動くのは「世論」ですわな。世論とは「国民智」。民族的結論ですね。山本七平さんに言わせれば「空気」ということになるかもしれませんな。
日本人はいまのいままで敵を相手に戦ってきませんでした。いつの世も、敵を相手にせず、人を相手にせず、天を相手にしてきたわけです。
「天を相手にして己を尽くして人を咎めず、わが誠の足らざるを尋ぬべし」
これ西郷南州の言葉ですね。
わざわざ憲法論議、改正論議などしなくていいんです。
それで攻められたら? そんな怖いこと、どの国がしますかね? 神風特攻隊の国ですよ。3.11の日本人の結束ぶりを世界中の人は見てきました。あの姿を見て、中国も北朝鮮も日本人を本気で怒らせたら、あっという間に核武装から戦争にまでエスカレートするにちがいない、と確信したはずです。
国民の一致団結。これがなにより強い「防衛軍」なんです。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『絶品!海軍グルメ物語』(平間洋一・高森直史・齋藤義朗著・新人物往来社)です。詳細はこちらからどうぞ。