2014年08月18日ホントのベストセラー。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 昨日発売の最新刊がアマゾンKindleでいきなりベスト10にランクインです。





 原原ではお話しましたが、ここで素人と業界人の視点の違いを暴露しましょう。あまりお気づきの人はいませんが、ここがキモなんです。

 アマゾンにしても紀伊国屋書店にしても、たいていの人は順位しか見てませんね。「1位になった!」「ベスト10に入った」と一喜一憂。並の出版社は「アマゾン1位!」と新聞広告等でもアピールしますが、一流の版元は残念ながらネット書店のデータは宣伝には使いません。

 さて、大切なキモ・・・それはベスト10にランクインしたかどうかよりも、どれだけ長くベスト100以内を維持しているか、にあります。「瞬間風速」はサクラを動員すれば操作できますもんね。

 けど、「ベスト100以内365日」というようなデータは本当に売れている証拠。ここを見てるんです。

 ただし、このデータはベスト100の本しかわかりません。私の本でもベスト100から外れて、3日後にまたランクインすると必ずチェックします。

 「150日間かあ。発売200日でこの数字。しぶといなあ」

 こういう本を紙で出版するんです。必ずロングセラーになります。つまり、電子書籍のデータは出版社にとってテッパン企画を生み出す宝の山なんです。
 
 残念ながら、大手版元の編集者ほど気づいてません。なぜなら、まだまだ紙の編集しかアタマにないからです。苦労してコストをかけて売り出して空振り。で、アタマを抱える。

 これ、単行本の企画も雑誌の企画も同じ。出版社の経営もテレビ局の経営も同じ。手にとるようにわかる人にはわかります。わからん人には永遠にわかりません。

 私から言わせたら、失敗するべくして失敗してるんです。本人は一所懸命。けど一所懸命失敗してるんです。「これって、こういうことでしょ」と教えてやると、勘のいい人なら気づきます。「ああ、そうだったんですね」とね。まあ、普通は気づきません。
 世の中、気づく人と気づかない人がいるからおもしろいわけでね。周囲が気づくまでに先行逃げ切り。気づいた頃にはまたちがうビジネスを手がける。よって、この差は永遠に縮まらないのです。。。

 大きな声では言えないけど、10月度の大阪原原のゲスト講師(起業家)などまさにその典型。「ボクには足はないけど夢がある!」・・・生き様も感動ものだけど、経営者はそのマーケティング・センスに注目してください。ビジネスモデルに要留意です。
 株式公開までコミットすることになると思うけど、「消費税が響いて売上ダウンだ!」な〜んて愚痴こぼしてたら、ないはずの足で蹴飛ばされまっせ〜。ほんまでっせ。。。

 知恵出しなはれ。汗流しなはれ。とことん悩みなはれ。仲間を大切にしなはれ。従業員を拝みなはれ。そして感動の涙を流しなはれ。足はなくとも、こんだけやったらいくらでも成功できまっせ。。。

 成功のキモつうのは・・・意識なんや。あんさんの意識が成功するかどうかを決めるんや〜。あんさんの成功を他人はぜったい邪魔しまへんで〜。邪魔しとるんはあんさん自身なんやで〜〜。

 幸之助さん曰く、「経営のコツ ここなりと 気づいた価値は 百万両」。よっしゃ! 10月の大阪原原で百万両プレゼントしまひょ。

 東京から博多まで全国の原原メンバーから参加申込が仰山来てますんや。席の確保&2次会(「料理の鉄人」で優勝した坂根さんの店でっせ)もありますんでメールよろしくでっせ〜。

 で、こちらの紙本(漫画)もヨロシクでっせ〜〜〜。奇妙なインチキ関西弁でごめんね。。。



 今週からいよいよ仕事全開ですね。金曜日に、紙本の版元3社と10月出版の企画について打ち合わせ。プロデュース本も何冊か提案する予定。終了後、タウン誌のインタビュー。本の宣伝も兼ねてるからなあ。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『ブラボー: 隠されたビキニ水爆実験の真実』(高瀬毅著・平凡社)です。詳細はこちらからどうぞ。