2014年08月22日渋谷の佐賀料理「佐賀雑穀」

カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」

 芝居がはねたあとにちょいとね。お目当ては手打ち蕎麦なんだわ。

 突き出しが冷や汁と来た。麦に味噌と出汁かあ。ミョウガにごまたっぷり。ちょい胡瓜の千切りが見えますな。

 「冷たいうちにどうぞ」

 知っとる知っとる。テレビとか雑誌で見たことあるしぃ。宮崎とかの郷土料理っしょ。たしか。大分だったっけ? ま、1度も食べたことないしぃ。注文しないしぃ。

 なぜか? まずそうだから。冷や汁ですよ。冷や汁。ま、このくらいの量ならいいっしょ。三口くらいだもんな。

 何の気なしに口に入れて・・・ビックリクリクリ。なんて美味いのよ、これ。いままで食べた突き出しでは文句なく最高。つうか、もっと頂戴。丼でもってきて。。。これはいい。夏の暑いときには冷たく、冬の寒いときには熱々で食べちゃうかんね。むしゃむしゃむしゃ。

 こんなに美味いんならだれか言ってよ〜。食わず嫌いでそうとう損してますからね。漬け物は食べないしぃ、ワインは飲まないしぃ、コーヒーは飲まんしのお。

 突き出しがこのレベルならあとはどうなんだあ〜。めちゃ期待値ドカーンと上昇しまっせ〜。


憎いね。佐賀の地酒能古美に冷水。ぐい飲みと一緒に用意されとるんよ。

自家製のゆず胡椒。九州ゆうたらこれ。しっと〜と? ここのはかなり辛いっす。

手打ち蕎麦やねん。最高っす。。。

 雲丹にからすみ。自家製薩摩揚げ・・・どれもこれも美味いっす。気づいたら1人で8合。けど、さっぱり。酒らしい酒ですな。冷水は効き目がありまんなあ。

 冷や汁最高っす。。。ランチでないかなあ。やっぱ味噌と出汁はええなあ。郷土料理は食べるもんやなあ。やっぱ。歴史と伝統だかんね。残ってきたことに敬意を表さんとね。
 いぶりがっこも美味いんやろか。なれ鮨も食べんといかんのやろか。う〜ん、食わず嫌いはなかなか克服できんわなあ。

 隣で宴会してたはずだけど静かなんよお。お客は熟年以上だなあ。左党にはおあつらえ向きだと思う。また来ようっと。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『税金官僚に痛めつけられた有名人たち(後編)』(副島隆彦著・光文社)です。録音したらあまりにも長いんで前後編にわけることにしました。詳細はこちらからどうぞ。