2015年08月04日銀座ぶらぶら途中下車の旅。。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 暑いっすね。ここまで暑いと気持ちいいっす。。。ほこ天でシャワー浴びたいくらいっすね。

 さて、エルメスです。最近、中国人が買い占めてるためなのか、バッグ類ことにケリーやバーキンは銀座路面店でも店頭にまったくありません。

 ユーズドのKやG店でも値段は一時期の「バーキンバブル」を彷彿とさせる(いや、その時より高いね)高値です。

 店員さんに聞くと、それでも中国人には飛ぶように売れてるとのこと。中国人の需要が多くて値段が上がってるわけね。

 10〜15年ぐらい前かな。日本つうか日本人でもバーキンがブームになってしまいまして、猫も杓子もバーキン。身に付けてる洋服は駅ビルファッションみたいな子なのに、バッグだけはバーキンつう豪華一点主義みたいなね。

 最近は海外のファストファッションが流行りだしたりして、ブランド物を持ってれば威張れるみたいな、日本のファッションに対する価値観も変わってきました。だから、昔みたいに全然似合わない人がバーキン買ってみました、みたいなのは減った感じがしてたんですけどね。

 いま、それが中国で起きてるわけっす。
 えー! この大阪のおばちゃんファッションにバーキン?!みたいな中国のおばちゃんの多いこと多いこと。ま、大阪のおばちゃんはバーキンを当時も持ってなかったので、中国のおばちゃんの方が女子力が高いのか見栄っ張りなのかわかりませんけどね。

 CHANELの銀座路面店も中国人だらけ。こちらは韓国人もチラホラ。
 韓国女性ってすっごくCHANEL好きっつうイメージですね。何でもかんでもにCHANELのマークがついてれば満足なんでしょうな。CHANELコピー商品がたくさんあるもんねえ。あちらには。お土産をもらったら、スーパーのレジ袋にもCHANELのあのマークがあったのには驚き。もちスーパーじゃなくて、屋台か何かの袋でしょうね。

 韓国女性の方がよりフェミニンなファッションを好むからCHANEL人気がすごいのかも。

 バーキンやケリーのように普段使いも公式使いもOKつうモノを一生大事に使おう、つう感覚とは違うのがCHANELですね。ある意味、恐ろしいブランドですよ。

 CHANELは値段が高くても流行りモノが多い。普段使いアイテムも多い。16万円のスニーカーを普段履きにしちゃう感覚をCHANELは女性に刷り込んでます。

 こういう価値観の影響力はCHANELがダントツだと思うね。私、CHANEL大好きです。

 Gucciは地下の小物売り場のソファに電線にとまった雀みたいに中国人男性が仲良く並んですわってました。お買い物が包み終わるのを待ってるご様子。Gucciはハイブランドですけど、エルメスやCHANELよりずっと手頃ですからね。

 ただ同じフロアのメンズアパレルの商品展開はウィメンズと間違ってしまいそう。たとえば、リボンのついたブラウス。総レースのニット・・・。一般男性には縁のないアイテムばかり。さすがの中国人も見向きもしてなかったね。

 この3つの特徴はやっぱデザイン。エルメスはシンプルで洗練されてます。無駄のないデザインで品があります。デザインつうより素材の良さで差を出してると思うな。「良いもん持ってる」つう自己満足感もすごいからね。

 CHANELはデザイン性をもろに打ち出したものが多いですね。「これ、誰が、いつ着るの?」つうものも少なくないけど、CHANELつうブランドはそれを帳消しにするパワーがあんだよなあ。

 トレンドに流されない。自分たちがトレンドをつくってる、つうクレディビリティが満々だもん。何年経っても変わらず身につけられるので高いけれどお得なのよ。

 ま、飽きたら、KとかGで売っらええねん。値崩れしないからお得ですわな。


 8月です。夏休み。「通勤快読」で勉強しましょう。今日のメルマガでご紹介する本は「社長、その商品名、危なすぎます!」(富澤正著・日本経済新聞出版社・918円)です。