2015年12月16日今年の忠臣蔵も大傑作でした。。。

カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」

 いろいろご報告することばかりで政治経済についてのコメントが減っとりまして、ごめんちゃい。詳しくは後日。で、日経平均株価の下落、どうとらえてます?

 アメリカの利上げを契機にマネーはウォール街に向かう? 円安で日本の株価が上がる?

 さあて、どうでしょうか。原油が下落したから株価が下がるとか、持ち直したから上昇するとか、小さなジェットコースターに乗ってるようなもんです。

 利上げにしても、イエレンつう人はとことん優柔不断な性格ですから、下手すっと見送り三振すっかも。

 ま、いずれにしても、ここ数日の株価下落はめっちゃウエルカム。もっと下がってくんないかなあ。ちょいと中長期で見ればそうなりますわな。

 質問がメールでありましたので少しただけ。アメリカが利上げすっと、金利↑で国債価格↓。国債買わずに運用先を探すでしょう。で、どこに投資すんの? ジャンク債、原油債でやられてヘッジファンドが手仕舞ってるアメリカ? 破綻寸前の中国? まさかヨーロッパ? 消去法ですと日本しかないんじゃね?

 円安で株価が上昇してますけど、株高のいちばんの理由って、リスクマネーが世界中から集まるからでしょ。

 じゃ、どうして、いま、日経平均株価は↓なの? 持ち続けたいのは山々だけど、原油がここまで暴落すっと、マネーに換えられるもんはすべて換えとりまんねん、つうサウジの事情も理解せんとね。もっと出してくれんかなあ。18000円を切るようだとおっちょこちょいは怖くなって売り始めますよ。そこがまたチャンスだと思うんだけど。

 日本のリスクは地震だけ。国債破綻? その前に中国がバンザイします。金主はGPIFだけじゃないの。厚生年金も新たな金主じゃけんのお。

 詳細は「ピーピーぴよこちゃん倶楽部」か原原でお話しましょ。びよこちゃんは私が信頼する専門家たちを招聘しますのでウルトラCのアドバイスがあると思うよ。


 空海本が売れてます。総合ベストテンにまたまたランクインです。
 電子書籍3部作の1冊ですね。深くて、易しく、おもしろくて、ためになる。空海さんの哲学を現代に生きる人々にかみ砕いて伝えた好著です。



 
 さてさて、今年もやってきました12月14日。♪ときに元禄十五年十二月十四日。江戸の夜風をふるわせて、響くは山鹿流儀の陣太鼓〜〜♪とくれば、忠臣蔵でございます。

 例年とちとちがうとこがあるとすれば、柳亭市馬師匠(落語協会会長)がいないこと。別に亡くなったわけではありません。どうせ「俵星玄蕃」をうなるならもっとギャラのいいとこに行く、つうことでご卒業とあいなりました。

 サプライズで登場するかとも思ったんすが、なかったっすね。けど、倍旧しておもしろかったでげすよ。


 昇太さんの浪曲「春風亭昇太出世物語」に引き続いて、三題噺。これを白鳥さん、喬太郎さん、彦いちさんで演じるわけですが、何回もまわってくるんで、噺が入り組んではちゃめちゃ。けど、それを最後にまとめたなんざ、さすが喬太郎師匠でございます。



 国本武春さん欠場。玉川奈々福さんの「浪曲俵星玄蕃」はたっぷり。三味の沢村豊子師匠78歳がおちゃめで良かったねえ。。。

 寒空はだかさんがMCやるとは・・・大当たり。

 噺家は落語だけしてればいい、つう時代はとっくに終わってましたな。かつての三平、かつての志ん朝。彼らを超える才能豊かな噺家がたくさんでてきましたね。「噺家」の枠に収まらない。収まらないから噺がますますおもしろい。

 核は落語なんだろうけど、すべてが自己表現ですからね。

 それにしても、昇太さんはどうしてあんなに志の輔、談春さんを目の敵にするんでしょうか。。。NHKの番組MC、そしてドラマで二枚目として出演したいのでしょうか。そうでしょうな。
 
 つうわけで、今年の忠臣蔵も最高でした。あとは来年のホワイトデーかな。この日、何の日?


 さて今日のメルマガでご紹介する本は「老化はなぜ進むのか」(近藤祥司著・講談社・886円)です。