2016年02月06日喬太郎・扇辰二人会。。。
カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」
本日は、越後新潟の原原です。ラス前ですね。来月が新潟原原はラストです。なんとか来期は増やしましょう。出雲メンバー並にやれば倍増しちゃいますよ。
要は、ほんの少し意識するかしないかの違いです。なんちゃって、上から目線ですいません。
シャープがホンハイ入りするとかしないとか。年末に労組幹部対象に講演してきたとこですよ。みなさん、やる気満々。とくにケータイ部門はこれから先が楽しみなんだけど。
そうですか、ホンハイですか。あそこ、EMSでしょ。部品会社が総合家電メーカーを飲み込むわけね。付加価値を追求してきた会社と、安けりゃなんでもいい、つう会社では、文化が真逆。ホンハイの代表は「シャープのブランドを守る」なんて宣言してるけど、んなこたいわれなくても守るでしょ。
ホンハイはOEMメーカーなんだからさ。縁の下の力持ちが縁の下から出てくる、つうことね。
74年創業。創業者は現会長の郭台銘(テリー・ゴウ)さん。グループ社員は100万人超。99パーが中国大陸の工場(ほかにベトナム工場)。売上は大きいですよ。けど、このところ、中国経済が大きく減速してますから余裕なんかないわな。
特長はOEMメーカーだわなあ、やっぱ。インテル、AMD社のマザーボード、デル、ヒューレット・パッカードのPC、インクジェットプリンタ、ソニーのプレステ、プレステポータブル、任天堂のニンテンドDS、Wii、マイクロソフト,アップル、携帯電話ではモトローラ、ノキア、ソニーエリクソン、そしてiPhone。ソフトバンク、ソニーのブラビアも製造してますね。
製造技術かなあ。つっても、アセンブリーメーカーって人件費さえ安けりゃどこでもできるわけでね。
子会社のフォックスコン中国工場では労働者の飛び降り自殺が相次いでました。「低賃金で長時間労働の冷血工場?」と中国メディアが報道すると、即座に賃金を40パーも引き上げた。
事実は中国メディアの報道とはちがって、労働環境劣悪で自殺者が相次いだのではなく、待遇がよすぎるために自殺者が増えたわれ。
元もと中国は自殺率が高いのよ(農村部は世界でもダントツです)。10万人あたり13.9人(99年度。以来統計がない)。労働者40万人で10人はかなり低いっすよ。で、郭台銘さんは自殺者に120万元(台湾元)もの弔慰金を払ったんです。これ、年収20年分すよ。高すぎますよ。で、自殺未遂者の部屋から「弔慰金目当てに死ぬ」つう遺書まで見つかってます。「もう弔慰金を出しません」と発表すると自殺はぱったり止んだんです。
でもさ、軍資金どうすんだろ? 「ユニット叩き売りはしないし、40歳以下の雇用も確保します」と約束してるみたいですけど、会社をまんま中国に売ったりしてね。
役員連中がホンハイにしたい理由は簡単。産業革新機構は「全員退任してもらう」ですけど、ホンハイは「そのまま」つう約束だもんね。
どちらに転んでも茨の道。スイスの農薬最大手シンジェンタも中国に買収されました。ホンハイにしたって実質的には中国企業でしょ。シンジェンタはモンサントに即売却。シャープはハイアールに即売却なんてことにならんように・・・。
いま、中国では上から下まで人民元の叩き売り。ババ抜き状態です。人民はメイド・イン・ジャパンの炊飯器や化粧品に爆買いならぬ爆両替。崩壊後に食べていくための知恵ですわな。
大好きなシャープがその一つにならんことを祈ります。
さて、恒例の「ぎやまん寄席」。湯島天神参集殿にていつも開催しとるのよね。
前座のわん丈さんは5月から二つ目。楽しみだね、この噺家。
柳家喬太郎さんと入船亭扇辰さん。扇辰師匠はさすがに巧いね。いつも感心します。越後長岡のご出身でしょ。朝日酒造さんのホールでもよく独演会してますよね。
喬太郎さんは相変わらず。「猫屏風」ははじめて聴きます。得意のウルトラマンネタまで披露しちゃった。
古典よし新作よし、で、はちゃめちゃよし。小さん的であり、米丸的であり、柳亭痴楽的であり、幅が広いし深い。「大河への道」レベルの新作古典をてがけてもらいたいなあ。間違っても、文枝さんにはならんのがええわいな。
要は、ほんの少し意識するかしないかの違いです。なんちゃって、上から目線ですいません。
シャープがホンハイ入りするとかしないとか。年末に労組幹部対象に講演してきたとこですよ。みなさん、やる気満々。とくにケータイ部門はこれから先が楽しみなんだけど。
そうですか、ホンハイですか。あそこ、EMSでしょ。部品会社が総合家電メーカーを飲み込むわけね。付加価値を追求してきた会社と、安けりゃなんでもいい、つう会社では、文化が真逆。ホンハイの代表は「シャープのブランドを守る」なんて宣言してるけど、んなこたいわれなくても守るでしょ。
ホンハイはOEMメーカーなんだからさ。縁の下の力持ちが縁の下から出てくる、つうことね。
74年創業。創業者は現会長の郭台銘(テリー・ゴウ)さん。グループ社員は100万人超。99パーが中国大陸の工場(ほかにベトナム工場)。売上は大きいですよ。けど、このところ、中国経済が大きく減速してますから余裕なんかないわな。
特長はOEMメーカーだわなあ、やっぱ。インテル、AMD社のマザーボード、デル、ヒューレット・パッカードのPC、インクジェットプリンタ、ソニーのプレステ、プレステポータブル、任天堂のニンテンドDS、Wii、マイクロソフト,アップル、携帯電話ではモトローラ、ノキア、ソニーエリクソン、そしてiPhone。ソフトバンク、ソニーのブラビアも製造してますね。
製造技術かなあ。つっても、アセンブリーメーカーって人件費さえ安けりゃどこでもできるわけでね。
子会社のフォックスコン中国工場では労働者の飛び降り自殺が相次いでました。「低賃金で長時間労働の冷血工場?」と中国メディアが報道すると、即座に賃金を40パーも引き上げた。
事実は中国メディアの報道とはちがって、労働環境劣悪で自殺者が相次いだのではなく、待遇がよすぎるために自殺者が増えたわれ。
元もと中国は自殺率が高いのよ(農村部は世界でもダントツです)。10万人あたり13.9人(99年度。以来統計がない)。労働者40万人で10人はかなり低いっすよ。で、郭台銘さんは自殺者に120万元(台湾元)もの弔慰金を払ったんです。これ、年収20年分すよ。高すぎますよ。で、自殺未遂者の部屋から「弔慰金目当てに死ぬ」つう遺書まで見つかってます。「もう弔慰金を出しません」と発表すると自殺はぱったり止んだんです。
でもさ、軍資金どうすんだろ? 「ユニット叩き売りはしないし、40歳以下の雇用も確保します」と約束してるみたいですけど、会社をまんま中国に売ったりしてね。
役員連中がホンハイにしたい理由は簡単。産業革新機構は「全員退任してもらう」ですけど、ホンハイは「そのまま」つう約束だもんね。
どちらに転んでも茨の道。スイスの農薬最大手シンジェンタも中国に買収されました。ホンハイにしたって実質的には中国企業でしょ。シンジェンタはモンサントに即売却。シャープはハイアールに即売却なんてことにならんように・・・。
いま、中国では上から下まで人民元の叩き売り。ババ抜き状態です。人民はメイド・イン・ジャパンの炊飯器や化粧品に爆買いならぬ爆両替。崩壊後に食べていくための知恵ですわな。
大好きなシャープがその一つにならんことを祈ります。
さて、恒例の「ぎやまん寄席」。湯島天神参集殿にていつも開催しとるのよね。
前座のわん丈さんは5月から二つ目。楽しみだね、この噺家。
柳家喬太郎さんと入船亭扇辰さん。扇辰師匠はさすがに巧いね。いつも感心します。越後長岡のご出身でしょ。朝日酒造さんのホールでもよく独演会してますよね。
喬太郎さんは相変わらず。「猫屏風」ははじめて聴きます。得意のウルトラマンネタまで披露しちゃった。
古典よし新作よし、で、はちゃめちゃよし。小さん的であり、米丸的であり、柳亭痴楽的であり、幅が広いし深い。「大河への道」レベルの新作古典をてがけてもらいたいなあ。間違っても、文枝さんにはならんのがええわいな。