2016年04月12日一流の人間ムヒカ、二流の人間ケリー。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 いよいよ明日は名古屋原原。明後日は大阪原原。あのね、次期原原はめちゃくちゃバージョンアップしとりまんねん。テーマは同じ。けどコンテンツはいつも新鮮。中身ぜんぜんちゃいまんねん。新潟メンバーが「圧倒されてぐうの音も出ません」つうメールを頂戴しとります。ま、わかります。名古屋も大阪もそう感じて頂けると思います。

 なにしろ映像ソフトを年末から140もつくりました。年間ご紹介できるのは30前後でしょ。つまりほとんど紹介してないの。裾の広い山は必ず高いんです。

 次期原原にご期待ください。


 さて、大国の為政者だからといって一流とはかぎりませんな。同時に、吹けば飛ぶよなちっぽけな国の政治家だからといってバカにはできません。

 アフリカに偏見があるわけじゃござんせん。けど、さすが「暗黒大陸」だけのことはあります。いつまで経ってもアフリカは変わらない。奴隷解放宣言がされてから160年。アメリカではあいも変わらず「劣等民族」と蔑まされています。

 これ、事実。日本人は知らないだけ。アパートメントを借りる時、家主は黒人には貸しません。理由? めちゃくちゃにするからです。

 偏見? いえいえ事実です。損するから貸さないの。

 色が黒かろうと白かろうと黄色でもゴールド、シルバーだろうと関係ないねん。黒人がダメなんは国民が黒いからではありません。白人同様、黒いリーダーも利権の分捕り合戦ばかりしてるからあかんねん。

 人種差別? いえいえ事実です。

 「民進党はアホや。お耳を汚したとしたら万人に謝ります。けど事実なので訂正しません」つう政治家は正直でんな。ズバリだったんで笑って済ませられない民進党のみなさんはカンカン。懲罰委員会にかけろ、とやいのやいの。まだ数だけはありますからね。選挙前は元気。そのうちシーンとします。

 まあ、民進党のアホさ加減は言われなくたって気づいてましたよ。この私でもね。国民のほとんどがそう思うてまっせ。。。ちゃうか?

 さてさて、サミットの面々が突然、どうして原爆ドーム、原爆記念館に行くようになったん? 中国大好きのケリーまでがいまのいままで無視してたのに、突然、コメントまで出したん? 予定になかったのに? なぜ? 



 んなもん、政治家なんやから当たり前。あの連中が動くのは金か票か女か男かポスト・・・それっきゃない。「国務長官、やばいよやばいよやばいよ」とご注進に及んだ律儀者がいたんでしょうな。

 ムヒカさんつうウルグアイ元大統領のおかげでんな。
 「日本に来たら広島に来たかったんです。ここに来ないなんてありえません」
 拍手喝采。世界でいちばん貧乏な大統領。いえいえ金ですべてが決まる欧米と違って、「清貧」「知足」つう言葉が日本にはありまんねん。合法的脱税の限りを尽くとるがりがり亡者とはちゃいまんねん。

 差別? いえいえ区別。ムヒカさんの価値観は日本人と相性がええねん。


 
 ムヒカさんがあまりにウケてるんで、サミットの面々も驚いたんでしょうな。慌てたケリーは突然、予定を変えて訪問すると言い出した。だれがアドバイスしたんかわかりませんよ。おそらく日本をよく知る外交官。愚かな沖縄メディアに潰されたあの米軍幹部かもしれませんな。博士でっせ、あの人は。



 ムヒカさん、13年間ムショに叩き込まれてたようですな。ノーベル平和賞のネルソン・マンデラも28年間ムショ暮らしですからね。

 アフリカは16世紀以降がらりと変わります。それまではレベルの高いリーダーに率いられてわが世の春を謳歌してました。それをずる賢いポルトガルの海賊たちにたかられて終わり。結果、「暗黒大陸」になりはてたアフリカ。

 政治家として、リーダーとして、人間として、唯一レベルが高かったのはこのマンデラさんと、南ア最後の白人大統領フレデリック・デクラークさんしかいませんよ。

 この2人がたまたま同時期に生きていたから南アは独立できたんすよ。1994年のことね。

 ほかのアフリカ? しょせん部族のエゴを代弁するがりがり亡者ばかりっしょ。
 なかでも最低なんは、つい先日、なんの用かわからんけど、来日したジンバブエの大統領。あのジジイ、92歳にもなってまだまだ金の無心に来たんかなあ〜。ご苦労なこってす。まともな死に方はせんわな。
 正妻亡き後、40歳下の愛人に狂ってコンゴのダイヤ鉱山を買い占めるわ、その防衛のためにコンゴに進駐するわ。

 いい年してご苦労なこってす。公私混同もええ加減にせえよ。

 国民? 貧困のどん底でっせ。インフレ率2億3000万%。1米ドル=3.5京ジンバブエドル。宇宙一経済破綻した国家(一応これでも国)として歴史に残ってるわけ。アフリカのリーダーなんてこんなもんでしょ。

 偏見? 差別? 

 マンデラとデクラークだけは違いました。デクラークは大統領になるまで昼行灯を決め込んでたのね。それまではどうでもいい教育大臣でした(日本でも文科大臣なんて三流政治家しかならんもんね)。

 ところが君子豹変。大統領になるや続々と政策を提案します。いちばんは、ムショのマンデラを大統領官邸に秘密裏に呼んでとことん話し合ったこと。

 マンデラは政党リーダーではありません。28年もぶち込まれてたんすから。けど、この男が言えばみなが聴く。カリスマでんねん。デクラークもそれをよくわかってた。
 で、マンデラに確認すんの。この3つの問いにマンデラは満足する回答をします。

 詳細は原原でお話しします。

 さてデクラークはどうしたか? マンデラを釈放。しかも黒人に投票権を与えます。わかります? 南アでは黒人が白人の5倍もいるの。選挙したら白人は負けます、絶対に。けどデクラークは承知で選挙します。で、やっぱ負けちゃった。結果、マンデラ大統領、デクラーク副大統領。で、南アは蘇ります。

 暗黒大陸はアフリカだけじゃありません。そこかしこにあります。ダメな国は国民がダメなんじゃないの。国を率いるリーダーがアホなのよ。私利私欲。エゴの塊。

 「パナマ文書」にもアフリカの政治家がずらり並んでるはず。当たり前だしぃ、アフリカ名なんて読めないしぃ、ま、どうでもいいから報道されない。

 日本は幕末、維新どころか承久の変でも、「無私でなければ人はついてこない」と、北条泰時は明恵上人から徹底的に指導されていました。

 がりがり亡者がいまだに牛耳っとる国。国民が賢くて無私の精神をもっている国。結果がちがうのは当たり前ですやん。

 ムヒカ元大統領をせっかくパクッたケリーでしたけど、よりによって、このタイミングでええとこはすべてムヒカさんにもってかれてアホやな。しょせんメッキがはがれたわけや。滑稽つうかなんつうか。

 だれや、ケリーにとことん恥かかせてやろう、つう魂胆は。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「フランス人の40歳からの生きる姿勢」(ミレイユ・ジュリアーノ著・大和書房・1512円)です。