2017年04月13日仕事覚えるより大切なこと。。。

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 ようやく脱稿。正味3日間だったなあ。つうのも、元もと、原稿は2年前に渡してたから。この間、ほかの企画が進んじゃって後回し。
 となりますと、古い内容はカット。で、新原稿を入れる。150頁は新原稿。トータル280頁もありそうです。編集者に削ってもらつたほうがええわな。こんなに多いとストレスかかりますから。

 どうするか? 2冊にしちゃえばいいわけ。手練れならばそう思いつくはず。20年以上付き合ってるからね。あうんの呼吸でしょうな。

 テーマは「数字」なんだけどさ。経営者、ビジネスパースンだけでなく、投資家が読んでも役立つ内容になってるんだけど、幅広げ過ぎかも。やっぱ分冊だわな。


 そうそう、先週土曜日は「ぴよこちゃん倶楽部」直前に新潟日報のIさんからインタビュー。場所は帝国ホテル。ここは楽だからねえ。都内ならいつもここ。

 で、4月だから新人向けの企画があるらしくてね、いろいろ、必要なスキルとか仕事術についてお話しましたけど、まず大切なことは次のことなんだよなあ。

「新人は早く実力をつけて戦力になりたい、貢献したい、と焦る必要はありません。いまのいまは、優先順位の筆頭は「エンプロイアビリティ」です。平たく言うと、仲間に入れてあげよう、と周囲の人たちから受け容れてもらえる能力のことです。
 個を磨いても、それはチームのため。この基本の基本を忘れるとダイナミックな仕事はできません」

「ついつい手助けしてあげたくなるキャラの人っていますよね。他部門からも、あいつならしょうがないな、助けてやるか、と可愛がられるキャラの人いますよね。まずは周囲から可愛がられる人になってください」

「女は愛嬌とゆうけど、男も愛嬌なんや」と幸之助さんはよく言ってました。たしかに有権者から1票入れてもらえるかどうか。立派な学歴、毛並み、容姿等がモノを言うことはあるでしょう。けど、最後の最後、いや最初の最初に潜在意識が決めることは「応援したくなる人かどうか」なんです。

 なんとなく信頼できそう、なんとなく誠実そう、なんとなくかわいげがある・・・「なんとなく」が人を動かすんです。数値には表れませんよ。けど、人は生きてきた時間、経験した数だけ、キャリアを積んできてるわけでね。直感力を身につけてるんですよ。この直感力が「なんとなく」を決めるわけ。その判断基準は「愛嬌」なのよね。

 人間はおもしろいよね。

 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「はじめての人のための 3000円投資生活」(横山光昭著・1,188円・アスコム)です。