2017年08月14日宝塚花組「邪馬台国の風」「『Santé!!』〜最高級ワインをあなたに〜」は必見です。
カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」
やっぱ花組だわな。「邪馬台国の風」はもちおもしろいんですけど、本日は「ショー」のほうを少々。
「Sante!!」って「サンテ・ド・ウ」の「Sante」(「健康」つう意味)ですし、乾杯のかけ声ですよね。「サルー!」つうのと同じね。
ま、シャンソニエでしか聞かないけどさ。いまはなき銀座の老舗シャンソニエ「鳩ぽっぽ」では必ずありましたよね。
で、シャンパンゴールドがキッラキラ。ああ、目が眩む。
しっかし、スーツに黒ソフト帽のジゴロたちがずらり。ほれぼれしまんなー。心奪われるつうの? 吸い込まれてしまいそう。
つうのも、音楽ええんだわ。
大好きな大好きな「♪ブルージーンと革ジャンパー」やんか。アダモですよ、アダモ。アダモチャンご存じでっか? ペイ! 正確にはSalvatore Adamo。大昔見たことあるけど、意外と小柄なイタリア男なのよね。
この曲イカしてるよなー。ダンスキレッキレだもん。さすが宝塚。
音楽がいいって言ったでしょ? どっかで聴いたなあ。歌詞違うけど。歌ったことあるなー。裕次郎の「♪ブランデーグラス」ちゃう? こんなとこにぶっこんで来ましたか。
さすが藤井大介ワールド!
ショーがいいからCD発売するらしいっす。8月24日だって。私? もち、速攻予約済み。ケータイで聴こうっと。
何回見たかわからんけど、今回のショーはサイコーの出来ちゃう?
とくに美穂圭子さん。この人の「♪愛の讃歌」は巧いつうレベル超えてます。なんつうのかなー、ああ、こう歌わんといかんよな、とつくづく感じるわけ。
私、根っからのシャンソン狂いでして、ピアフの歌(本人でなくても)は何百回聴いたかわからないっす。私だけでしょうが、「♪La Vie en rose」も「♪愛の賛歌」も好きじゃないの。でもさ、これって定番でしょ。だから必ずだれか歌うっしょ? よしゃいいのに、客もリクエストしちゃったりしてね。
こちとら根性曲がってるから「早く終わんねーかな」って聞いてるわけ。
どうしてこんなに違うんだろね? ああそうなんだ。美穂圭子さんとの違いが少しわかった気がします。「♪頬と頬よせ・・・」から違うんだわ。
生涯でいちばん愛した恋人マルセルが事故死する前につくってた曲でしょうけど、これから歩む長い長い辛い辛い人生を暗示させる歌だったわけでしょ。
いわば「覚悟」を決めた歌なわけ。
心つうか魂まで響くかどうかってのは歌う技術じゃないのね。腹のくくり方なのよね。「あなたの燃える手で私を抱きしめて」「命の限り愛したい」っても死んじゃったんだからさ。頬と頬よせてくちづけをかわしたくたっていないんだもん。「なんにもいらない」ったって本人もいないんだもん。
だから、ラストは決意の言葉なんだよ。想い出だけで生きていける、それほど愛したよ、あなたのこと、私はね、って。演説だわな。それほど強い。
ああ、この歌、人生ドラマそのものなんだ。はじめて気づきました。歌詞読めばわかるけど、なーんも感じなかった。映画見ても感じなかった。ピアフ本人の歌聴いても感じなかった。どころか、嫌いだったもんね。
彼女の歌で涙が溢れて止まらんかったな。今年2回目、こんな体験。ピアフ聴き直してみます。
で、感心したのは「♪乾杯」っす。ご存じ長渕剛さんのヒット曲なんだけど。なるほど、そうきたかー。あれ、これ、「♪そして今は(Et Maintenant)」じゃね? ベコーの名曲ですよね。私、シャンソニエでいっつもリクエストしてたのこれだもん。ボレロ好きなのよ。
そうなんす、ボレロバージョンの「♪乾杯」なわけ。で、舞台は黒燕尾揃い踏み。あかんなー。反則っしょ。カッコ良すぎだわなー。ヤンさん(ANJU)の振付なの? なーるほど。02年「琥珀色の雨にぬれて」「Cocktail」の再演てわけね。
それにしても、「キザ」がここまで素敵に決まってるショーはないわな。まいりました。宝塚サイコーっす。
お勉強させて頂きます。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「靖国の軍馬」(加藤康男著・907円・祥伝社)です。
「Sante!!」って「サンテ・ド・ウ」の「Sante」(「健康」つう意味)ですし、乾杯のかけ声ですよね。「サルー!」つうのと同じね。
ま、シャンソニエでしか聞かないけどさ。いまはなき銀座の老舗シャンソニエ「鳩ぽっぽ」では必ずありましたよね。
で、シャンパンゴールドがキッラキラ。ああ、目が眩む。
しっかし、スーツに黒ソフト帽のジゴロたちがずらり。ほれぼれしまんなー。心奪われるつうの? 吸い込まれてしまいそう。
つうのも、音楽ええんだわ。
大好きな大好きな「♪ブルージーンと革ジャンパー」やんか。アダモですよ、アダモ。アダモチャンご存じでっか? ペイ! 正確にはSalvatore Adamo。大昔見たことあるけど、意外と小柄なイタリア男なのよね。
この曲イカしてるよなー。ダンスキレッキレだもん。さすが宝塚。
音楽がいいって言ったでしょ? どっかで聴いたなあ。歌詞違うけど。歌ったことあるなー。裕次郎の「♪ブランデーグラス」ちゃう? こんなとこにぶっこんで来ましたか。
さすが藤井大介ワールド!
ショーがいいからCD発売するらしいっす。8月24日だって。私? もち、速攻予約済み。ケータイで聴こうっと。
何回見たかわからんけど、今回のショーはサイコーの出来ちゃう?
とくに美穂圭子さん。この人の「♪愛の讃歌」は巧いつうレベル超えてます。なんつうのかなー、ああ、こう歌わんといかんよな、とつくづく感じるわけ。
私、根っからのシャンソン狂いでして、ピアフの歌(本人でなくても)は何百回聴いたかわからないっす。私だけでしょうが、「♪La Vie en rose」も「♪愛の賛歌」も好きじゃないの。でもさ、これって定番でしょ。だから必ずだれか歌うっしょ? よしゃいいのに、客もリクエストしちゃったりしてね。
こちとら根性曲がってるから「早く終わんねーかな」って聞いてるわけ。
どうしてこんなに違うんだろね? ああそうなんだ。美穂圭子さんとの違いが少しわかった気がします。「♪頬と頬よせ・・・」から違うんだわ。
生涯でいちばん愛した恋人マルセルが事故死する前につくってた曲でしょうけど、これから歩む長い長い辛い辛い人生を暗示させる歌だったわけでしょ。
いわば「覚悟」を決めた歌なわけ。
心つうか魂まで響くかどうかってのは歌う技術じゃないのね。腹のくくり方なのよね。「あなたの燃える手で私を抱きしめて」「命の限り愛したい」っても死んじゃったんだからさ。頬と頬よせてくちづけをかわしたくたっていないんだもん。「なんにもいらない」ったって本人もいないんだもん。
だから、ラストは決意の言葉なんだよ。想い出だけで生きていける、それほど愛したよ、あなたのこと、私はね、って。演説だわな。それほど強い。
ああ、この歌、人生ドラマそのものなんだ。はじめて気づきました。歌詞読めばわかるけど、なーんも感じなかった。映画見ても感じなかった。ピアフ本人の歌聴いても感じなかった。どころか、嫌いだったもんね。
彼女の歌で涙が溢れて止まらんかったな。今年2回目、こんな体験。ピアフ聴き直してみます。
で、感心したのは「♪乾杯」っす。ご存じ長渕剛さんのヒット曲なんだけど。なるほど、そうきたかー。あれ、これ、「♪そして今は(Et Maintenant)」じゃね? ベコーの名曲ですよね。私、シャンソニエでいっつもリクエストしてたのこれだもん。ボレロ好きなのよ。
そうなんす、ボレロバージョンの「♪乾杯」なわけ。で、舞台は黒燕尾揃い踏み。あかんなー。反則っしょ。カッコ良すぎだわなー。ヤンさん(ANJU)の振付なの? なーるほど。02年「琥珀色の雨にぬれて」「Cocktail」の再演てわけね。
それにしても、「キザ」がここまで素敵に決まってるショーはないわな。まいりました。宝塚サイコーっす。
お勉強させて頂きます。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「靖国の軍馬」(加藤康男著・907円・祥伝社)です。