2017年11月14日バブルといってもまだ半値返しだもんなあ。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
今日は東京原原です。ゲスト講師の登場です。全国あちこちから参加するようです。ご期待ください。
データも届いてますけど、講義修了後、メーリングリストで流します。
さーーーて。「年末株価は23000円を超え、来年は30000円の大台に乗る!」とエコノミストたちは少し興奮気味ですが、はたしてそうなるのかいな?
私の予測は・・・「2017年末17500円、18年末30000円から20000円に振り出しに戻る」と考えてるわけ。年内は、これから株価は少し調整。12月の利上げで円高転換。10円もの円高で5000円安。結果、17500〜18000円というわけです。
きっかけはFRBの利上げが早いか、やっぱ北のミサイル撃ち上げが早いか。いずれにしても円高転換。
世のエコノミストの皆さんのように「上がる上がる」とリニアには考えられんわな。
「テーパリング」と「利上げ」でしょ? ドル高しかありえないっしょ?
ま、それがロジカルとかフォーキャストつうんだろうけどね。
平時の思考じゃあかんのとちゃうかなあ。ノンリニアでバックキャストでアプローチせんとなあ。
「世界経済はいまや金利・為替で動いています。日本の金利が上がって困るのは世界です。いまや、日銀は世界銀行になっているのです。世界を支えているのは日本の資産です。年末にかけてボラが激しくなりそうで目を離せません」とこの前書きましたけど、日経の記事は真逆! なんでかなあ。
為替と株価の相関関係は濃いですよ。日銀、GIF、郵貯マネーを総動員すれば直接間接に株価は動かせますよ。
トランプはなにをしたいのか? ドル安ですよ。ドル安にできるパウエルをFRBの新議長に指名したもんね。来年2月退任のイエレンの置き土産として、年末の利上げだけはあるでしょうけど、今後、利上げが続くかどうかはわからんよ。なにしろドル安に転換したいんですから。
それにインフレが弱いね。2年物国債でもカバーできるくらい弱い。イエレンが去年の4月になんと言ってたか覚えてますか?
そんなに急にアメリカ経済が上向くはずないじゃん。利上げも躊躇してたのよ。
トランプの本音は利下げ=QE4にあるのでは?
「16年末に利上げしたじゃん?」
ホントは見送るはずだったの。じゃ、どうしてできたの?
「神風」が吹いたからよ。トランプ当選! これで「アメリカ買い」っすよ。
「いまでしょ!」と言ったかどうかわからんけど、臆病なくせに機を見るに敏なイエレンは利上げを断行。今年に入ってからトランポノミクスが続いてたから引き続き利上げしただけのこと。これからはわかりません。
「アメリカの景気は絶好調でしょ?」
ここが問題なんだと思うよ。株価高騰は猛烈な自社株購入とやらせですから。でも、消費だって上向いてるでしょ? どうしてそういえるの?
たとえば、自動車販売台数は1700万台をピークに頭打ち。なにしろ中古車市場に3500万台もありますからね。CEOたちも計画縮小ですもんね。日本のCEOたちにしたって「円安は例外」で円高覚悟だもんね。
デパート、スーパーの売上は相変わらず低空飛行。ネットに顧客を奪われたこともあるけどね。原油も上がらない。来年は中東で戦争。ようやく原油価格が上がるけど、その隙にアメリカはシェールでシェアを奪う目論見。
やはり、円高です。まあ、いまごろ円高でふうふう言ってる輸出企業はないしね。かつて円高で苦しんだ家電にしたって最終商品で勝負するんじゃなく素材と中間財で付加価値を高くして、為替に関係なく儲かる構造に換えてきました。
円高? 株価下落? 産業によって凸凹はありますが、ご存じのように企業業績は絶好調。これが反映されて株価を支えてきた面も大きいです。バブルたってまだまだ半値返しだもん。
考えてみれば、虐められ続けて耐性ができた日本企業ほど為替タフ企業はないのでは? いまや、円高でもいいし円安でもいい。どちらにしても生きられる。
原発再稼働ができなきゃ円高でエネルギーを安く買えるし、異常気象で食料品価格が跳ね上がってもいくらでも買えるしね。
日本の強みは円高なのよ。幸い「円高の株高」が16年から続いてます。2004年6月以前は為替が強けりゃ株価も高かったわけでね。外国人投資家にあまりにも振り回されすぎてますよ。
株価の近接未来は利上げ&ミサイルで17500円。日銀16兆円、GPIF30兆円超のETF買いに、いよいよ郵貯マネー200兆円の一部が乗っかればどんなに冷え込んだマーケでもヒートアップ必至。
下げてもチャンス、上げてもチャンス。しばし休憩。ドカンと下がるの待てばいい。上がりきったら売る。下がりきったら買う。このリズムにうまく乗れればバフェットになれるんちゃう。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ついにあなたの賃金上昇が始まる! 前編」(高橋洋一著・1,296円・悟空出版)です。
データも届いてますけど、講義修了後、メーリングリストで流します。
さーーーて。「年末株価は23000円を超え、来年は30000円の大台に乗る!」とエコノミストたちは少し興奮気味ですが、はたしてそうなるのかいな?
私の予測は・・・「2017年末17500円、18年末30000円から20000円に振り出しに戻る」と考えてるわけ。年内は、これから株価は少し調整。12月の利上げで円高転換。10円もの円高で5000円安。結果、17500〜18000円というわけです。
きっかけはFRBの利上げが早いか、やっぱ北のミサイル撃ち上げが早いか。いずれにしても円高転換。
世のエコノミストの皆さんのように「上がる上がる」とリニアには考えられんわな。
「テーパリング」と「利上げ」でしょ? ドル高しかありえないっしょ?
ま、それがロジカルとかフォーキャストつうんだろうけどね。
平時の思考じゃあかんのとちゃうかなあ。ノンリニアでバックキャストでアプローチせんとなあ。
「世界経済はいまや金利・為替で動いています。日本の金利が上がって困るのは世界です。いまや、日銀は世界銀行になっているのです。世界を支えているのは日本の資産です。年末にかけてボラが激しくなりそうで目を離せません」とこの前書きましたけど、日経の記事は真逆! なんでかなあ。
為替と株価の相関関係は濃いですよ。日銀、GIF、郵貯マネーを総動員すれば直接間接に株価は動かせますよ。
トランプはなにをしたいのか? ドル安ですよ。ドル安にできるパウエルをFRBの新議長に指名したもんね。来年2月退任のイエレンの置き土産として、年末の利上げだけはあるでしょうけど、今後、利上げが続くかどうかはわからんよ。なにしろドル安に転換したいんですから。
それにインフレが弱いね。2年物国債でもカバーできるくらい弱い。イエレンが去年の4月になんと言ってたか覚えてますか?
そんなに急にアメリカ経済が上向くはずないじゃん。利上げも躊躇してたのよ。
トランプの本音は利下げ=QE4にあるのでは?
「16年末に利上げしたじゃん?」
ホントは見送るはずだったの。じゃ、どうしてできたの?
「神風」が吹いたからよ。トランプ当選! これで「アメリカ買い」っすよ。
「いまでしょ!」と言ったかどうかわからんけど、臆病なくせに機を見るに敏なイエレンは利上げを断行。今年に入ってからトランポノミクスが続いてたから引き続き利上げしただけのこと。これからはわかりません。
「アメリカの景気は絶好調でしょ?」
ここが問題なんだと思うよ。株価高騰は猛烈な自社株購入とやらせですから。でも、消費だって上向いてるでしょ? どうしてそういえるの?
たとえば、自動車販売台数は1700万台をピークに頭打ち。なにしろ中古車市場に3500万台もありますからね。CEOたちも計画縮小ですもんね。日本のCEOたちにしたって「円安は例外」で円高覚悟だもんね。
デパート、スーパーの売上は相変わらず低空飛行。ネットに顧客を奪われたこともあるけどね。原油も上がらない。来年は中東で戦争。ようやく原油価格が上がるけど、その隙にアメリカはシェールでシェアを奪う目論見。
やはり、円高です。まあ、いまごろ円高でふうふう言ってる輸出企業はないしね。かつて円高で苦しんだ家電にしたって最終商品で勝負するんじゃなく素材と中間財で付加価値を高くして、為替に関係なく儲かる構造に換えてきました。
円高? 株価下落? 産業によって凸凹はありますが、ご存じのように企業業績は絶好調。これが反映されて株価を支えてきた面も大きいです。バブルたってまだまだ半値返しだもん。
考えてみれば、虐められ続けて耐性ができた日本企業ほど為替タフ企業はないのでは? いまや、円高でもいいし円安でもいい。どちらにしても生きられる。
原発再稼働ができなきゃ円高でエネルギーを安く買えるし、異常気象で食料品価格が跳ね上がってもいくらでも買えるしね。
日本の強みは円高なのよ。幸い「円高の株高」が16年から続いてます。2004年6月以前は為替が強けりゃ株価も高かったわけでね。外国人投資家にあまりにも振り回されすぎてますよ。
株価の近接未来は利上げ&ミサイルで17500円。日銀16兆円、GPIF30兆円超のETF買いに、いよいよ郵貯マネー200兆円の一部が乗っかればどんなに冷え込んだマーケでもヒートアップ必至。
下げてもチャンス、上げてもチャンス。しばし休憩。ドカンと下がるの待てばいい。上がりきったら売る。下がりきったら買う。このリズムにうまく乗れればバフェットになれるんちゃう。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ついにあなたの賃金上昇が始まる! 前編」(高橋洋一著・1,296円・悟空出版)です。