2018年05月03日「LION ライオン 25年目のただいま」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 連休だからこそお仕事やんなくちゃ。朝から晩までPCに向かってます。そうそう、本プレゼントは締め切りました。100冊×30人。先着30人にお届けします。実は箱が足りなくなりまして。ちょっと待ってね。

 これで少しは本が減ります。あんがとね。

 さーーて、連休っすねえ。暑いかと思えば初夏の嵐。これでまた体調崩す人がたくさん出てくるでしょうな。低気圧ってホントに疲れるのよ。

 あちこち映画を見に行くのもいいし、たとえば『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』とかね。


なんと横浜でやってました。今月末に閉館する映画館。伊勢佐木モールの「テアトル横浜」。名画座で渋い映画ばっかやってんだよなあ。ま、場末感はんぱないかんね。見に行こっと。

 けど、もうやってないでしょ。先週までは日本橋と渋谷でやってたけどね。この前アップした『シェイプ・オブ・ウォーター』(アカデミー賞)で掃除婦役してた人ね。女優の高田聖子さん(薬師寺の故・高田好胤住職の娘)にくりそなんだけど。

 ところで、どうでもいいんだけど、「サリー・ホーキンス」って女優。ぜんぜん美人じゃないし、はっきし言って、おばさん。けど、見れば見るほどいい女に思えてくるね。「中身のある女」なんだろね。モテると思うよ。

 ならば、DVDでこれどうでしょ? たぶん1年前に封切りされてたんちゃうかな。



 遠くインドのコルカタで迷子になっちゃった男の子が25年後、オーストラリアから「母を探して三千里」しちゃう、つう実話。

 5歳でしょ。インドでしょ。ムリですわな。そんなに昔の話ではありませんよ。迷子になったのは日本がバブル経済に浮かれてた頃っすから。プラザ合意直前てなとこでしょ。

 5歳のチビがベンガル語の通じないコルカタで発見されたとして何ができますか? 新聞に迷子案内載せたところで、実母は文盲なんですから。しかも超貧困層。この地域で新聞なんてだれも読まない。インドの公用語は英語でしょ。40種類以上の言葉があるらしいからね。

 私もチビの頃、地方に行った時、鉄道で迷子になるとこでしたからね。ちょっと目を離したすきに真逆の汽車に乗ろうとしてたらしい。

 「ここで待っていなさい」と言われたらしいけど、んなもん、だれが聞くか。うんうん、と言っても、聞いちゃいません。好奇心全開ですからね。空返事なわけ。チョロスケを1人にしちゃダメ。

 この子は貨物列車に乗っちゃった。しかも熟睡。気づいた時には車両にただ1人。
 
 で、あれこれありまして、孤児院に収容。運がいいのは、里親が見つかったこと。自分たちでも産めるけど天啓で恵まれない子どもを育てよ、というメッセージを受け容れた夫婦。

 で、なんだかんだがありまして、大学でインド系学生の集まりで、ビールを追加しようとした時、キッチンで「あるモノ」を発見します。心が吸い込まれていきます。

 「あの時、兄におねだりしたモノだ」

 オレのルーツはコルカタじゃない。オレは・・・迷子だ。そっから先は『ルーツ』のクンタキンテ。

 違うのは、いまの時代はGoogleもあるし、FBもあるってこと。ま、見たらわかります。
 
 調べたら119分の映画らしい。むかし見た時は3時間たっぷり、つう感じがしたけどね。長く感じたんじゃないの。ふかーーーく感じたのよ。