2018年06月14日向田邦子作「空の羊」

カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」

 忘れないうちに・・・来週は名古屋原原と大阪原原です。しかもテーマは「中島孝志の銘柄研究会 原原バージョン」です。
 銘柄研メンバーはおわかりの通り、ズバズバ「紹介&解説」しますのでご期待ください。

 さらに期待して欲しいのは私だけ講義してもいいんですけど、このテーマなら、名古屋と大阪それぞれで話したいプロ投資家がいますので1時間講義してもらいます。

 名古屋原原のMメンバーには「門外不出!大化け株の目利きで『億り人』になった私の投資法」つうテーマで講義してもらいます。
 大阪原原ではベストセラー多数、全国で投資塾を開講してる「売りの天才」Oメンバーに「初公開!私が3年で『億り人』になった超丸秘投資法」を講義してもらいます。

 ホントは、1日セミナーでも参加費10万円!つう売れっ子ですが、今回はタダでんねん。2人とも二次会の幹事ですんで、ホントにあんがとね。。。もち、ほかの原原メンバーも参加ありぃのですから。どうぞおこしやす。


 さて、向田邦子さんの本はすべて読んでます。で、映像もすべて見てます。

 で、最近、「通勤快読」でエッセイを何冊かご紹介してたでしょ。思い出してDVDを引っ張り出して見ちゃいました。



 あの時、見たのとぜんぜんちがう。同じ映像なんですけどねえ。

 それにしても、単発ドラマにしても、いい役者揃えてまんなあ。
 えっ、この役してんの、あの俳優じゃん? 驚いてしまいました。
 


 さて。。。女ばかりの4人家族。つまり、3姉妹(田中裕子・戸田菜穂・田畑智子つう面々)と母親(加藤治子さん)。

 好きだったなあ。加藤治子さん。気づいたら母親役してた、って人ですけど、いま考えればかなり若いのよね。艶っぽいのよね。

 で、そんな女所帯のとこに、たまたまのたまたま、酔っぱらった叔父さん(名古屋章さん)が浅草で遭遇した噺家(小林薫さん)を連れて来ちゃった。この噺家、なんでも、池上に用があるとかないとか。

 「池上はオレの実家だ。よく知ってるぞ」

 経営する町工場も景気がいいんで太っ腹。けど、朝起きたら覚えてない。で、死んだ兄貴の嫁である加藤治子さんに叱られるわけ。

 噺家だから話が巧い。末の妹は少しどもり症なんだけど、噺家のアドバイスでどもらなくなります。

 がさつで調子ばっかりよくて、少し胡散臭い噺家に、女家族は一斉に拒否反応。だけど、男が天外孤独と知ると急に優しくなっちゃう。
 男が池上に用があるのは実は顔も覚えちゃいない母親の墓を探すため。

 墓参りのたびに長姉が不思議な感じていたことは、死んだ父親は墓参りを済ますとブラッと消えてしまうこと。ただし手には花。どうもほかの墓にでも参ってるような。で、父親が亡くなってからは母親がまったく同じ行動・・・。

 なんとも人の縁てのは霊妙ですな。不可思議ですな。まあ、よく人を見てますな、向田さんという人は。

 観察眼に脱帽。
 
 出演はほかに西島秀俊、四谷シモン、三木のり平、萩原聖人のみなさん。そしてナレーションは黒柳徹子さんなのよ。


 今日の「通勤快読」でご紹介する本は「名セリフ! 中編」(鴻上尚史著・842円・文芸春秋)です。