2019年02月06日熊野のお燈祭 ほぼ30年前。

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 毎年2月6日ですよね。熊野、神倉のお燈祭りは。

 熊野にはじめて訪れたのは学生時代。ほぼ40年前。友人3人と車で日本一周。お伊勢さんから新宮を通って北上。熊野入り。
 どこに泊まったか、つうと川湯温泉。石を適当にせき止めて温泉にしちゃう。熱ければ川の水を入れて、ぬるければ川を石でとめちゃう。

 旅館じゃなく車に2人河原に2人。蚊とかいなかったなあ。石に寝てるわけで起きたら背中が痛い痛い。若いからできたんだろね。

 とにかく星がものすごくたくさんあったことを覚えてます。目が痛いほど。星明かりで本が読めましたよ。その後、星見て驚いたのはアマゾン(パンタナール)しかないな。

 そうそう、アマゾンも4半世紀前。今期の「ぴよこちゃん倶楽部」「銘柄研」に一緒に行った仲間が参加しとるんよ。

 以来、なにかとご縁がありまして、熊野に何回か呼ばれています。イベントにね。


はじめて講演なんてのをやらされたのも熊野でした。

 その後、「お燈祭りに来ませんか?」と誘われたのが30年くらい前だと思うのね。友人の吉田昭彦さん(産能大教授・医学博士・理学博士・工学博士)と訪問。

 二次会の途中で抜け出して、深夜に那智大社参拝。真言を詠み上げるなど本格的な参拝となりました。


かなり若いはずなんだけどあまり変わらんなー。進歩がないのかなー。バカ年とらない、ともいうからね。

 04年7月、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録。熊野三山とは熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社の総称でして。いずれにも天照大神、牟須美(むすみ)・速玉(はやたま)・家津美御子神(けつみみこのかみ)が祀られています。

 熊野詣では、白河上皇9度、鳥羽上皇21度、後白河上皇34度、後鳥羽上皇28度と盛んですよね。上皇といえども白装束に杖で登ったわけで、難行苦行だと思いますよ。
 
 後白河上皇が都に新熊野(いまくまの)神社や新日吉(いまひえ)神社をつくるのもわかりますな。なんともコンビニエントじゃないですか。

 お燈祭りは映画のモチーフにもよくなつてますよね。小林旭さんが映画撮ったりしてたと思うな。奥田英二さんも撮ってるはず。

 「男は神の山に登る」「女は下で待つ」
 
 不公平だ、と騒ぐバカなフェミニストがいないのがいいね。