2019年07月03日中津川「そば わくり」

カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」

 御嶽山噴火前ですからかなり昔ですけど、木曽福島から王滝村に入りまして、木曽の新滝で「滝行」がありましてね。たぶん3回しか行ってないんですけど、青木宏之先生指導ですから、本格的てして、修験者の皆さんも一目置いてくれまして、場所を空けてくれるんですよ。

 これが寒いとか冷たいとかいうレベルではないんですけど、脳天に落ちる瀑が心地よくて、肩こり、偏頭痛の類は一発で消えてしまいます。

 さて、木曾街道は地元「馬篭」出身の島崎藤村が「木曽路はいつも山のなか」という通り、いつもいつも山のなかです。こういうところにはご存じのようにあの方々はいらっしゃいません。あの方々は現世利益しか信じない拝金主義の申し子ですから金閣寺オンリー。

 西洋人が多く、しかも、彼らは徒歩とかチャリです。ゆっくり時間を楽しむ風情がありますな。

 さて、私に言わせると「木曽路はいつも蕎麦のなか」でしてね。木曾街道、中山道は蕎麦街道なんですよね。美味い蕎麦屋がたくさん。もち、滝行直前にもみなで木曽福島の蕎麦屋で満喫。

 ここは中津川。名古屋あるいは奈良井宿とか塩山、長野は中央本線ですね。


絶品の蕎麦ですよ。

田舎と二八。地元の蕎麦粉です。

昼から飲めます。バーのような蕎麦屋さん。

中津川駅前。

 駅前だというのに人がいない。多いね、こういうケース。地方はますます車社会。イオンに行けば町の半分くらいの人がいるのかも。んなことないわな。

 いずれにしても、田舎は蕎麦、コメ、そして酒だわな。