2019年07月30日地球最期の日・・・。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 さーて、小学生の頃、SFが好きだった人は少なくなかった、と思います。
 私もまったく同じでした。

 とくにジュール・ヴェルヌの『地底二万哩』とか『八十日間地球一周』とかワクワクして読んでましたし、映画も傑作でしたよね。
 で、エドウィン・バーマーとフィリップ・ワイリーの『地球最後の日』なんてのもありました。

 小学生の誕生日プレゼントにもらった『地球最期の日』はワクワクしながら読んでましたね。

 しばらくたって、中学生になった時だと思うけど、映画が上映されましてね。これがまた良かったんですよ。
 良かったといっても地球最期の日ですからね。結末は最悪ですが、地球が終わりなんでどこかほかの惑星に引っ越しする、つうことでシャンシャンてなことになったわけですが、問題はロケットには定員がある、つう話。



 定員がある、ということは、全員乗れるとは限らない。2人分足りなくなります。

 結論から言いますと、良心と奉仕の塊かと思えるほどの老科学者。もう1人はシャイロックかスクルージかというほどの大金持ち。自分が助かりたいからロケット開発のスポンサーを引き受けたわけですけど。

 大金持ちですから金の力で席を確保しようと必死。ロケット開発のスポンサーなんだからパンピーなんぞ関係ない。乗せてもらえるだけでもありがたく思え、つう業突くジジイ。
 よく考えれば、地球最期なんすから金もマネーも価値なんぞないと思うんすけどね。もち不動産なんて何の役にも立ちゃしない。

 さて、結論はこの2人はロケットに乗らずにみなを見送ることになります。老科学者は最初からそのつもり。美しい娘が号泣すんだけど、「若者が残るべきなんだ」と言って、業突くジジイも乗せないの。

 「ざけんなー」と狂乱すんだけど、1人では歩けないジジイなんでいかんともしがたい。

 さてさて、究極の質問です。

 「あなたには愛する人が2人います。定員は1人。さあ、どうします?」

 いろんな対処ができますよね。業突くジジイ同様、金で席をせしめて愛する2人とロケットに乗る、つう手もありそうですがね。無理でしょうな。

□あなただけが乗る。
□愛する人のどちらかを乗せる。
□だれも乗らない。

 さーどうします?

 でね、こんな選択もあるな、と思いついたのが、これ。

 愛する人2人が女性だとしましょう。

 綾瀬はるかさんを乗せる。あなたは子供のためにも生きてほしい、つうわけ。で、深キョンは乗せない。あなたも乗らない。「死ぬならあなたと一緒に過ごしたい」とかね。

 こういうとき、綾瀬はるかさんはどう思いますかね。「私は愛されていなかったんだ」と思うかもね。あるいは「ラッキー!」というかもしれませんけど。

 ともに生きるよりともに死ぬ、という選択が究極の愛なのか、それともエゴなのか。やはり生かしたい、私の分まで生きてほしい、と考えるのが究極の愛なんでしょうな。

 いいオヤジがなんともロマンティックなファンタジーの世界に遊んでたわけですが、どやろ?