2019年08月10日「ライオン・キング」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 まあ、ライオンは格好いいですよ。チビちゃんは可愛いしね。百獣の王にふさわしいですわな。



 イボイノシシはちょいと王様にはならんわな。

 けど、やっぱヒールはハイエナなわけだ。色味が汚いし、スタイル悪いし猫背だし、下半身というか後半身が丸まってるし。スマートじゃないの。もんぺ履いた婆さんみたいなのよ。なんつっても地味。

 群れで獲物をしとめるチームワークの良さを褒めるのではなく、狡猾と蔑まされてしまう。損な役回りだわな。動物園でもハイエナなんかだれも見たくないでしょ。

 『トイ・ストーリー』のロッツオみたい? 私、大好きなんすけど。



 さて、吹き替え版(あまり見たことないけど)では、主人公シンバの父親(キング)を殺す弟の声が江口洋介さん。王国を追われたシンバの友達イボイノシシは佐藤二朗さん、同じくミーアキャットをお笑い芸人ミキ(弟の)亜生さん、とのこと。

 へえ、おもしろそうだね。言語版はさすがにいいっす。ビヨンセかー。エルトン・ジョンの映画も公開されるけど音楽はいいわな。アカデミー賞でしょ。この人、歴史に無知で日本公演キャンセルしたことあるよね、たしか。

 『ライオン・キング』は手塚治虫さんの『ジャングル大帝レオ』をバクって製作した作品。本来なら莫大な著作権がかかりそうですが、手塚家はにっこり笑ってクレームなし。いかにも日本人らしいね。

 ディズニーアニメからカウントしたら25年目でしょ。

 アメリカという国は、ノーベル賞レベルの知財を日本人から山ほど盗んできましたが、こういう作品も権利としてきちんと主張すべきではないかなー。アメリカという訴訟社会ならそうするでしょうね。

 最近はアメリカもまともになって日本のように「和解」が増えてますけどね。知財を剽窃に剽窃してきた国でも許せないほど中国てのは「盗人猛々しい」んでしょうな。