2005年10月16日熟女パワーってすごいのね!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 こういうの、昔は「赤紙」って言ったんだよね。いえね、大阪に住む義姉からの手紙。
 んん、なになに? 「キャバレー『ラ・ルージュ物語』・・・熟年ミュージカル」に出演?
 ななな、なんと!この前、ジャズダンスの発表会で、「あんなもん、見るもんちゃうで」と娘から言われたばかりでしょ? 今度はミュージカル? そういえば、昔、「ふるさとキャラバン」という劇団の顧問してた時、「私、使ってもらえへんやろか」とよく言ってたな。あれ、本気だったんだ・・・。

「人間、時には羞恥心をなくすことも大切ですね」(息子談)

 いってきました。見てきました。召集令状、いやいや招待券まで贈ってもらってるしぃ。
 場所は・・・東京芸術劇場!え、これ、ゲージツだったん?まっ、池袋だから。
 なんというか、あるゆる意味で、「すごい!」のひと言。ミュージカルだから歌も演技も踊りもあるけど、これがなかなか巧いジャン。演技と踊りはそうとう練習した様子が見られた。息もあってたし、上手。けど、歌唱指導ってやったの?
 その点、「舞台度胸」はおばさんの天分。さすがに堂に入ってましたわ。

 話の内容はね、昔、華やかだったキャバレー。もちろん、ホステスも若かった。それがいまや、みな50歳を超えた「おばさん」。で、ある日、店の再起をかけて若いホステスがスカウトされたことからひと騒動持ち上がる・・・てなわけ。
 なかなか、おもろいやんけ。

 しっかし、この劇団、平均年齢、何歳だろ? 「熟女」ではきかない人もチラホラいるけど(失礼!)、気の若さは実年齢を引き下げますな。10歳は若く見えたもの(お世辞!)。
 で、男は? マネジャー役がたった1人? まっ、こんだけのおばさんの中に入る自信ないわな。飛んで火にいる夏の虫。

「出演料、自分で払って出とるねん。トホホ・・・」

「やってるほうはたしかに楽しいやろな!」(娘談)

 パンフレット見ると、これ、劇団じゃなくて、「発起塾」というNPO法人なのね。「50歳以上、経験なし」が参加条件。これって、中高年の自己実現サークルか?
 大阪校だけで25人もの出演。土、日は東京校。全員会わせると、ものすごい数になるね。そんだけ、日本国中、燃える熟女がたくさんいるってことよ。
 女は夢に生きるのよ。灰になるまで女なの。定年でショボンの男とは大違いでっせ!